「鉄鎖殺人事件」の不覚(汗)

 今回は久しぶりに普通の本のネタから 10年ほど前から青空文庫で昔の小説、特にミステリ系のそれを読む機会が多いのですが、それをきっかけに興味を持ったり好きになった作品や作家も割合多いです。 その中に我が国における本格推理小説の先駆者のひとり、浜尾四郎という方がいます。 この方は活躍時期は戦前でしたが、検事、弁護士を経て貴族院議員まで進んだという探偵作家としては珍しい法曹界出身の経歴の持ち主。ですが、...

「関東大震災と鉄道」

先日購入した鉄道本から。「関東大震災と鉄道」(内田宗治著 新潮社)関東大震災に関する本は何冊か持っているのですが、鉄道との絡みでこの震災を俯瞰した本の存在はこれまで知りませんでした。前書きを読むとわかるのですが本書の刊行は東日本大震災の後。比較的最近の本です。関東大震災絡みの鉄道事故というと真っ先に思い浮かぶのは地すべりで列車と駅が丸ごと海に崩落した根府川駅の事例ですが、実際には同じ震災でかなりの...

「時刻表でたどる鉄道史」

今回は久しぶりの鉄道書籍ネタです。 先日入手した鉄道本から。 「時刻表でたどる鉄道史」(宮脇俊三編著・JTB) 「無人島に一冊だけ本を持っていけるとしたら何を選びますか?」と聞かれてためらう事なく「時刻表!」と答えられるマニアの潜在数は結構多いと思います。 私などはそこまではいかないにしても例えば学生時代に余計な本を持っていけない実習先にポケット版の時刻表を持って行くというのは時々やりました。 日付...

「昭和子ども図書館」

 先日帰省の折の暇つぶしに購入した「バーナード嬢 曰く」という漫画の単行本(1巻)の中で、「合成脳のはんらん」というジュニアSF小説が取り上げられていて一瞬、昭和のあの頃に帰った様な感動を感じました。 あれを読んだのは小学校の3年くらいでしたか、読んだのも学級図書館の中だった記憶があります。合成怪物「ゴセシケ」と言う無理やりなネーミングは当時からかなり印象的でしたし「ゴセシケ人間」なんてのも結構トラウ...

「ちびっこ広告手帳」

 以前このブログでも紹介していた「ちびっこ広告手帳」(おおこしたかのぶ ほうとうひろし著 青幻舎刊)ですが、その時のは第二弾の方でして、昭和40年代前半の広告を扱った第一弾の方はこれまでなかなか見つけられませんでした。 先日ようやく中野の古本屋で物を見つけられたので紹介したいと思います(汗) 昭和40年代は大阪万博のあった45年(1970年)を境目に世相も風俗も変化を遂げた時期だったと思います。 それも40年代...

懐かしの「ろーかる漫歩」から

 久々の鉄道本から とはいっても今回のを「鉄道本」と読んでいい物かどうか。「ろーかる漫歩・各駅停車の旅」(盛岡鉄道管理局編 熊谷印刷刊) 煽りの部分に「オラが駅じまん…駅長130人の手記」とありますようにどちらかというと郷土書の色彩の強い一冊です。 当時の国鉄の盛岡鉄道管理局管内の駅長のいる駅の駅(というよりも周辺観光地)の紹介を纏めたものです。 盛鉄局管内という括りなので北は青森駅から青森の下北半島...

「サイエンスエコー」を覚えていますか?2

前回から少し間が空きましたが、かつて出ていた学研の科学雑誌「サイエンスエコー」の話の続きです。この雑誌は科学系の記事がメインなのは当然ですが、4月号に「充実したマニア情報をお届けします」とある様にホビー系の記事にも力を入れようとしていた事が伺えます。「切手マニア、つりマニア、プラモマニア、工作マニア、カメラマニア、音キチ、天キチなどのために」などと書いてありますがいま読むとなんとも脈絡のないくみあ...

「サイエンスエコー」を覚えていますか?

