昭和ヒーロー列伝から・「星雲仮面マシンマン」

 昭和ヒーロー列伝ネタから
 このシリーズが始まった頃からいつか取り上げてくれないかとかねて思っていた作品がありました。

 とはいえ放映時期が比較的新しい事と知名度が乏しい事から取り上げられるのは難しい気もしていた作品です。
 それだけに前回の「ジャイアントロボ」のラストで予告が流れた時には思わずテレビに向かって喝采を送った物でした。
DSCN6273.jpg

 そうまでして観たかった番組、それが今回取り上げる「星雲仮面マシンマン」(昭和59年東映・NTV)でした。
 何しろこの番組も例によって故郷では放映されなかった上に当時の専門誌(ばかりか一部アニメ誌)の評判も良かっただけに期待値が非常に高い作品でした。

 見た事はなかったと言っても基本的な設定の情報は入っておりそれがまたとても魅力的でしたから尚更です。

 ストーリーは「卒業論文の取材に地球にやって来たアイビー星の大学生がそこで初めてであった女カメラマンに惹かれ、同時に子供をいじめるために超兵器や怪ロボットを繰り出し悪の存在を知る事でそのまま地球に留まり持てる超能力を発揮して正義のヒーローに変身して戦う」というのが大まかなアウトラインです。
 (それ故に最終回では「単位を落としそうになって母星に帰る」というラストになります)

 必殺技や武器などは基本的に宇宙刑事なんかのそれを踏襲していますが、何と言っても異色なのは「悪の心を善に変えてしまう」という前代未聞のコンセプトの「カタルシスウェーブ」!
 この為当時のヒーロー物としては珍しい(と言うか他に似た作品が無い)「人死にが殆ど無い」展開となりました。
DSCN6274.jpg

 キー局の日本テレビではこれ以前にも「小さなスーパーマン・ガンバロン」というのが放映された事があり期せずして「マシンマン」も直接の関連性はないとはいえそのコンセプトをある程度引き継いだ作品だったようです。
 解説の喜井氏がいみじくも述べられているように本作の魅力は「かわい子ちゃんを守るため子供嫌いの老人と半径1キロ以内の御町内で小競り合いを繰り返す明るく健康的なヒーロー物」という所に尽きると思いますし、私としてもこれに付け加える所はありません(笑)
DSCN6276_20150111184451829.jpg
 ヒーロー列伝で取り上げられたのは「教科書真っ白事件」「好き!好き!!真紀」「さようなら今日は」の3本
 サブタイトルだけ見ても本作のコンセプトの凄さが分かります。
 
 当時渡辺宙明がメインストリームだったヒーローソングに一般ドラマや「ルパン三世」などで洗練された楽曲を提供してきた大野雄二を起用した主題歌もこれが唯一ながらなかなかの名曲で好きですし、宇宙刑事や戦隊シリーズで大掛かりなミニチュアや派手な光学合成を洗練させ始めていた特撮も非常にダイナミックなもので印象に残ります。
 それでいてストーリーラインはあくまでも身近な題材を破天荒な形で処理する方向性がいい意味で「テレビまんが」的で好感を持てました。
DSCN6375.jpg

 放映当時リアルタイムで観られなかった本作ですが「ヒーロー列伝」で観てから一気にその魅力に酔っぱらい、どうしても他の話数が観たくなったので数年後にリリースされたDVDは全話購入しました。
 こういうケースは少なくとも私の場合空前の出来事です(笑)


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

この番組は小学生の頃に見ていて、楽しんで見ていた記憶があります。ニコニコ動画で、マシンマンのオープニングを歌っている女性もいたあたり女性人気も高かったんですね。マシンマンが車田正美のアニメBeatxに出てたと分かった時はびっくりしました。とにかく主題歌が凄い好きですね「強く優しい星雲仮面。あれはあれはあれは僕らのマシンマン、マシンマン」

>光になれ さん

 本作は当時人気だった宇宙刑事&戦隊シリーズのエッセンスを巧みに取り入れつつ石ノ森章太郎ヒーローのセンスを振りかける事で空前絶後ともいえる明朗ヒーロー物になっている意味で奇跡の傑作だったと思います(ほめ過ぎ?w)

 あの主題歌は今でもよくカーステで聴きますが独特のスピーディさがぴったり来ますね。

No title

あ、リクエストですがもし機会があればバイクロッサーも取り上げてください。この番組も当時見ていたので。

Re: No title

> 光になれ さん

 バイクロッサーは一応録画はしていますが通しで観返していないのでもう少しお待ちください。
 本放映当時は第1話しか観ておらず、それもかなり変則的なものでしたので当時の印象が薄いのです。