真夜中の怪奇本シリーズ2017「20世紀のなぞとふしぎ」

 梅雨明け記念と言いますか、季節ネタの定番「怪奇本」シリーズです。 今回は私が初めてであった怪奇(と言いますかふしぎ系)の本のはなしから始めます。 以前に紹介している「ゆうれい船のなぞとふしぎ」とか「四次元の世界をさぐる」等の怪奇本ですが、これらは本来児童書の文学全集の一環という位置付けの一冊です。 そういえば同じシリーズに「幽霊ネタ」や「妖怪ネタ」もあった様な気がしますが当所の本屋さんではこれと...

真夏の怪奇本2016から「昭和ちびっこ怪奇画報」

 熱帯夜の怪奇本シリーズ。 今回はこれまでで一番新しい、それでいて内容はかなりレトロな一冊です。 しかも切り口はこれまで紹介してきたものとはかなり異なります。「昭和ちびっこ怪奇画報」(初見健一著・青幻社) 本書は「昭和ちびっこ広告手帳」「昭和ちびっこ未来画報」の姉妹編です。 昭和40年代の少年漫画誌や児童書などの挿絵や特集グラビアの中から怪奇ネタの物を集めて一冊に纏めたものです。 以前このブログでも...

真夏の怪奇本2016から「心霊写真」

 眠れぬ夜の怪奇本シリーズ。 今回は趣向を変えてごく最近の本から。 宝島文庫で今でも買える「心霊写真」と言う一冊。 この本は心霊現象自体の真偽をさておいて(とはいえ、全体にはやや否定的なスタンスですが)明治初期のころから現在までの心霊写真の歴史を俯瞰しようと言う面白い試みで成り立っている本です。 まさか「心霊写真の歴史」だけで一冊書かれた本が出る等とは思いませんでした(驚) 古くは明治初期のガラス...

真夏の怪奇本2016「超科学ミステリー」

 梅雨が明けてようやく真夏と言っていい時節になりました。 という訳で毎年恒例の怪奇本のはなしをやろうかと思います。 思い出のジュニアチャンピオンコースのはなし、いや真夏の夜の怪奇本シリーズの一環ですか。 今回は久しぶりに鉄道ネタを離れます。 昨年暮れに中野の某古本屋でみつけた「超科学ミステリー」 実は本書は子供のころ友人に借りて一度読んだきりで、内容も殆どうろ覚えだった一冊でした。 今回某古本屋で...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「いわて怪談奇談珍談」

 熱帯夜の怪奇本シリーズから。 3年前にこのネタを書き始めた時にいつかは取り上げる積りでいた一冊があります。今回はその一冊から。 私の故郷の地元紙が出していた「いわて怪談 奇談 珍談」(岩手日報社) 本書は岩手日報の日曜版に連載されていた読者投稿になる怪談や少し変わったはなしを集めて一冊にまとめたものです。 確か続編など3~4冊出ていたと思うのですが私の印象に残るのはやはり最初の一冊という事になります...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「幽霊を見た!日本編」

 真夏の夜の怪奇本シリーズ。 今回は帰省にまつわる思い出を交えた内容になります。 ですから、本自体の内容とはシンクロしない事もありますがそこはご勘弁を。 昭和51年頃の夏休み。 母方の田舎の実家にお盆の墓参りを兼ねた帰省をした時の事です。 今もそうなのですが当時も実家の周囲は人里離れた農村という趣で晴れた夜になると天の川がダイレクトに拝める位の暗さになる所でした。 風呂上りに縁側を歩いていると窓ガラ...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「恐怖!幽霊スリラー」

 毎年恒例となりました熱帯夜の怪奇本シリーズから。 以前から時々一部を取り上げてきた「恐怖!幽霊スリラー」を取り上げたいと思います。 中学生の頃でしたか、始めて本書を読んだ時の恐怖感とトラウマ感は全く半端じゃありませんでした。 恐いもの見たさで買ったのはともかくとして、それから1週間位「布団を頭からかぶって寝ていた」位です。 何しろ表紙からして恐怖ものです。当時よくこれをレジに持って行けたものだと...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「世界のウルトラ怪事件」

