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フライッシュマンのBR94蒸気機関車

 先日入線の中古モデルから 久しぶりの外国型蒸気機関車です。 この種のモデルは故郷の中古屋とか、上京の折に入手することが多く、現住地で入線するのは珍しいケースです。多分、10年ぶりくらいでしょうか。 物はフライッシュマンのBR94形。 1913年登場のプロイセン王立鉄道のEタイプタンク機関車だそうで、彼の地では比較的ポピュラーな存在で保存機も10両以上存在しているらしいです。 実はこのモデルについてはお値段の...

フライッシュマンのDB120形

 帰省の戦利品から 今回入線の外国型電機をば。 物はフライッシュマンピッコロのDB120 0形です。 120形は1979年から1989年にかけて製造された西ドイツの客貨両用型の交流機です。 中でも今回入線させたのは初期の試作型とされるもので前の型である103電機と同様のTEEカラーなのが特徴だそうです。 (後の量産機は朱色の単色) 実車は103に比べて武骨さが目立つデザインで性能面でも特に高速走行で見劣りした事から103形や...

薄幸なる「DD54のNゲージモデル」

 今回は黎明期のNゲージモデルのはなしから 当レイアウトではDD54は実車の薄幸度と裏腹に結構な数が入線しています。 DL離れした、それでいてセンスのいいデザインが私の琴線を刺激するポイントでしょう。 また、製品化の比率も高くTOMIX、マイクロエース、KATOの3社でモデルが出ているのも実車の薄幸さとデザインのセンスがかなり物を言っている様な気がします。 さて、実車のDD54は生涯を通して薄幸なロコでしたが、実はモ...

TOMIXの9600のはなし

 今回は昔のNゲージモデルのはなしから 大分前のはなしなのですが、自宅のレイアウトを観に知り合いが来た折に互いの手持ちの車輌を走行させてみたのですが、たまたまレイアウト上の併用軌道を115系が走らせていたら知り合いが曰く、 「これだったら9600でも走れるのがある」との事。 その話によればTOMIXのミニカーブレール(140R以上)をクリアできるのだそうです。C11や50辺りならまあそうかなと思うのですがD型の蒸気機関...

トミーナインスケールのED61のはなし

 今回は懐かしのNゲージモデルのはなしをば。 物は香港TOMIX車です。  と、いいますかそれまでの「ナインスケール」ではなく当時の新ブランド「TOMIX」を名乗った初めての機関車のモデル、その名もED61です。  75年版のナインスケールのカタログでは予告のみの扱いでしたがTOMIXが初登場した1976年11月号のTMSではオハ35系とともにTOMIXと言う新ブランドの意気込みの象徴と言うイメージを植え付けた1両であります。  これは(...

エンドウのEF15のはなし

 「1980年代・懐かしのNゲージブラス(あるいは金属ボディ)モデルのはなし」から。 今回は数年前に中古を見つけたエンドウのEF15から。 EF15はこれまでTOMIXやKATOからもリリースされていますが、製品化が一番早かったのはエンドウのブラスモデルでした。 それまでのEF58やEF57の延長線上にある動力ユニットにEF15の車体をかぶせ(このため実車より幾分長い)前後にEF15オリジナルのデッキと先輪を付けたと言った感じのモデル...

中村精密のD50のはなし

「1980年代・懐かしのNゲージブラス(あるいは金属ボディ)モデルのはなし」から。 以前、鉄道ミステリとNゲージの中で大阪圭吉の「とむらい機関車」の話をした折にマイクロエースのD50のプロポーションの問題について書いた事があります。 あれから2,3年は経ちますか、その時はメジャー系二大メーカーのどちらかがD50をリリースしてくれるのではないかという期待を持っていたのですが今に至るもその気配はなし。 となると中村...

ワールド工芸のD52

 「1980年代・懐かしのNゲージブラスモデルのはなし」から 今回は番外編です。 ワールド工芸のD52。 普通このメーカーの完成品は少なくとも2万や3万、蒸気なんかだとどうかすると5万10万当たり前の世界で、私ごときには到底手が出ないのですが、今回は税込でも1万円を切る値の出物を見つけました。 当然当鉄道初の「ワールド工芸製の蒸機」という事になります(ひょっとしたら「空前絶後」になるのかも汗) 種明かしをすると...

