「ウルトラQ」のミニチュアセットのはなし

 今回は久しぶりに書く「レイアウト趣味から見る特撮」ネタから。 少し搦め手で「ウルトラQ」を取り上げたいと思います。 初期のウルトラQは製作スタッフに東宝のゴジラシリーズなどを手掛けた面々が並んでいるせいか、劇場映画並みに手の掛かったミニチュアセットが見られます。(ホビージャパン刊「大ウルトラマン図鑑」33Pより引用) 特に印象的なのは「変身」に出てくる山村のセット、「1/8計画」に登場する縮小人間の居...

「シン ゴジラ」のメイキングを観て・・・

 前回からかなり間が空いたレイアウト趣味から見る特撮映画のはなし 今回は番外編です。 先日以前から予約を入れていた「シン ゴジラ」のBDがようやく届きました。 映画館で観た映画のビデオを予約してまで買ったのは何年ぶりでしょうか。 (一度だけですが「映画の封切当日にその作品のビデオを買って家で夕飯を食べながら初見する」と言う経験もあるにはあります) で、届いたその日の内にいっき観。 翌日は特典ディスク...

特撮映画に見る「駅」のはなし

丸々半年ぶり位になりますか、久しぶりの「レイアウト趣味から見る特撮映画のはなし」です。 昨年の話題作だった「シン・ゴジラ」では決戦場に東京駅が登場、そこに乗り入れている列車群の意外な使われ方と併せて非常に印象に残るものになりました。 よく考えてみると怪獣映画や特撮映画で東京駅が本格的に取り上げられたのは実質的にこれが初めてだったと思います。 映画を観終えたのはマリオンの11階でしたがそこの窓から見下...

レイアウト趣味から見る特撮映画から・「改めてモスラに酔っぱらう」

 新作公開に合わせてか、CSやBSではゴジラネタや怪獣ネタが花盛りです。 BSでは4K対応画像で「キングコング対ゴジラ」の完全版が放映されましたが、噂に違わず絵がクリアな事! うちのテレビでは通常HVへのダウンコンバート版なのですが、それでも効果は絶大です。 ・・・とか言いつつ今回のネタはそちらではなく別なチャンネルでやっていた「モスラ」(昭和36年・東宝)だったりします。 この作品については以前にも触れた事...

レイアウト趣味から見る特撮映画「巨神兵東京に現わる」

 昨年春以来久々のレイアウト趣味から見る特撮映画のはなし。 今回はこれまでで一番の最新作と思います。 2,3年前の特撮博物館で公開され、エヴァンゲリヲンの劇場版BDにも収録されている「巨神兵東京に現る」 特撮博物館の会場でこれを初見した時にその迫力とスケール感、そしてミニチュアワークの密度の高さに驚かされた記憶があります。 本作は一般的な劇場映画と異なり「ミニチュア特撮の展覧会」的な側面が強く、等身大...

レイアウト趣味から見る特撮映画「ガメラ対バイラス」「ガメラ対ジグラ」

 レイアウト趣味に見る特撮映画から 先日の「八岐之大蛇の逆襲」では自主映画でありながらミニチュアの作り込みとそれらの惜しげもない破壊シーンの物量で圧倒させる画面を堪能させてくれました。 ですが今回紹介する映画はそれの全く対極にあるともいえる作品から。 メジャー系の会社の映画であり、ミニチュアの場面もそれなりに多いのにそれらが殆ど(全く?)破壊されないという怪獣映画です。 それも2本。 「ガメラ対宇...

レイアウト趣味から見る特撮映画「八岐之大蛇の逆襲」

 久しぶりにやります「レイアウト趣味から見る特撮映画」のはなし。 今回は「八岐之大蛇の逆襲」をば。 本作は元々自主製作映画として作られた物ですが、後に特撮映画で名前を成す面々がスタッフとして参加しており特に特撮部分は今観ても非常に見応えのある一本となっています。 その割には最近あまり話題になる事もなくなってしまい特に平成生まれのファンでは存在自体を知らない人も多いのではないでしょうか。  ストーリ...

レイアウト趣味から見る特撮映画「新幹線大爆破」

 実は先日言われるまで気付きませんでしたが今年は東海道新幹線が開業して50周年だそうです(笑) まして今月は東海道新幹線が開業した月と言う事でもあるので私のブログもしばらくの間メイン、サブ共に0系(あるいは200系)時代の新幹線ネタで引っ張ってみようかと思います(笑) 今回はまず、久々の「レイアウト趣味から見る特撮映画」 今回はこれまでこのブログでもちょくちょく取り上げている「新幹線大爆破」を。 ストー...

