怪奇大作戦から「まぼろし殺人事件」

 怪奇大作戦ネタですが下書きを書いていながら上げていなかった話があるのを見つけたので大分間が空きましたがここで取り上げたいと思います。 ブースカとかウルトラマンネタもまだやっていないのに(汗) 桑田次郎版の怪奇大作戦コミカライズは後半、テレビを離れたオリジナルストーリーとなりますが、その中でテレビ版を下敷きにしたと思われる一篇から。 「まぼろし殺人事件」 ストーリーをかいつまんで書きますと、 時に...

「カネゴンの繭」

 昨年初め以来自分でも驚く位に続いてきましたウルトラQネタ。 いよいよ今回が最終となります。 星川航空整備部さん、結局全話制覇になってしまいました。これもあなたのおかげですw さて今回はこれまでこのシリーズを書く時「最後に書くのはこの話になるだろう」と自分でも予感していた「カネゴンの繭」です。 と言うのもこの話ほど感想や考察がしにくい物はないだろうと思っていたからです。 それは何故か。 ウルトラや...

「美女と花粉」

 怪奇大作戦ネタ コミカライズから離れて本編そのものから拾った話から 今回とりあげるのは「美女と花粉」から牧「いやあ~飲みたいですね。こうのんびりした日が続くと」野村「先輩、こっちの方のお誘いでしたらまことに恐縮ですが、今夜は所長とこころゆくまで!」さおり「王より飛車をかわいがり、新宿の将棋センターでしょ」的矢「ハハハ…しかしアマとはいえ僕とノムは4級同士だ。少しは尊敬してもらいたいもんだな」牧「...

「悪魔っ子」

 ウルトラQネタもそろそろ佳境です。 今回は製作初期の異色作「悪魔っ子」から 魔術団の催眠術師の父親に夜毎催眠術を掛けられて眠る様になった少女が肉体と精神の分離が起こす。 内気でおとなしいはずの少女から分離した精神体は無邪気に自らの物欲の赴くままに殺人を重ね、遂にはその精神が肉体にとって変わるべく本体である少女を破滅へと導いてゆく。 字面だけ取れば「ジキルとハイド」タイプのゴシックホラー的な話です...

「南海の怒り」

 今年最初のウルトラQネタ(と言っても後そんなに残っていないのですが) 今回は思いっきり季節外れの「南海の怒り」から 円谷英二が「ゴジラ」の企画に参加した時、用意していた案に「海底からオオダコが現れ漁船を襲う」と言うのがあったそうです。 当時は「タコでは画にならない」と言う理由で今のゴジラになったのですがそれ以降も「キングコング対ゴジラ」をはじめ大ダコの出てくる怪獣映画が何本か作られたのは周知の事実...

「宇宙指令M774」

 久しぶりのウルトラQネタ。 今回は「宇宙指令M774」を。 この回は脚本家の上原正三氏のデビュー作として知られていますが、舞台を縦横無尽に変えながら畳み掛ける様にストーリーが展開する様はウルトラQの中でもかなり娯楽性の高い一篇と言えます。 ウルトラQの中でも同じ宇宙からの侵略を扱ったケムール人の場合、その理由や宇宙人自体の出自にかなりの描写が割かれていますし、ガラモンやナメゴンの場合、宇宙人の行動原理...

「果てしなき暴走」

 中城版の怪奇大作戦のコミカライズは今回で最終回。 その題材は「果てしなき暴走」だったりします。 コミカライズの題材としてはかなり難しそうな気もするのですが、あの時点では他にいい作品が思い当たらなかったのかもしれません。(実際この時期の怪奇大作戦は難解だったり不条理だったりと少年誌向けのコミカライズには難しい題材が多かったと思いますが) 運転手の精神を錯乱させるGガスをまき散らす謎のスポーツカー。...

