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「巨獣ビヒモス」

 今回の作品は先日紹介した「原子怪獣現る」と対を成す一篇で殆ど姉妹作と言っても良いくらいよく似た構成です。 1959年の「大海獣ビヒモス」 個人的には文献で見かける「巨獣ビヒモス」の方かしっくりくるのですが現代の和訳では「大海獣」が正しいようです。 海洋上の原水爆実験、深海に投棄される放射性物質 それらの影響で海の生物の体内に放射性物質が蓄積されてゆくと言う事実に危惧を抱く若き科学者、カーンズ博士が本...

「火星から来たデビルガール」

 レトロ怪獣DVDネタ・・・と言っても今回のを「怪獣もの」と呼んでいいものかどうか? 「火星から来たデビルガール」(1954)から ある夜、謎の火球が英国本土上空を通過しスコットランドのとある山村に墜落する。 この物語の舞台は墜落地点にほど近い寂れた旅館。 そこには経営者のジェイムスン一家3人と作男、そしてウェイトレスのドリス。 そして宿泊していた素性不明の女性客プレストウィック。そこへ殺人事件の脱獄犯と...

「原子怪獣現わる」

ムカシ怪獣映画のDVDネタから。 と言っても今回のはマニアの間ではメジャー級、LD時代の頃から割合手軽に買えた(ってほどの値段でもないですが)作品です。 その名も「原子怪獣現わる」(1953年 WB) 水爆実験の科学的データを得るために実験場となった北極の氷の世界に来た観測班のネスビットとリッチ―。 だが一面氷と放射能のるつぼと思われてたそこに突如現れた巨大恐竜!二人は恐竜が崩した雪崩の下敷きになり、リッチ―...

「ロボットモンスター」で新春を飾る(笑)

 例年盆暮れ正月時に大昔の怪獣映画のDVDを観ると言うのがここ数年の恒例となっているのは既述の通りです。 今年も2.3本調達してきましたが、その中でも特におめでたい度が高そうな1本をば という訳で今回は「ロボットモンスター」(1953年)です。 本作についてはいくつかの本で「史上最低の宇宙人映画」と書かれている事が多く、以前入手した50年代SFの予告編集で観た印象もそれを裏書きするものでしたが、本編を通しで観る...

「ロボット大襲来」

 久しぶりになりましたが大昔の怪獣映画DVDネタです。 とは言っても今回のはロボット物ですが(笑) DVDのタイトルは「ロボット大襲来」(1954年) ですが原題の”Target Earth“からすれば「標的は地球!」の方がピンと来ます。 前夜睡眠薬を飲み深い眠りから目覚めた、主人公のノラ。 しかし彼女のアパートから人の姿は消えていた。アパートだけでなく彼女の住むロサンゼルスの街全体から人が居抜きで消えたゴーストタウンに...

「人類危機一髪!巨大怪鳥の爪」

 前回紹介した「巨大カニ怪獣の襲撃」に続く「ブサイクなのに無闇に強いモンスター」ネタ第二弾。 こちらはカニよりもっと凄い!何しろ正攻法で人類を滅亡寸前まで追いやるのですから。 その名も「人類危機一髪!巨大怪鳥の爪」(1957年) ここに登場する巨大怪鳥は特に凄い武器を持っている訳ではありません。それがなぜ強いのかについては後述します。 北米大陸をカバーする防衛レーダー網の性能テストでジェット機を操縦し...

「巨大カニ怪獣の襲撃」

 納涼怪獣DVD大会ネタから 広い世間ではたとえ怪獣映画と言えども「見る側がぶったまげるほどブサイクな怪獣」と言うものが存在します。 日本では映画よりもむしろTVの変身物でそういうのが多いのですが基本的にはブサイクはブサイクなりにユーモラスな一面を持っているとか、親しまれやすいポイントがあるとかで救いを持たせる事が多い物です。 ですが洋物の場合はブサイクである事に作り手が無自覚なのか、見た目と実力の間...