レイアウト趣味で見る特撮映画、番外編「烈車戦隊トッキュウジャー」

 レイアウト趣味で見る特撮映画、今回は番外編です。 先日からスタートしている戦隊シリーズの新作「烈車戦隊トッキュウジャー」 コンセプトがコンセプトなだけに鉄道模型関連のブログでずいぶん取り上げられるかと思っていたのですが案に相違して私が覗く範囲ではそれほど(と言うか殆ど)話題になっていません。 まあ「電車が合体して巨大ロボットになったり」「建築限界もなんのそのでモスラ並みの図体の巨大列車が高架線を...

レイアウト趣味から見る特撮映画「ウルトラマンサーガ」

 レイアウト趣味から見る特撮映画、今回の作品はこれまで取り上げられた中では文句なしの最新作ですw ものは昨年公開の「ウルトラマンサーガ」 この作品で個人的に注目し、期待していたのが「都市破壊シーンや空中戦シーンなどで150分の1のビル街のセットが登場する」点です。 これまでの常識ではミニチュアというのは可能な限り実物の大きさに近づけるために大きく作るとのが原則とされ(子供の頃図書館で読んだ特撮映画の撮...

レイアウト趣味から見る特撮映画「宇宙快速船」

久しぶりの「レイアウト趣味から見た特撮映画」今回は昭和36年の東映映画「宇宙快速船」から。このタイトルを聞いてもピンと来ない人の方が多いと思いますが、昭和35年頃に千葉真一主演で製作された東映の宇宙ヒーロー物です。今の感覚で言うなら「宇宙刑事のルーツ」みたいなものでしょうか。ちなみにヒーローの名前は「アイアンシャープ」と言い、三菱ディンゴを物凄くディフォルメしたような宇宙船に乗って地球侵略をたくらむ海...

レイアウト趣味から見る特撮映画「ガメラ・大怪獣空中決戦」

 久しぶりに書く「レイアウト趣味から見る特撮映画」今回は比較的新しい平成ガメラシリーズを…と思いましたが「新しい」とは言ってももう既に20年近くたっている事に気づかされます。 つくづく年をとったものだと(汗) この作品は当時のゴジラシリーズがスーパーメカやゴジラのクローン、あるいは旧作の人気怪獣の使い回しと展開がマンネリ化していた折に単に「ガメラシリーズ」のみならず「正統派の怪獣映画の復活」をかけて...

レイアウト趣味から見る特撮映画「ダーク クリスタル」

 レイアウトが作り手の心象風景の表現だったり、あるいは作り手の脳内のイメージの具象化のひとつという考えから特撮物のミニチュアセットというのは私にとってひとつの原点と言えます。 東宝特撮に代表される「実在の風景をミニチュア化して非日常の権化としてのクリーチャーやメカニズムの存在にリアリティを与える」という方向性はまさにレイアウト的な発想です。 しかし、もう一方で「徹頭徹尾架空の風景を実在感を持って立...

レイアウト趣味から見る特撮映画・「カサンドラクロス」

 レイアウト趣味から見る特撮映画、今回はいつもと少し趣を変えて「カサンドラクロス」を 76年当時、暮れの超大作映画はラウレンティス版「キングコング」と並んで本作も話題のパニック大作として話題をさらっておりました。Nゲージを始めていた時期だった当時の私は「観るならこっち」と躊躇なく本作を選んだ思い出があります。 ストーリーをかいつまんで説明するとWHOを襲撃した際特殊な細菌に感染してしまったテロリストが通...

レイアウト趣味から観る特撮映画「怪獣代奮戦・ダイゴロウ対ゴリアス」

 久しぶりの「レイアウト趣味から見る特撮映画」ネタ。 今回は先日CSで放映された「怪獣大奮戦・ダイゴロウ対ゴリアス」から 本作は円谷プロの創立10周年記念作品として製作されたオリジナルの怪獣映画です。 ストーリーはかつて日本を襲った牝怪獣が自衛隊に倒された際に産み落としていた赤ちゃん怪獣ダイゴロウが成長した後余りの大喰らいに政府に持て余され危うく成長を止められそうになるのですが、そこへ突然現れた宇宙...