昭和ヒーロー列伝から・「超神ビビューン」

 昭和ヒーロー列伝ネタから
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 今回は放映27回目の「超神ビビューン」(昭和51年度・東映・NET)から
 前年から放映されていた「アクマイザー3」の純然たる続編です。
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 ヒーロー列伝としては異例の事ですが前作の「アクマイザー」は放映されずいきなりビビューンが放映されたのには少なからず違和感を感じた物です。
 なにしろ例によって(涙)このシリーズも故郷では放映されていませんでしたから、前作とのつながりが先ずなかなか理解できないのに少し往生しました。

 本作は分類からするなら怪人物ではなく妖怪物と言う事になるのですが、各話のクライマックスで「ヒーローの3人組が必殺技を駆使して戦闘員を引き連れた怪物と対決する」シチュエーション自体には妖怪物としての独自性をあまり感じなかったのも確かです。
 但し、前半の怪異描写では妖怪らしさとそれに伴う独特の妖しさが感じられており辛うじて妖怪物らしい雰囲気は保たれていました。
 この雰囲気は本作が7月スタートで夏休みの肝試しシーズンと重なっていた事も大きく関係していた気もします(笑)
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 アクマイザーでは主人公たちは原則として異形の姿が基本でしたが、彼らの魂が人間に乗り移るという設定になっています。
 そのヒーローを演じるは仮面ライダーストロンガーの故・荒木茂、仮面ライダーXでアポロガイストを演じた内田康比古、博士役にイナズマンFの荒井警部が印象的な上野山功一が配されています。

 余談ですが昭和51年当時の東映ヒーロー物はどれもキャスティングに過去にヒーロー役だった役者をそのまま起用する事が非常に多く安心感こそあるもののどれを見ても「どこかで見た様な配役」になってしまうという特徴があります。
 その点で同年秋にスタートした他社のヒーロー物はいずれもヒーロー物初体験の新人が起用され独特の新鮮さがありました。
 (典型的なのが「バンキッド」の奥田瑛二)

 ヒーロー列伝でセレクトされたのは「妖怪退治だ! 超神登場!」「妖怪城に地獄が?! 見たぞガルバーの正体」「決戦妖怪城!! さよなら超神」の3本。
 実を言いますとこのシリーズで放映された昭和51年作品の中で一番影が薄かったのがこのビビューンでした。
 他の作品では設定が忍者とか格闘家だったり、メカ描写やアニメ合成など画面での印象が強いなどの独自性があったのですがあまりに作品が多過ぎたせいかビビューンだけが埋没してしまった印象があります。
 (あの「カゲスター」ですら「あまりにぶっ飛んだデザイン」で印象に残りますからw)

 とはいうものの作品としては決して駄作ではなく、むしろ変な特徴がない分安心して見られたのもこのビビューンでした。
 主人公の設定も屈折した性格とか暗い過去と言う物がなく全員スポーツ選手と言う健康的この上ない設定ですし、敵妖怪の行動原理も実に単純明快。
 ある意味ヒーロー物の原点に最も近い構成で他の作品に比べて特徴が薄い難点もあります。
 ですが突出した特徴がないという事はあの時期のヒーローものでビビューンが最も古き良きヒーロー物の骨格を保っていた事の証左とも言えます。

 最終回のラストも実にさわやかでキョーダインの様な悲劇性やバンキッドの重さもありませんでしたし。



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