午前3時の暇つぶし本から・19・「超人画報」

 真夜中の暇つぶし本から
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 今回もジャンルの俯瞰本ですがある意味「やっぱり」と思われる向きも多いかもしれません。
 竹書房の「超人画報」

 以前「大百科シリーズ」の項で紹介した「テレビヒーロー大百科」の平成・アダルト版とでもいいましょうか。
 月光仮面・鋼鉄の巨人辺りから20世紀末のメタルヒーロー物までの50年弱の期間の「特撮テレビヒーロー物」を俯瞰する構成の一冊です。
 これが出てからもう20年近く経ちますから或いは増補改訂版が出ているかもしれませんが私がお世話になっているのは尤も最初の版です。

 日本のテレビヒーロー物と言うジャンルは月光仮面時代の白黒物、ウルトラマン以降のカラー特撮物、仮面ライダー以降の変身物、ゴレンジャー以降の集団物、宇宙刑事以降のハイテクヒーロー物と言った具合に時代の節目節目ごとにバージョンアップを繰り返しながらジャンルとしての定着を果たしているのですがそれらを一冊に俯瞰できる本と言うのはそれだけで凝縮感を感じさせてくれて楽しめます。
 前の探偵小説の時もそうなのですが、一本のエポックメイキングが人気を得る陰でいくつものマイナーなヒーロー物が作られそれぞれがそれなりにジャンルの中で役割を果たしている事も実感されます。
 (特に探偵小説は基本的に個人作業なのに対してこちらのジャンルの場合は「番組」と言う体裁をとる以上ある程度のスタッフ(人数)を動員した共同作業としての性格があるので尚更そうした感が強いです。しかも映画と違い一定の期間、ある程度の本数の話から構成されているのでシリーズとしてのボリュームもある訳ですから)
DSCN5917.jpg

 まあ、そういう堅苦しい話は置いておいてもこの本でないと取り上げられない様な作品も結構あって「ああ、そう言えばこんなのもあったなあ」とか感慨にふける事ができるのも楽しみの一つだったりしますが。
 中には今となっては観る事自体が困難か不可能な作品も結構あり、純粋に「観た物の思い出の中にしか存在できない」様な作品もあります。

 当直の晩の真夜中に当時の思い出に浸りつつそうした思いを馳せるというのも楽しい物です。


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コメント

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超人画報

 ナショナルキッドが良いですね(笑)
月光仮面からテレビ放送黎明期には多数の
ヒロー物が量産された時期と言えます。
勿論リアルタイムでは観ていませんがナショナ
ルキッドはXファイル的な所があり例えば第1話
でインカ星人の円盤が街の上空へ来ると時間が
止まる・・・Xファイルでも第1話でモルダー
捜査官が乗った旅客機がUFOの発する電磁波?
に遭遇し時計を見ると時間が飛んでいる。
小さい事かもしれませんが科学的根拠を出して
居る点が月光仮面や七色仮面と違い、ある意味
大人向けと言った作品かと思います。
ところで本日、書店でウルトラマン研究読本
を観ましたが・・・これは買だと思います。
メイキング写真やミニチュア写真で未公開に
近い物が掲載されているからです。
初代ウルトラマンの場合は海外輸出を念頭に
造られた性格上メイキング写真がセブンや
怪奇大作戦よりも多く初のカラー怪獣物と言った
事がらかもしれません。
何しろ初代ウルトラマンは東宝美術の模型を、
そのまま流用している贅沢なドラマですから。
少し熱ぽく書きましたが(汗)
今年のコメントは、これで終了と言うことで!
来年も、また熱を入れてコメントしますので
飽きずに読んでください。
それでは良いお年を!

Re: 超人画報

>星川航空整備部さん

 ナショナルキッドは数年前にCSでリピートされましたが一部話数が欠番(恐らくフィルムの破損か劣化による?)がありました。
 個人的にはインカ金星人役で出ていた八名信夫さんが若かった(笑)のと潮健二氏扮する火星人の「火星人の私に火炎銃が通じると思うか!」という名台詞が印象に(爆)

 それは置いておいても特撮や演出はあの当時としては非常にしっかりしていました。むしろライダー以降の東映特撮よりちゃんとしています。恐らく映画会社の製作という事で機材が独立プロに比べて潤沢に使えた事と劇場映画のノウハウの蓄積がきっちり反映されていたのだと思います。

 ウルトラマンの研究本は食指が動きますね。早速探してみます。

 最後に
 今年も色々とコメントありがとうございました。かなりふらふらしたコンセプトのブログですがどうか来年もよろしくお願いします。

 星川航空さんも良いお年を!

超人画報は、持ってました。自分の知らないヒーロー達の姿がたくさんあり本当に新鮮でした。特撮はシャイダーとバイオマンから入ったので、ヒロインはスピルバンのダイアナとメタルダーの仰木舞が好きでした。

>光になれさん

 私の年代から見ても未知のヒーロー物が結構多いのが本書の魅力でしたね。

 特にコラムで取り上げられている大人向けの幻想ドラマは当時他の本ではなかなか取り上げられないジャンルで貴重でした。


 バイオマンはうちにビデオが入った時に最初に毎週録画した番組で思い出深いです。当時はテープが高価だったので全話録画というのがなかなか覚悟の要る時代でした。