 さて私のところも梅雨が明けて汗っかきの地獄の時節の到来です。 毎年この時期には納涼企画として手持ちの物や借りた本の中から怪奇関係の本をいくつか紹介する事にしていますが、今年もそろそろやってみようかと思います。 今回まず紹介するのは中岡俊哉著「世界のウルトラ怪事件」から 中岡氏の怪奇本というと心霊関連の物が多いのですが本書の場合は異次元現象や宇宙人、UMA、古代文明関連の話がメインになっています。 ...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2014・「世界の円盤ミステリー」

 お盆に入り怪奇ネタが盛り上がる季節になりました。 昨夜見たDVDも「ロボット大襲来」などという1950年代テイスト満載のSFサスペンス(笑)でしたがこの手の映画はこういう時期に見るのがある意味正しい気もします。 それはさておき今回は怪奇本ネタから 南山宏著「世界の円盤ミステリー」 このシリーズ初の「円盤ネタ」です(笑)が、本書の場合独特の特徴があるのでそこを中心に触れたいと思います。 この本を初めて買っ...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2014・「怪談」

 熱帯夜の怪奇本シリーズから 今回はいつもと趣向を変えて講談社ふくろう文庫の「怪談 ほか」をば。 見ての通り本書は純然たる児童書で、実際私も小学生の頃学校の図書館でよく借りた一冊でした。 実はこの本は今年の初め頃に某有名古本屋で意外に安い出物を見つけ、懐かしさから入手した物でした。 何しろ挟まっているしおりの広告が「シーモンキーが当たる懸賞」だったりする位ですから年代が知れます(笑) 一般に「怪談...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2014・「ゆうれい船のなぞを探る」

 真夏の怪奇本シリーズ 今回は少年少女講談社文庫の一冊「ゆうれい船のなぞを探る」から。 以前紹介した「四次元の世界をさぐる」と同じシリーズです。このシリーズですが「20の世界最初物語」や「恐竜をもとめて」など結構アカデミックな題材や「フランダースの犬」などの名作物も扱う一方でこの手のミステリーネタも意外と多く扱っています。 これまで紹介してきた怪奇本はその大半が「心霊現象」と「UFO」「四次元」関連の...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2014・「SFスリラー」

 昨日、この地域も梅雨が明けました。 明けると同時に熱帯夜並みの蒸し暑い夜になり昨夜の寝苦しい事と言ったら。 そんな訳で(どんな?)昨年に引き続いて「熱帯夜の怪奇本」シリーズのネタをまたいくつか出してみようと思います。 但し、基本的なネタは昨年出し尽くした気もするので今年は若干搦め手になりますが(汗) 最初の1冊は昨年の帰省時に実家の本棚を漁って発掘したスリラー本 中岡俊哉著世界怪奇ミステリー全集...

怪談本と夏休みの思い出のはなし

 そろそろ朝夕もめっきり涼しくなりました。怪奇本のネタも今年はこれ位にしようかと思うのですが今回はその総括という事で。 これまで取り上げてきた怪奇本ですが数が多い(とはいえマニアほどではないはずですが)のは「毎年お盆の前後に決まって買い足していたから」という事情があります。 言い換えるなら私にとっては「怪奇本」というのは「夏休み~お盆の帰省」というのと密接につながって思い出付けられているといえます...

熱帯夜の怪奇シリーズ・7・「お化けの住所録」

 中岡俊哉と並んで(わたし的に)当時の実録系怪談本の双璧をなしていたのが平野威馬雄です。 今回は氏の書かれた本から「お化けの住所録」「日本怪奇名所案内」の2冊を紹介します。 この方の事を最初に知ったのが当時の「ジュニアチャンピオンコース」の一冊「人間びっくり珍情報」という本で「お化けを守る会」の会長として紹介されていたのを見てからです。 以来、この方の書くお化けの本とはどんなものだろうかという興味は...

熱帯夜の怪奇シリーズ・6・「世界の怪奇スリラー」

 猛暑の夜が続きこのコーナーもいよいよ本領発揮の気がします(笑) 今回は中岡俊哉著「世界の怪奇スリラー」から これまで紹介した「世界の怪獣」なんかがどちらかと言うと畑違いの題材のせいか変さの方が際立ってしまっていました。 その点、こちらは心霊現象中心の構成なので作者としても本領発揮の感があります。 ところどころに歴史的な心霊写真のコーナーがある所などは後に「恐怖の心霊写真集」シリーズを思わせますし...