「育てよ!カメ」

 MXでの再放送が終了してそろそろ4か月になろうというのに当ブログのウルトラQネタ、まだ続いています。 今回は初期話数の中でも幻想味の強い「育てよ!カメ」から。 「ペットの亀が99センチに成長すると空を飛んで竜宮城まで連れて行ってくれる」という思い込みから日夜カメの飼育に余念のない太郎少年。 カメにばかりかかずらって授業や家庭をも顧みない彼の一途な行動は「カメ」を「カード」に置き換えるとうちの子供の生態...

「かまいたち」

 コミカライズに見る「怪奇大作戦」 今回はテレビ本編でもかなり暗い気分になる「かまいたち」から。 テレビ本編では真空切断機によって「女性の五体が瞬時にバラバラにされる」というショッキングな画面。 更に「飛び散った死体の一部が見るからに不潔そうなどぶ川に落ちる」と言うオープニングに繋がり、今見ても(当時の円谷作品らしからぬ)不快さを感じるものです。 中城けんたろう氏の手になるコミカライズではさすがに...

「SOS富士山」

 久しぶりのウルトラQネタ。 今回は「SOS富士山」を。 富士山周辺、特に五湖のなかの精進湖や本栖湖の辺りはロケーション的に昔と今で雰囲気があまり変わっていないので今観てもあまり違和感がありません。 流石に今は「野性児が樹海で暴れまわっています」なんて事はないでしょうが。 今回登場のゴルゴスは岩石怪獣の元祖とも言えるクリーチャーですが、それ以前の作品で「無機体の生物化」と言う設定の物が殆ど無かっただけ...

「殺人回路」

 怪奇大作戦のコミカライズネタ 今回は久しぶりに桑田次郎板を取り上げます。 コミカライズのタイトルは「死を呼ぶ絵」ですがテレビの元ネタは「殺人回路」 個人的にはコミカライズとしては影丸版の「光る通り魔」中城版の「氷の死刑台」と並び怪奇大作戦コミカライズの傑作のひとつと思います。 東京の一等地に本社を構える神谷商事。その社長室で部屋に飾られていたダイアナの画からダイアナが実体化して抜けだしその弓で社...

「宇宙からの贈り物」

 ウルトラQネタ、今回は「宇宙からの贈り物」から 本来本作はゴメスを倒せ!と共に放映第一回の候補になっていたはなしだそうです。 ですがもしこれが第1話になっていたら「Q」全体の印象もかなり変わって認識されていたのではないかと思われます。 火星に送り込まれて行方不明になっていた惑星探査機がある日地球にパラシュートで落下してきました。 ところがその探査機には元々地球に帰還する装備やパラシュートなど最初か...

「幻の死神」

 今回は怪奇大作戦のコミカライズネタから 中城けんたろう版の「幻の死神」を紹介します。 先日「氷の死刑台」がコミカライズ中でも傑作だったと書きましたが、その次の回のこの話ははっきり言って「怪作」としか言い様がありません。 ストーリーは「瀬戸内海の会場に夜ごと出没して船を襲う巨大な亡霊」の謎を追って岡山に捜査に向かったSRIのメンバー、そこに謎の殺人事件や謎の男が絡みラストで謎の犯罪組織とSRI&岡山県警...

「五郎とゴロー」

 今回はウルトラQネタから。 以前「8分の1計画」の時にミニチュアの使い回しがあったのではないかと書いた事のある「五郎とゴロー」を。 ゴローのぬいぐるみは「キングコング対ゴジラ」のキングコングの改造(頭のすげ替え)だそうです。 野生の猿の巨大化で人間の友達がいるという設定のせいもあるのか巨大怪獣でありながら妙に人懐こさのある顔を持つゴロー。 こういう野性味と呑気な表情を併せ持った怪獣は意外にも以後殆...

「氷の死刑台」

 MXでの怪奇大作戦の再放送が昨夜終わりました。 とはいえこちらはまだネタが残っているのでウルトラQ同様暫くフォローを続けたいと思います。 今回は中城けんたろう版の「氷の死刑台」から それまでの影丸譲也版のコミカライズが全体に劇画タッチだったのに比べると中城版は少年誌らしい絵柄になり当時の子供にはとっつきやすい感じになっている印象があります。 但しキャラクターの描き方や性格描写は影丸版とは些か趣が変...