「巨人獣」

 わたし的な帰省名物と化している「旧作洋物怪獣映画のDVD購入と視聴」ネタから。 昨年から行きつけのDVD屋さんが大晦日休業になった関係で実質夏の帰省の時しかこれができなくなったのが残念です。 とはいえ今回もDVDを購入してお盆時の納涼劇場を堪能しました。 今回取り上げるのは「巨人獣」(1958年) このブログで以前取り上げた「戦慄!プルトニウム人間」の純然たる続編です。 前作のラストで200Mの高さのダムから転...

「鉄人トーバー」

久しぶりの怪獣DVDのはなしから今回紹介するのは1954年の「トボーザグレート」禁断の惑星に登場する「ロビー」と並んで等身大人型ロボット物の走りとなったキャラクターの作品です。本作は「宇宙船」誌上では「鉄人トーバー」というタイトルで紹介され、私もそのネーミングの方が馴染みがあるのですが、後のビデオソフト化では「偉大なるトボー」などという「静かなるドン」と勘違いしそうなタイトルになっていて混乱させられた思...

「冷凍凶獣の惨殺」

今回は60年代怪獣ネタから実は故郷のレコード屋でDVDは見つけていたのですが、地上波で既に観ていた奴です。今回紹介するのは「冷凍凶獣の惨殺」からタイトルはこの上なく物騒ですが、内容はごく正統な怪獣物なので安心して観ていられます(笑)この作品を初見したのはテレビ東京だったかの深夜劇場でした。たしか90年代の終わりころだったと思います。あの頃はテレビのロードショー番組自体がこれ位古い作品をやらなくなりかかっ...

「戦慄!プルトニウム人間」

 松も取れたこの時期になって久しぶりの怪獣洋画のDVDネタをば。 先日「50~60年代怪獣映画では既存の生物の巨大化が一つの流行だった」と書きましたが、その伝でいくなら「究極の怪獣は人間の巨大化」ともいえます。 ウルトラマンなんぞは設定上は宇宙人とはいえ、完全なヒューマノイド体形ですしシルバー仮面やファイヤーマンの様に「地球人が巨大化してヒーローになる」と言うネタも特撮ファンには定番中の定番です。 です...

「極地からの怪物・大カマキリの脅威」

久しぶりになります大昔の怪獣映画DVDネタから。今回取り上げるのは「極地からの怪物・オオカマキリの脅威」(1957年・ユニバーサル)をば。1950~60年代の映画界は日本とは別の意味で怪獣ブームでしたが、その興味の中心のひとつに「既存の生物が巨大になった」というコンセプトがあったと思います。ワニやトカゲや蜘蛛から始まってバッタやカタツムリ、末期にはそこいらのむく犬(笑)まで巨大化していたものですが本作もその流...

「クロノス」

 少し間が空きましたが久しぶりのDVDの怪獣映画ネタから。 物は1957年のFOX作品の「クロノス」 その昔、「クロノスの大逆襲」と言うテレビアニメがありましたが多分本作とは関係ありません。 邦画洋画問わず、巨大ロボット映画としては最も古いものに数え上げられると思います(地球防衛軍のモゲラが時期的に被さる程度) 巨大ロボットというと日本では「鉄人28号」が始祖だった関係からか人間体型というのが通り相場になって...

「大怪獣出現」

 帰省の折に例によって「お盆時の気分作り」もかねて買ってきたオールド怪獣物のDVDのはなしです。 最近はこういうのを観ながら盆暮れ気分を演出するというのが私の定番(と言うより家にお坊さんが来るまでの暇つぶし)となってしまい、これがないと落ち着かなくなっている気すらします。 今回観たのは1957年の「大怪獣出現・世界最強怪獣メギラ登場」という何とも大仰なタイトルの一作。 舞台はカリフォルニアの奥地のとある...

「双頭の殺人鬼」

 ここしばらく間が空いてしまった昔の怪獣映画のDVDネタから。 と言ってもこのクソ暑さの中の更新ですから、必然的にホラー系に振ったものになります(笑) 1955年の「双頭の殺人鬼」  昔読んでいた「怪奇大全科」に掲載されていた数々のホラー系映画の紹介の中でひときわインパクトがあったのがこの作品でした。 トレンチコート姿のガイジンのおっさんの右肩からもう一つ頭が増えているというビジュアルもなかなかに衝撃的で...