「クロノス」

 少し間が空きましたが久しぶりのDVDの怪獣映画ネタから。 物は1957年のFOX作品の「クロノス」 その昔、「クロノスの大逆襲」と言うテレビアニメがありましたが多分本作とは関係ありません。 邦画洋画問わず、巨大ロボット映画としては最も古いものに数え上げられると思います(地球防衛軍のモゲラが時期的に被さる程度) 巨大ロボットというと日本では「鉄人28号」が始祖だった関係からか人間体型というのが通り相場になって...

「恐竜・怪鳥の伝説」その3

 本作は東映唯一の現代劇怪獣映画と言える作品ですが、東映の役者の持つ独特の汗臭さ、泥臭さが作品全体の雰囲気を貫いている感じがあります。 渡瀬恒彦氏の主演と言うのもその表れですが、牧冬吉や名和宏、野口貴史や福本清三が出演する怪獣映画なんておそらく後にも先にもないのではないかと。しかもチョイ役の一人一人に至るまで独特の胡散臭さが感じられるところもあの頃の東映劇場作品らしいと言えば言えます。 他社の怪獣...

「恐竜・怪鳥の伝説」その2

 「恐竜・怪鳥の伝説」のはなし、前回の続きです。 竜神祭りに現れ観衆をパニックに陥らせた謎の背びれは実は地元の若衆のいたずらでした。  正体を知って落ち着きを取り戻しコンサートが再開されますが、そこで観客たちに混じった芦沢はふとある疑問を口にします。 「あの舞台はどうして崩れたんだ?」 数人の若衆だけでステージが倒壊するはずがない事を暗に匂わせつつ、本物の恐竜が会場の水中にいたのではないかと事態が...

「恐竜怪鳥の伝説・その1」

先日のブログで星川航空整備部さんからリクエストを頂いた作品から。東映の「恐竜怪鳥の伝説」(昭和52年)諸般の事情により私がこの作品を語り出したら相当の分量になると予想されますがご勘弁を。 恐らく東映唯一の劇場用長編怪獣映画(現代劇としては)にして先日物故された渡瀬恒彦氏が主演した唯一の怪獣物でもあります。 本作は一応恐竜映画という体裁になっていますが演出や設定のそこここに古来の怪獣映画のエッセンスも...

横山菁児とキャプテンハーロックの思い出

 先日、光になれさんのコメントで横山靑児氏の逝去を知り少なからず驚き、かつ感慨を禁じえませんでした。 一時期横山氏がBGMを担当する特撮物やアニメがコンスタントに観られていたもので、しかもそれが私の青春時代(笑)ともろに重なっていただけに余計にそう感じるのかもしれません。 ここ10年ほど新作を聞く事もなく、何とはなしに忘れかけていたタイミングだった事も大きかったのでしょう。 横山氏の作で現在一番ポピュ...

「大怪獣出現」

 帰省の折に例によって「お盆時の気分作り」もかねて買ってきたオールド怪獣物のDVDのはなしです。 最近はこういうのを観ながら盆暮れ気分を演出するというのが私の定番(と言うより家にお坊さんが来るまでの暇つぶし)となってしまい、これがないと落ち着かなくなっている気すらします。 今回観たのは1957年の「大怪獣出現・世界最強怪獣メギラ登場」という何とも大仰なタイトルの一作。 舞台はカリフォルニアの奥地のとある...

「双頭の殺人鬼」

 ここしばらく間が空いてしまった昔の怪獣映画のDVDネタから。 と言ってもこのクソ暑さの中の更新ですから、必然的にホラー系に振ったものになります(笑) 1955年の「双頭の殺人鬼」  昔読んでいた「怪奇大全科」に掲載されていた数々のホラー系映画の紹介の中でひときわインパクトがあったのがこの作品でした。 トレンチコート姿のガイジンのおっさんの右肩からもう一つ頭が増えているというビジュアルもなかなかに衝撃的で...

