FC2ブログ

真夏の怪奇本2020「七つの世界の七不思議」

 真夏の夜の怪奇本から 今回はジュニアチャンピオンコースの一冊「七つの世界の七不思議」(庄司浅水著)を取り上げます。 本書で言う「七つの世界」というのは遺跡・海洋・宇宙・動物・自然現象・人間・事件の七項目を指し、それぞれに七つの不思議な事柄を語る形式となっています。 この構成自体が何となくパズルじみていて、本書を一冊の迷宮のように感じさせる一要素になっている感じがします。 さて、ジュニアチャンピオ...

「幽霊列車~日本と世界の廃車図鑑~」

 先日久しぶりに立ち寄った新刊書店で衝動買いした一冊から。 私の場合コロナ禍はもとより近所から本屋が払底した影響で「新刊書を衝動買いする」行為自体が今では大変な贅沢になっています(涙) 紹介するのはイカロス出版の「幽霊列車~日本と世界の廃車図鑑~」(笹田昌宏著) 幽霊列車とは言っても別に心霊本ではありません。 最近の物を中心に廃線跡や野原の隅、あるいは民家の庭先で倉庫として使われながら草むらに埋も...

真夏の怪奇本2020「怪談のいたずら」

 今年は殊の外梅雨明けが遅く、今年は怪談の季節は来ないのではとか思っていたのですがいざ梅雨が明けるとかっと来る暑さになりホッとするやら暑さにやられるやら(笑) 今回は熱帯夜の怪奇本のはなしですが、いささか搦め手の内容です。 数年前の梅雨入り前の事なのですが子供の文化祭に出かけた折、そこのブックバザーで入手した一冊です。 何しろ一冊30円(一緒に買った文芸部の同人誌の8分の1という安さ!w) 「ゾーッと...

真夏の怪奇本2019「世界怪奇実話集」

 真夏夜の怪奇本ネタ2019年版。 今回紹介するのは「世界怪奇実話集」(N・ブランデル R・ボア著)「世界不思議物語」(N・ブランデル著 共に社会思想社)をば。 かつて(と言っても20年位前ですか)大きな書店の文庫本のコーナーに行くと売れ筋の角川とか新潮などの並んだ棚からやや奥に引っ込んだ一角に「現代教養文庫」と言う棚がありました。 当時ここの売りはいわゆるロールプレイングゲームの走りとなった一連のゲームブ...

真夏の怪奇本2019「日本懐かしオカルト大全」

 真夏の怪奇本ネタから。 とはいえ今回はやや趣が異なり「怪奇本に畏れていたあの頃」を回顧する内容の一冊です。 昨年刊行されたタツミムックの「日本懐かしオカルト大全」(寺井広樹 白神じゅりこ 監修・並木伸一郎) 昭和時代のあらゆるジャンルを俯瞰した「日本懐かし大全」シリーズの一冊ですが、あの頃話題となっていた心霊・UFO・UMA・超 能力・予言などの怪奇現象ネタを集めて俯瞰する構成は他とほぼ同じです。 取り...

真夏の怪奇本2019 「なぞの四次元」

 昨日予測した通り本日関東地方も梅雨明けとの事。 とはいえ夜に入ってもむしむしした機構は相変わらず。むしろ昨日の方がより真夏っぽいとか感じたりします。 さて、梅雨明けもした事ですし2019年の恒例「真夏の夜の怪奇本」ネタ。 今回は当ブログでこれまでにも何度か取り上げている一冊。 学研ユアコースシリーズの「なぞの四次元」(斎藤守弘著 学習研究社)をば。 実は本書は私が初めて買ったユアコースシリーズの一冊...

真夜中の怪奇本2018「日本ナゾ地帯」

 遂に当地も丸1週間連続で熱帯夜という7月としては記録的な状態になりました。 やはりこんな時は怪奇本ネタがふさわしい気もしますが、今回は特に私の思い出ばなしと絡めて取り上げたいと思います。 先日秋葉原の古本屋で見つけた一冊から。 昭和42年暮れ頃の「少年サンデー」 この頃の週刊誌は古本では高値がつく事が多く普通なら堅気が手を出せる値段でないのですが、私個人の思い入れに負けて散財してしまいました。 実は...

