かつての繁華街に映画のオープンセットを感じたはなし

 ~「ストレイカーはダウニング街でお会いします」
 「ダウニング街?」
 「はい」
 彼女は横のドアを示した。

 当惑し、いったいどんな罠がーあるいはどんな冗談が待ち受けているのかと思いつつ、ポールはドアから外に出た。
サウンドステージが連なったその横であった。そしてポールは見たー庭が終わった所からダウニング街のセットが始まっていた。
 その通りを半分ほど行ったところ、十番地の前で映画界の大立者以外の何物でもないといった恰好の男が待っていた。

                              (ロバートマイアル作ハヤカワ文庫「謎の円盤UFO」第一巻P42から引用)


 昨日は久しぶりに地元の中心地に出かけました。

 用があったのは中心街のデパートなのですが地方都市の例にもれず(なのか)日曜日の昼間だというのに人通りが殆どありません。
 それどころか日曜日の昼間だというのにシャッターの降りている店の何と多い事か
DSC_0629.jpg

DSC_0632_201502231845432ff.jpg


 中心街の駐車場不足などの要因もあるのかもしれませんが日曜日の昼間は郊外のショッピングモールへと言うのが最近の一般的な日曜日の過ごし方になってしまった感があります。
 ことにこの地の商店街はここ20年くらいほとんど変化がなく昭和30年代の雰囲気が今でも感じられます。

 その変化の無さもあるいは客が遠のいている一因にも見えますが上述のショッピングモールと同じようなものしか買えない商売の構造も関係がありそうな気もします。


 同じものを買うなら小奇麗で車で行きやすいモールを選ぶ人も多そうですし。
DSC_0630.jpg

DSC_0631.jpg
DSC_0633_201502231845475d6.jpg


 余談ですがかつての映画の全盛期には東宝初め東映や日活に銀座の街並みを模した繁華街のセットが常設されていたそうです。
 この街なみも見ようによっては映画の撮影所なんかによくあった「銀座のセット」のようにも見えます。
 最近ウルトラQなんかの再放送でこういう雰囲気の街並みを見ているせいかもしれませんが、よく見ると店の屋号なんかが「見るからにどこにでもありそうな名前ばかり」と言うのも関係あるかもしれません。 

 おまけに繁華街自体が異様に短くて5分も歩くと町はずれの住宅街になってしまうなんてところも(笑)


 きつい事を書いたかもしれませんが実をいうと私個人はこの雰囲気は結構気に入っています。
 小さいながらも街並みの凝縮感の感じられるこういう風景、ある意味レイアウト的でもありますし。


 ですがもう少し活気が出てくれないと寂しいのも確かです。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

なるほど

 例の街は、ここでしたか(笑)
東宝、円谷作品で出て来た繁華街のセットは
初めて観た子供の頃は本当に何処かな?と言う
感覚でしたが良く見ればアレ?と言った店や看板
もありましたし細かく観察すると出てくる車が毎回
同じ車種とか。
しかし下段の3枚は本当にゴローの回やザラブ
星人の世界です(笑)
実際の繁華街・街では無い造り物の街を通常の
街として見せるは大道具担当の職人技が大きく
腕を見せる所かもしれません。
ある意味、大きなレイアウトを作る感で我々も
参考にしたいですよね!
只今、一週遅れでsos富士山を鑑賞中!
模型のダンプカーがゴルゴスの破片を含んだ
岩を降ろすシーンはサンダーバードの影響?
しかしサンダーバードが放映されるのは、この回
制作後の半年後・・・単なる偶然?

>星川航空整備部さん

 私もこれほど書割臭さを感じさせる実在の商店街というのもあまりお目にかからない気もします。

 東宝に限らず東映や日活にも銀座セットというのが常設されていた時期があったそうですが意外とセットの俯瞰が見られる様な資料が無いですね。

 私の方は先日「甘い蜜の恐怖」を観ましたがこちらも映画並みのサイズのセットが組まれている様で驚かされます。

そこにオープンセットがあったんだ…銀座の町並みを模したパーマネントセットだ

どうもご無沙汰しています。

画像にある「シャッターだらけの商店街」を見ると、そのまま映画やドラマのオープンセットに使えそうな雰囲気を感じましたね。

>≧余談ですが、かつての映画の全盛期には東宝初め東映や日活に銀座の街並みを模した繁華街のセットが常設されていたそうです。この街なみも見ようによっては映画の撮影所なんかによくあった「銀座のセット」のようにも見えます。

>日活撮影所にあった「繁華街のセット」ですが、図書館で借りた矢作俊彦さんの「フィルム・ノワール/黒色影片」という小説で日活撮影所を訪れた神奈川県警の元刑事・二村永爾に宍戸錠が撮影所の外に立つマンションを眺めながら「そこにオープンセットがあったんだ・・・銀座の街並みを模したパーマネントセットだ。昔はロケの制約が大きかったから、そこでよく撃ち合いをしたもんだぜ。」と錠さんが日活銀座の思い出を語るシーンがありましたが、映画の全盛期の撮影所には繁華街のオープンセットがあったことを垣間見ました。

管理人さんのブログを読んで思ったんですが、大映東京撮影所(今の角川大映スタジオ)や今は亡き松竹大船撮影所にも東映東京撮影所の繁華街や日活銀座・東宝銀座みたいな「繁華街を模したオープンセット」があったかどうか気になるところです。

No title

>時間ですよ、しんこちゃんたびたび さん

 大映のガメラ映画のメイキングのはなしだったと思いますが、撮影所周辺の商店街での撮影があったというのは聞いています。
 また、新東宝の「スーパージャイアンツ」に登場する繁華街もずいぶん書割臭さの感じられる風景でしたのでこれも撮影所のセットだったのかもしれません。

 撮影所の商店街のセットはある時代までは恐らくどこの会社にもあったのだろうと思います。
 ロケではカバーできない銃撃戦やら戦災シーンなどはどうしてもセットに頼らざるを得なかったでしょうから。