 この間実家の押入を整理していた際の出物のはなしです。 今では存在自体を覚えている人も少ないと思いますが(もちろん今の人は存在自体知らない)この機会に紹介して見たいと思います。物は昭和40年代後半に学研が出していた「サイエンスエコー」という科学誌。今で言う「Newton」や「ナショナルジオグラフィック」の先駆けのひとつになった雑誌ですが今となっては語られる事もない雑誌でもあります。この雑誌は当時小学生に絶...

自転車がデコトラしていた頃・・・

 先日購入した懐かし呑気本から(笑) モノは「昭和ちびっこ広告大全2」(おおこしたかのぶ ほうとうひろし著 青幻舎刊) このシリーズは未来画報とか怪奇画報など、昭和40年代の子供たちの記憶に引っかかる題材を巧みに捉えたシリーズで私の好みにも合致しているのですが、今回の題材は「広告」 昭和40年代の子供の心を捉えた玩具や文具、お菓子や自転車に至るまで俯瞰して見せたものです。 勿論広告そのものへの懐かしさ...

「謎の文庫本X」に思うこと

 昨年後半の書籍で全国的に話題をさらった本に盛岡のさわや書店が発信地になった「謎の文庫X」と言うのがありました。 文字通り店頭では中身がチェックできず、担当店員さんの感想だけを頼りに購入するという文庫本の売り方としては相当に斬新な試みでもあります。 事実、ここだけでなく全国の本屋さんにも波及しNHKの全国ニュースにまで取り上げられるという昨年の話題の一冊でもありました。 ここは私の故郷ではかなり名の通...

あの頃の「ブロマイド」本から その2

 あの頃の怪獣ブロマイド本の続きです。 当時の怪獣映画はロビーカードもそうだったのですが「実際の撮影された場面」そのものを掲示するのはごく少数派でした。 大概は怪獣と実景、あるいはイラストなんかをコラージュして一枚画に仕立てたもので、今これをそのまんま掲示したりしたら「JAROに言うぞ」級の誇大なイメージ画だったりします(製作時のイメージイラストなんかを基に作られた絵柄なので実際の作品とかけ離れた物は...

あの頃の「ブロマイド」の本から

 第二次怪獣ブームや変身ブームの頃と言うと私の近所でもまだまだ「駄菓子屋」と言う奴が幅を利かせていた時代でした。 今みたいにコンビニの隅を間借りするとか、妙に小奇麗なレトロ趣味のショップとか言うのではなく、商店街の隅っこ辺り、店の脇をどぶ川なんかが流れている様なロケーションがこよなく似合うような店の事です。 当時現役の餓鬼(笑)だった私も何軒か馴染みの店を持っていたもので当時のオヤジ族に「一杯飲み...

「ラジコン飛行機入門」

 メインブログで「鉄道模型車両の作り方」というのを取り上げましたが、こんかいは同じホビーテクニックからもう一冊紹介したいと思います。 このシリーズは鉄道模型に限らず他のクラフト系ホビーの入門書を網羅しているのでそのラインナップを見ているのも結構楽しいです。 が、鉄道模型以外のネタを買うのは初めてです。 今回紹介するのはまんだらけの100円コーナーで見つけた「ラジコン飛行機入門」 ラジコンどころかライ...

「SF怪獣群像」

 先日の秋葉行きで見つけた一冊。 以前紹介した「ちびっこ怪奇画報」「ちびっこ未来画報」との関連性も感じられる一冊ですが個人的にはこれが揃った事で昭和40年代前半のマンガ雑誌の俯瞰ができた様な感じもします。 但し、今回の本は前述のシリーズとの直接の関連はありません。 「SF怪獣群像」(BOOK&MAGAZIN社・) 本書は昭和40年代前半の少年誌のグラビアを飾った怪獣たちを中心に纏められたものですが、最大の特徴は「...

「西部警察の写真集」

 先日近所の古本屋で出物を見つけた中から。 「西部警察写真集・第1集」です。 この写真集自体の存在は新刊で出た時から知っていましたが、当時は殆ど立ち読みで済ませていたという貧乏臭い記憶が(大汗) 私がこういう写真集を見るからには大概その目的は「カースタントが見たいから」だったりするのですが、第2集以降の写真集はカースタントに割かれるページの比率が低く物足りなさを感じた思い出が。 その意味ではこの第...