昭和ヒーロー列伝から・「恐竜大戦争・アイゼンボーグ」

 久しぶりの昭和ヒーロー列伝ネタ。
 今回は昭和52年の「恐竜大戦争・アイゼンボーグ」(円谷プロ・東京12チャンネル)から
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 昭和52年秋から暮れにかけてはTBSの「大鉄人17」ANBの「ジャッカー電撃隊」「ロボット110番」12チャンネルの「快傑ズバット」が相次いで終了。
 それらの後番組に実写特撮ヒーロー物が入らなかった事から一時的に空白状態が出現した時期でした。

 そんな中唯一新番組として登場したのがこの「アイゼンボーグ」だったのですがそれとて純粋な特撮ものではなく「人物部分がアニメ」と言う実写合成作品でした。
 その上、初期の頃は内容的にヒーローが登場せずスーパーメカで敵恐竜に立ち向かうというシチュエーションだったので印象としては地味なものでした。
 ・・・とか偉そうに書いていますが例によってこの作品は故郷で放映されず、このヒーロー列伝が初見なのですが(汗)

 前作のボーンフリーと異なり「恐竜が人類に害を及ぼす怪獣」と規定されたためか人形アニメによってクリーチャーの仕草やプロポーションを再現するという気概はありません。
 代わって「ミニチュアのビル街をぬいぐるみの怪獣が火を吐きながら暴れまわる」という終期ウルトラシリーズと大して変わらないシチュエーションとなってしまったせいか画面で新鮮味をあまり感じなかったのがまず印象的です。
 第1話の終盤に登場するスーパーメカのアイゼンボーグ号もやたらとトゲやドリルや回転のこぎりが目立つ凶悪極まりないデザイン(笑)
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 とはいえ、怪獣対ヒーローメカの対決と言うシチュエーションはキャプテンウルトラ以来久しぶりだったのでそれなりに新鮮さは感じました。
 ですがやはりスーパーヒーローが居ないと話が締まらないと思ったのか中盤で唐突に巨大ヒーロー「アイゼンボー」と言うのが登場します。こちらも二丁の刀を振り回し腕が回転のこぎりになるなどウルトラマンに比べても凶悪度はバージョンアップしています。しかも顔が怖い(笑)
 ヒーロー列伝では「恐竜現わる! D戦隊発進せよ!」「かがやけ一番星! アイゼンボー」「さよならアイゼンボーグ」の3本を放映しましたが、どれもこれも全編戦闘シーンだけでできていた様な印象で円谷作品らしからぬ殺伐とした雰囲気でした。

 そのせいでしょうか、いつもは思い入れたっぷりな解説を付けているディレクターの喜井氏の説明も妙に淡泊な感じです。
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 余談ですが当時まだ幼児だったうちの弟がその年のクリスマスプレゼントに買ってもらったのがこのアイゼンボーグ号だったりします。他に有力なヒーロー物が無かったせいか掲載誌の「てれびくん」でのアイゼンボーグの扱いは結構大きかった記憶があります。

 円谷の恐竜シリーズはこの後オール実写の「恐竜戦隊コセイドン」まで作られて3部作で一応の幕を閉じますがコセイドンだけはヒーロー列伝で取り上げられずに終りました。
 当時、個人的にはこれも観たかったので少し残念です。


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コメント

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アイゼンボーグ

 光山市交通局さんが言う通り昭和52年後半は
特撮空白時代だったと言っても過言では無いと
思います。
ただ前年の51年からザ・カゲスター、キョーダイイン、
忍者キャプター、プロレスの星アステカイザー、
バトルホークと続いたから一層寂しさがと言った
所でしょうか(笑)
前にもコメントしましたがボンフリー、アイゼンボー
グ、コセイドンは連続恐竜物ですがITCシリーズ
でもある様にサンダーバードでは災害物、キャプ
テンスカーレットでは侵略物、ジョー90ではスパイ
アクションではあるものの原点回帰と言った流れ
で東宝作品だと地球防衛軍、宇宙大戦争、怪獣
大戦争(宇宙人飛来物、侵略物、宇宙人との
コンタクト)に流れます。
アイゼンボーグも然だったのかと。
ボンフリー(救助チーム)、アイゼンボーグ(戦闘
チーム)、コセイドン(マイティージャック的?)
と言った感じです。
所でコセイドンの変身シーン・・・ファイタスボンバ
ーシーンはサンダーバードの変形バージョンで
すね(笑)

>星川航空整備部さん

 アイゼンボーグの場合ストーリーがかなり単純化された分スピーディさは感じましたね。

 実はこの放映後にコセイドンの中古LDを見つけたので全話見る事ができました。
 アイゼンボーグの後番組という事で正直あまり期待していなかったのですがスターウルフと同時期の作品だったせいか適度にハードな雰囲気が円谷らしかったと感じます。
 ただ、後半になると恐竜が付けたし扱いになり「ちょんまげ時代に乗り込んで電人ザボーガーと戦う」物凄い話まで出たのには驚かされましたがw

前作と後番組のコセイドンの方が新鮮さを感じます。作り手が迷走してるのがはっきり分かりますね、これなら最初からアイゼンボー出しとけよと思いました。だって序盤本当に退屈なんですよ。

>光になれさん

 前作では恐竜を保護していたのに本作では戦っているという企画の混乱は仰る様に確かに見て取れますね。
 ただ、本作は当時「テレビマガジン」「テレビランド」に比べて売りとなる特撮作品が少なかった「てれびくん」では随分プッシュされていた印象があります。

 案外アイゼンボーの登場には小学館サイドからの要望もあったのではないかと想像しているのですが。

ケーブルテレビで初めて見ました(会津では当時未放送)が、アイゼンボーグ号は東宝の轟天号や円谷だとマグマライザー、アンダーソンではジェットモグラタンク、アニメではゲッター2など、男子児童向け作品の定番「ドリルメカ」ですね。子供の頃おもちゃ持ってました。

>すーぱーぺるるさん

 ドリルメカは数々あれどここまで凶悪なデザインの物もそうそうないですね(笑)

 特に不思議なのは船尾が90度上を向くギミックで「これに何の意味があるのか」当時はずいぶん悩みました。