「ターゲットメン」

20年ほど前になりますか、東映が自社制作の現代劇ドラマのOPとEDだけ集めた主題歌集のLDを出していた事があります。 特撮物でもアニメでもない、昔のドラマのOP集というのは当時も珍しく、アニメなどがDVDになったのにこちらの方は未だにDVDにもならず今となってはなかなか貴重なソフトになっています。 わたし的にツボにはまったのは60年代後半から70年代前半にかけてのアクションドラマでして、中でも故郷で放映されなかったり...

トレインフェスタの行き帰りに…

 前回の初出動の時もそうでしたが、今回のイベントへもクルマに装備や機材を満載させ、会場までの片道2時間以上を突っ走るドライブとなりました。 しかも今年は勤務の都合上、3日間で二往復。 如何に楽しみで行くといってもこれは身体には結構負担ではあります。 そんな往復のドライブでは何かしら昂揚感のあるBGMで自分を奮い立たせて突っ走るというのもひとつのやり方と思います。 という訳で今回のイベント往復の友だったB...

「ザ・ゴリラ7」

 今回も懐かしアクションドラマネタから こちらは先日からようやくCSで見られる事になりました。 「ザ・ゴリラ7」(昭和50年 NET・東映) 前に書いた事のある「ゴリラ・警視庁捜査第8班」とは全くの別物です(笑) OPナレーションの「ザ・ゴリラとは何か?フランスでは、大統領の身辺警護者のことを愛嬌を込めて「ゴリラ」と呼んでいる。彼らは猟犬のように悪の匂いを嗅ぎつけ、ゴリラのような雄叫びを上げ、身をもって敵の...

「東京コンバット」

 実は先週からこのブログの下書きに使っていたネットブックパソコンが昇天しまして(SSDのクラッシュ)更新自体が思うように進みません。 適当な代替機が見つかるまでは更新ペースが落ちるになりそうですがご勘弁を。 さて、今回は幻のアクションドラマとそれにまつわるはなしから。 このブログでも時折触れてきました「東京コンバット」(昭和43年・フジテレビ・東宝) ストーリーは警視庁に編成された特別捜査コンバットチ...

「人類SOS!」

 年末年始購入の怪獣ものDVDのはなし「ゴルゴ」から大分あきましたが、今回は「人類SOS」(1963年イギリス)をば 本作はモンスターSFの古典「トリフィドの日」の映像化として知られています。  ある夜、地球の夜空を彩る流星群。 ところがそれを観た人類の大半がいきなり失明し文明世界が壊滅状態に陥る。 たまたま目の手術直後で流星群を見ないで済んだ主人公始め一部の人間たちは生き延びるための苦闘の放浪に旅立つ。  ...

渡瀬恒彦氏の逝去に思うこと

 先日マイケル村田さんのコメントを頂きましたが、そこにもありますように先日俳優の渡瀬恒彦氏が逝去されました。 実を言いますと私自身第一報を聞いた時には「まさか」と言う思いが強く、今も信じられない思いです。 渡瀬氏の作品として個人的に印象深いのは何といっても「大激闘 マッドポリス80」の氷室キャップ役です。 この作品は今でも年に複数回は観返すのですが、第二話の中でジャパンマフィアの幹部の一人である麻...

「怪獣ゴルゴ」

「昔のカイジュウ映画のDVD」のネタから 前回が搦め手でしたので今回は正攻法の怪獣物で行きます。 (とはいえ、あちらの方では怪獣映画の主流はダイナメーション系人形アニメであってゴジラの様なぬいぐるみ系はむしろ傍流なのですが) 物は「怪獣ゴルゴ」(1961年) 実は本作は40年ほど前にテレビで一度観ていた作品です。確かTBS系で日曜夜7時半からナイターか何かの雨傘番組だったような気が。 当時はストーリーもうろ...

松方弘樹とチェックメイト78のはなし

 先日の松方弘樹氏の訃報には驚きました。70代と言えばまだまだこれからも存在感を示せる年代だった筈なので残念です。 今回はそれに関連した題材です。 松方氏というと「仁義なき戦い」か「遠山の金さん」等のイメージが一般には強いのですが、うちではどちらも観ていなかったのでお茶の間の馴染みが割合に乏しいものでした(あくまでうちだけのはなしです) とはいえポスターやら宣伝やらではこれでもかとばかりに強面の松方...