真夏の怪奇本2018から「恐怖の心霊写真集」

 今、この時(夜10時)もやたら蒸し暑くなっています。 予報では週末には気温が37℃以上まで上がる日があるとか。 汗っかきには酷な季節ですが、そろそろ毎年恒例の「懐かしの怪奇本」ネタを出そうかと思います。 この所、どちらかというとマイナー系の本ばかり紹介してきたのですが、今年の一回目は昭和の怪奇本のメジャーどころから。 このシリーズを始めた時からいつかは取り上げようと思っていた「恐怖の心霊写真集」(中岡...

真夏の夜の怪奇本2017から・番外編・鉄道の怪奇から

前回「自動車の怪奇」で一章使って一席ぶちましたが、「自動車」とくれば当然同じ乗り物つながりで「鉄道ネタ」も書きたいところです。とはいっても鉄道ネタだけの怪奇本を持っていないので手持ちの書籍から鉄道ネタの怪奇をピックアップしながら考えて見たいと思います。 鉄道の場合、自動車と異なり怪奇ネタはそのほとんどが心霊関係と言っていいと思います。「走行中のブルトレが突然蒸気を吹き出してそのまま消滅した」とか「...

真夏の怪奇本から2017・少年マガジンの「自動車の怪奇」

 昨年の夏の当ブログの怪奇本ネタで「昭和ちびっこ怪奇画報」のはなしをしましたが、そこで取り上げられていたとある心霊話が妙に懐かしくなり、某専門店でそれが掲載されていた少年マガジンの古本を買ってしまいました(昭和45年の27号です) 当時リアルタイムでそれを読んでいた事もあってつい手を出してしまったといういきさつだったりします。 値段は500円で当時の価格の10倍ですが今の感覚ではそれほど高価に感じないのが...

真夜中の怪奇本シリーズ2017「20世紀のなぞとふしぎ」

 梅雨明け記念と言いますか、季節ネタの定番「怪奇本」シリーズです。 今回は私が初めてであった怪奇(と言いますかふしぎ系)の本のはなしから始めます。 以前に紹介している「ゆうれい船のなぞとふしぎ」とか「四次元の世界をさぐる」等の怪奇本ですが、これらは本来児童書の文学全集の一環という位置付けの一冊です。 そういえば同じシリーズに「幽霊ネタ」や「妖怪ネタ」もあった様な気がしますが当所の本屋さんではこれと...

真夏の怪奇本2016から「昭和ちびっこ怪奇画報」

 熱帯夜の怪奇本シリーズ。 今回はこれまでで一番新しい、それでいて内容はかなりレトロな一冊です。 しかも切り口はこれまで紹介してきたものとはかなり異なります。「昭和ちびっこ怪奇画報」(初見健一著・青幻社) 本書は「昭和ちびっこ広告手帳」「昭和ちびっこ未来画報」の姉妹編です。 昭和40年代の少年漫画誌や児童書などの挿絵や特集グラビアの中から怪奇ネタの物を集めて一冊に纏めたものです。 以前このブログでも...

真夏の怪奇本2016から「心霊写真」

 眠れぬ夜の怪奇本シリーズ。 今回は趣向を変えてごく最近の本から。 宝島文庫で今でも買える「心霊写真」と言う一冊。 この本は心霊現象自体の真偽をさておいて(とはいえ、全体にはやや否定的なスタンスですが)明治初期のころから現在までの心霊写真の歴史を俯瞰しようと言う面白い試みで成り立っている本です。 まさか「心霊写真の歴史」だけで一冊書かれた本が出る等とは思いませんでした(驚) 古くは明治初期のガラス...

真夏の怪奇本2016「超科学ミステリー」

 梅雨が明けてようやく真夏と言っていい時節になりました。 という訳で毎年恒例の怪奇本のはなしをやろうかと思います。 思い出のジュニアチャンピオンコースのはなし、いや真夏の夜の怪奇本シリーズの一環ですか。 今回は久しぶりに鉄道ネタを離れます。 昨年暮れに中野の某古本屋でみつけた「超科学ミステリー」 実は本書は子供のころ友人に借りて一度読んだきりで、内容も殆どうろ覚えだった一冊でした。 今回某古本屋で...

熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「いわて怪談奇談珍談」

 熱帯夜の怪奇本シリーズから。 3年前にこのネタを書き始めた時にいつかは取り上げる積りでいた一冊があります。今回はその一冊から。 私の故郷の地元紙が出していた「いわて怪談 奇談 珍談」(岩手日報社) 本書は岩手日報の日曜版に連載されていた読者投稿になる怪談や少し変わったはなしを集めて一冊にまとめたものです。 確か続編など3~4冊出ていたと思うのですが私の印象に残るのはやはり最初の一冊という事になります...