「トクサツオールナイト」のはなし

(講談社「コレクション ゴジラ大全集」1Pより引用) 怪獣映画の青春時代の話、その2です。 前に書きました、第1作のゴジラをスクリーンで見た前後の時期はリバイバルによる怪獣ブームのとっかかりでもあります。 この2年くらい前に日劇で再上映の3本立てでゴジラ大会が催されたのをきっかけに全国レベルでも旧作のリバイバル再上映が巡業されるようになりましたが、そこはなんといっても田舎の悲しさ。 岩手でゴジラ映画大...

「極地からの怪物・大カマキリの脅威」

久しぶりになります大昔の怪獣映画DVDネタから。今回取り上げるのは「極地からの怪物・オオカマキリの脅威」(1957年・ユニバーサル)をば。1950~60年代の映画界は日本とは別の意味で怪獣ブームでしたが、その興味の中心のひとつに「既存の生物が巨大になった」というコンセプトがあったと思います。ワニやトカゲや蜘蛛から始まってバッタやカタツムリ、末期にはそこいらのむく犬(笑)まで巨大化していたものですが本作もその流...

ゴジラの日

そういえば先日はゴジラの日でした。1954年の11月3日、第1作のゴジラが公開された日であります。当然私が生まれる前の話ではありますが、私が第1作のゴジラを観たのも確かこの辺りの季節でした。今回はその当時の思い出話でも書きたいと思います。1982年だったと記憶しています。当時まだ学生だった私が初めて第一作のゴジラを観たのは大学の学園祭の上映会でした。それも映研でも特撮研究会(当時はその手の研究会が田舎の大学に...

「燃える捜査網」

 久しぶりのアクションTVネタから 先日紹介した「ザ・ゴリラ7」の後番組の「燃える捜査網」(昭和50年 NET 東映)をば。 本作は「ザ・ボディガード」「ザ・ゴリラ7」に続く千葉真一主演アクションシリーズの第3弾として放映されたものです。 共演は谷隼人、志保美悦子、佐藤蛾次郎、金子信夫、神山繁 前作のザ・ゴリラ7に比べると渋いというかなんか変というか、とっさに番組のイメージが思いつかない組み合わせです。 テー...

「クロノス」

 少し間が空きましたが久しぶりのDVDの怪獣映画ネタから。 物は1957年のFOX作品の「クロノス」 その昔、「クロノスの大逆襲」と言うテレビアニメがありましたが多分本作とは関係ありません。 邦画洋画問わず、巨大ロボット映画としては最も古いものに数え上げられると思います(地球防衛軍のモゲラが時期的に被さる程度) 巨大ロボットというと日本では「鉄人28号」が始祖だった関係からか人間体型というのが通り相場になって...

「恐竜・怪鳥の伝説」その3

 本作は東映唯一の現代劇怪獣映画と言える作品ですが、東映の役者の持つ独特の汗臭さ、泥臭さが作品全体の雰囲気を貫いている感じがあります。 渡瀬恒彦氏の主演と言うのもその表れですが、牧冬吉や名和宏、野口貴史や福本清三が出演する怪獣映画なんておそらく後にも先にもないのではないかと。しかもチョイ役の一人一人に至るまで独特の胡散臭さが感じられるところもあの頃の東映劇場作品らしいと言えば言えます。 他社の怪獣...

「恐竜・怪鳥の伝説」その2

 「恐竜・怪鳥の伝説」のはなし、前回の続きです。 竜神祭りに現れ観衆をパニックに陥らせた謎の背びれは実は地元の若衆のいたずらでした。  正体を知って落ち着きを取り戻しコンサートが再開されますが、そこで観客たちに混じった芦沢はふとある疑問を口にします。 「あの舞台はどうして崩れたんだ?」 数人の若衆だけでステージが倒壊するはずがない事を暗に匂わせつつ、本物の恐竜が会場の水中にいたのではないかと事態が...