中村精密のC12のはなし

 「1980年代・懐かしのNゲージブラスモデルのはなし」から ついこないだまで幻の名機扱いされていた中村精密の「C12」が今回のネタです。  以前から評判だった中村精密のC12には興味を持っていましたが、数年前にバザーで出会ったオールドNゲージモデルのジャンク箱の中にこれがあるのを見つけ、驚喜したものです。 それはそうでしょう。 まさかこんな希少品にテツドウモケイなんかに縁のなさそうな郊外のバザーで拾ったジャ...

中村精密のC51から

 黎明期のNゲージ金属車体モデルのはなしから。 今回紹介するのは中村精密のC51です。 これがリリースされたのは80年代の初めころと記憶していますが、当時は私自身がそれほど蒸気機関車に興味を持っていなかったのと何よりも高価すぎて手が出なかった機種でありました。 Nゲージの蒸気機関車は今ではプラ製のモデルでも1万円台後半というのはざらになりましたが、こちらは30年以上昔の話で1万4千円。今の感覚で言うなら3万円...

エンドウのEF58の思い出ばなし

 黎明期のNゲージ金属車体モデルのはなしから。 今回は量産Nとしては初の機関車モデルと思われるエンドウのEF58から。 当鉄道(もちろん中断前の頃の話です)で初めてのブラスモデルはエンドウのEF58・ひさし付きでした。 エンドウが初のNゲージ参入を果たした記念すべきモデルと言えますが、当時の目で見ても相当に大雑把な作りでいまひとつ素材のメリットを生かしきれない感じもしたものです。 特に異様なほど高い腰と、そ...

エンドウの9600のはなしから

「1980年代・懐かしのNゲージブラスモデルのはなし」から 2017年に行われた日本鉄道模型ショウのエンドウのブースでかつて同社が出していた9600の無動力モデルが販売されたそうですが、エンドウの9600と聞いて懐かしむ人はもう40代以上のおっさんばかりですか(笑) ですが個人的には欲しかったモデルではありました。無動力でも重連の補機専用と言う使い方も出来そうですし。 その9600ですが私の手元にも数年前に入線させたのが...

しなのマイクロのED17

 「1980年代・懐かしのNゲージブラスモデルのはなし」から 今回取り上げるのはマイクロマイクロエースのご先祖・しなのマイクロが初めてリリースしたNゲージ機関車モデルと記憶しているED17です。 10年前、これがある中古ショップでTOMIXの香港貨車にまじって並んでいたのを見たときには驚きました。何しろ私も実物を見るのが初めてのモデルでしたから(汗) 値段が割合リーズナブルだった事とサイズが電気機関車としてはかな...

エンドウのブラス製DD51のはなし

 今回はNゲージのジャンク車紹介をば 数年前に地元の中古ショップで見つけたエンドウのDD51 エンドウのN機関車はEF58を振り出しにEF57、EF15と続いてきましたが同時期にリリースされた24系25型を牽引できる物がなく、辛うじてこのDD51がどうにか似合う機関車だったと言えます。 事によると24系牽引機と言う事でラインナップされた物かもしれません。 そのDD51自体も当初からTOMIX、あまり時間を開けずにKATOからもリリースさ...

アーノルドラピードのT3タンク機のはなし

 今回はNゲージ外国型蒸気機関車のネタです。 まずこの写真をご覧ください ここにいる2両の蒸気機関車、どう見ても同じ形式には見えません。 ところがこの2両、プロトタイプは全く同じ機関車なのです。 プロイセン邦有鉄道の T3、ドイツ国鉄ではBR89を名乗っていたC型タンク機です。 Nゲージでは前に紹介したミニトリックスのモデルが有名ですが、それとは別にアーノルドラピードからも同じプロトタイプの機関車が出ており、...