ウルトラQの再放送で追体験すること

 今回のは少し前の話ですがご勘弁を。
 先日からMXテレビで「ウルトラQ」の再放送が始まりました。

 しかも初放送が1月4日の夜。
 50年前にこの番組が初放映されたのも正月でしたから偶然の符合かわざと狙ったのかわかりませんが感慨深い物があります。

 とは言ってもQがスタートした時には私はまだ赤ん坊に毛の生えた様な年代なので正直記憶が薄いです。
 武田アワーで明快に本放送の記憶があるのは「キャプテンウルトラ」辺りからでしょうか。
 何しろ日曜夜7時という超ゴールデンタイムな上に当時の私の故郷は民放を入れてもテレビは3チャンネルしかありませんでしたから大人も子供も選択の余地は殆どありません。

 放映順の第1話は視聴者の目を引き付けるためか(製作順の第1話は「マンモスフラワー」、製作順から言えば初期は非常に地味な話が続きます)怪獣同士の戦いがメインの「ゴメスを倒せ!」
 思い出してみるとQの中でも怪獣同士の戦いを描いたものは殆どありませんでしたから派手さの点では好適だったと言えます。
DSCN6338.jpg

 その第1話を正月時に観るというのは気分的に当時の追体験がしやすいと言えます。
 ウルトラQ自体はこれまでにも何度か再放送されていますし、私自身BDのソフトを持っていますから本来なら初見ならではの感動というものは正直言ってありません。
 ですが時期的にでもあの当時に近い条件での視聴というのには少しは意味がありそうな気もします。

 例のタイトルバックもいつもとは少し違って見える気がするのはやはり正月時だからでしょうか(笑)

 番組が始まりオープニングでゴメスの身体のアップが連続する画面。
 ストーリー中盤、洞窟の中に突如現れるゴメス。
 クライマックス近くになってようやく地上に現れ全身を現わすゴメス。

 どれもこれもが「テレビで観られる本格的怪獣物」としての高揚感に溢れた名カットです。
 かなり仮想的な追体験としてみている私ですらそうなのですから当時の怪獣世代の子供たちの感激たるや想像に余りあるものがあります。

 クライマックスのリトラとゴメスの対決も「テレビ史上初の怪獣バトル」だったという事を頭に入れて観るとまた違った感慨があります。
 実際、ウルトラQは当時のテレビの枠をかなり飛び出した一種の規格外的な作品でしたから画面の密度、ストーリーの密度もかなり高く今観返しても十分観賞に耐える作りです。
 ましてやそれまで月光仮面に毛の生えたレベルの特撮物しか観ていない当時の子供たちにとっては相当なショックだったでしょう。
 
 そしてこれを観終ったとき、終わったという感慨よりも「次は何をやるのか」という期待感の方が先行したであろう事も容易に想像されます。
 なにせ全話のストーリーを既に知っている私でさえ少なからずわくわくしましたから(笑)

 この独特のわくわく感を一時的にせよ共有できた気になっただけでも結構な収穫でした。



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コメント

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ウルトラQ

恐らくMXの担当者は相当の円谷通か我々と
同世代人かと(笑)
さて昭和39年9月から昭和40年12月までの
製作期間で事前製作で放送話を決める。
大らかな時代であるのと同時に世界の円谷
が作るTV番組・・・時代的には国産TV番組
が逆に海外進出を狙ったキッカケとなった
シリーズ物です。
Qは当初、昭和40年4月から1クールで放送を
予定した物がTBSの要請で2クールを加え
放送予定日も40年7月、40年10月と2転3転し
41年1月放送となりました。
放送順は色々と諸説がありますが41年の本放送
は40年の1クール順に沿ったものと仮定します。
理由としてゴメスを倒せは製作No12で当初1話
に挙げられていた、宇宙からの贈り物は39年の
アンバランス時代に制作されたストーリーで
ゴメスが1話に選ばれた大きな理由は怪獣バトル
と未知のトンネルに視聴者が入り数奇な体験を
する。
最終話である206便消滅す、206便同様視聴者が
謎の空間を脱して現実界へ戻る~当初の1クール
放送予定時に組まれた形を生かした構成です。
近年では最終製作話は地底超特急西へ、がと
言われていますが、これは正解かと思います。
長年、最終話と言われたガラモンの逆襲は
製作回は26で、たとえば地底~の場合は万城目
が居る事務所の前を通る人の服装から冬と感じ
ます。
逆襲の場合は電波監理局の木々やガラダマの
襲来で避難する人達の服装です。
Qという事で長く熱い?文となってしまいまし
た。

>星川航空整備部さん

 熱いコメントありがとうございます。

 ウルトラQの製作体制は何から何までが型破りだったと聞いていますが、全話製作してから放映順を決定すると言う辺りなどは端的にそれを象徴していると思います。

 その意味では単純に放映順をなぞって観ていると季節感が無い(笑)ことにもなりそうですが。

 余談ですがぺギラの後編に当たる「東京氷河期」は本来もっと早い順番だったのが同時期の「全日空機の羽田沖墜落事故」をはじめとする連続事故の影響で延期になったと聞いた事があります。

 特に二番目のエンプレス機の墜落は羽田空港の滑走路上で炎上する事故でしたからあの回の冒頭シーンと重ね合わせると困るほど符合点が多い感じでした。
206便~も羽田上空でSSTが消失する辺りが羽田の目の前まで来ていながら、連絡途絶から機体発見まで3時間近くかかった全日空機のそれを連想されそうですね。

 因みに私自身は最初の全日空機のニュースだけはなぜか記憶に残っています。恐らく機体の引揚げに時間がかかったので記憶に残りやすかったのでしょう。