「恐竜怪鳥の伝説・その1」

先日のブログで星川航空整備部さんからリクエストを頂いた作品から。東映の「恐竜怪鳥の伝説」(昭和52年)諸般の事情により私がこの作品を語り出したら相当の分量になると予想されますがご勘弁を。 恐らく東映唯一の劇場用長編怪獣映画(現代劇としては)にして先日物故された渡瀬恒彦氏が主演した唯一の怪獣物でもあります。 本作は一応恐竜映画という体裁になっていますが演出や設定のそこここに古来の怪獣映画のエッセンスも...

横山菁児とキャプテンハーロックの思い出

 先日、光になれさんのコメントで横山靑児氏の逝去を知り少なからず驚き、かつ感慨を禁じえませんでした。 一時期横山氏がBGMを担当する特撮物やアニメがコンスタントに観られていたもので、しかもそれが私の青春時代(笑)ともろに重なっていただけに余計にそう感じるのかもしれません。 ここ10年ほど新作を聞く事もなく、何とはなしに忘れかけていたタイミングだった事も大きかったのでしょう。 横山氏の作で現在一番ポピュ...

「大怪獣出現」

 帰省の折に例によって「お盆時の気分作り」もかねて買ってきたオールド怪獣物のDVDのはなしです。 最近はこういうのを観ながら盆暮れ気分を演出するというのが私の定番(と言うより家にお坊さんが来るまでの暇つぶし)となってしまい、これがないと落ち着かなくなっている気すらします。 今回観たのは1957年の「大怪獣出現・世界最強怪獣メギラ登場」という何とも大仰なタイトルの一作。 舞台はカリフォルニアの奥地のとある...

「双頭の殺人鬼」

 ここしばらく間が空いてしまった昔の怪獣映画のDVDネタから。 と言ってもこのクソ暑さの中の更新ですから、必然的にホラー系に振ったものになります(笑) 1955年の「双頭の殺人鬼」  昔読んでいた「怪奇大全科」に掲載されていた数々のホラー系映画の紹介の中でひときわインパクトがあったのがこの作品でした。 トレンチコート姿のガイジンのおっさんの右肩からもう一つ頭が増えているというビジュアルもなかなかに衝撃的で...

「ターゲットメン」

20年ほど前になりますか、東映が自社制作の現代劇ドラマのOPとEDだけ集めた主題歌集のLDを出していた事があります。 特撮物でもアニメでもない、昔のドラマのOP集というのは当時も珍しく、アニメなどがDVDになったのにこちらの方は未だにDVDにもならず今となってはなかなか貴重なソフトになっています。 わたし的にツボにはまったのは60年代後半から70年代前半にかけてのアクションドラマでして、中でも故郷で放映されなかったり...

トレインフェスタの行き帰りに…

 前回の初出動の時もそうでしたが、今回のイベントへもクルマに装備や機材を満載させ、会場までの片道2時間以上を突っ走るドライブとなりました。 しかも今年は勤務の都合上、3日間で二往復。 如何に楽しみで行くといってもこれは身体には結構負担ではあります。 そんな往復のドライブでは何かしら昂揚感のあるBGMで自分を奮い立たせて突っ走るというのもひとつのやり方と思います。 という訳で今回のイベント往復の友だったB...

「ザ・ゴリラ7」

 今回も懐かしアクションドラマネタから こちらは先日からようやくCSで見られる事になりました。 「ザ・ゴリラ7」(昭和50年 NET・東映) 前に書いた事のある「ゴリラ・警視庁捜査第8班」とは全くの別物です(笑) OPナレーションの「ザ・ゴリラとは何か?フランスでは、大統領の身辺警護者のことを愛嬌を込めて「ゴリラ」と呼んでいる。彼らは猟犬のように悪の匂いを嗅ぎつけ、ゴリラのような雄叫びを上げ、身をもって敵の...

「東京コンバット」

 実は先週からこのブログの下書きに使っていたネットブックパソコンが昇天しまして(SSDのクラッシュ)更新自体が思うように進みません。 適当な代替機が見つかるまでは更新ペースが落ちるになりそうですがご勘弁を。 さて、今回は幻のアクションドラマとそれにまつわるはなしから。 このブログでも時折触れてきました「東京コンバット」(昭和43年・フジテレビ・東宝) ストーリーは警視庁に編成された特別捜査コンバットチ...