1985年のモーターショーから・スバル編

 先日1985年のモーターショーのネタで久しぶりにコメントをいただきまして有難いと思うと同時にこのシリーズ自体が2回で中断していた事を思い出して「しまった!」感に打ちひしがれました(汗)

 そんな訳で2年半ぶり位になりますか、ここらで少しづつ残りのネタを消化したいと思います。
 これまでNISSAN MITSUBISHIときましたが3回目はSUBARUで行こうと思います。
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 今のレガシィやインプレッサ、あるいはレヴォーグなんかで日本車らしからぬセンスを漂わせているある意味「一番オサレ」なブランドとなっているSUBARUですが85年当時は「ヨンダブリュディ」と「営農サンバー」のイメージが先行するもっとも田舎臭いブランドでありました(主観)
 とはいえ当時のメーカー側は一刻も早くそのイメージからの脱却を図りたかったらしく色々と模索を図っていた時期に当たります。

 表紙からして後のアルシオーネSVXのプロトタイプみたいな流麗極まりないショーカー「F-9X」のシルエットで目を引きます。
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 ですが当時実際に市販されていたのは登場当時から「ウルトラマンカー」「『珍車紹介』出品車」とか「な、なんだこのスタイリングは!」とか専門誌に散々書かれた初代アルシオーネだったりするのですが。
 この車は特に北米市場でのスバルのイメージチェンジ(当時アメリカですらスバルと言えばそのイメージは「安価なピックアップ(BLAT)」でした)を賭けて投入された史上初の4×4のスペシャリティカーでした。

 これの出る1年くらい前からスクープが「GORO」辺りで露出し始め(成人グラビア誌のイメージの強い「GORO」ですが新車のスクープは下手な専門誌より早かった)当時の私は多大なる期待を持ってその日に臨んだ苦い思い出があります。
 だって、ふたを開けてみたらこれでしたから(笑)

 当時最小の空気抵抗を謳ったエアロフォルムボディはフラット4のメリットを最大限に生かせる低いボンネットラインを実現したのですが一方で4WDに拘るあまり最低地上高の高い妙に腰高なデザインになってしまい全体のイメージが珍妙なものになったのがこの車の悲劇でした。
 当時実車が走っているのを何度か見ましたが乗っていた方には失礼ながらちょっとギャップを拾う度に「スケートボードがはねているように見える」走りっぷりもそのイメージを増幅させていた気がします。
 しかもカッコがこれほどぶっ飛んでいるのに中身は当時のレオーネそのまんま。4×4のシステムも未だにパートタイムのままだったので見かけ倒し感も相当な物でした。

 とはいえこのショーの前後の時期にはエンジンがスバル初のフラット6となり、ようやく4×4システムもフルタイム化して中身のスペシャリティ度が上昇したのが救いでした。
 この反省からか2代目となったSVXはバブル期の(わたし的に)日本車の金字塔みたいな傑作になりましたから初代も持って瞑すべきかもしれません。

 モーターショーのはなしがアルシオーネの話になってしまいましたが、当時のスバルの技術面の売りは他に「CVT」があり確か3代目REX辺りで実用化されたと思います。
 今では軽でCVTでないのを見つける方が難しいくらいですから先見の明はそれなりにあったのですが当のスバルが軽の開発をやめてしまったのは非常に残念です。

 モーターショーの冊子とはいえ、ショーカーの記述が意外に少ないのがスバルの特徴で後半は自社のラインナップ紹介で占められます。
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 主力は当然3代目のレオーネですが当時から人気だったワゴンとセダンに加えて、スバル初のフルタイム4×4を搭載したものの後ろ半分のデザインがとってつけた感全開の「3ドアクーペ」が追加。
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 他に当時FFになったばかりの軽カーのREX、その「REXの車体幅だけ広げて無理矢理リッターカーに仕立てたジャスティ」当時モデルチェンジしたばかりのサンバーと「サンバーの幅を無理やり広げシートを3列化して7人乗りのリッターカーにしたドミンゴ」
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 全くこの頃のスバルは怪作ぞろいのラインアップでした。
 ですが本書を見て一番ほっとさせられたのがこののんきなページだったのも確かです。
 レガシィのヒット以降妙に肩に力の入ったスバルのラインナップは確かに凄いのですがもう少し朴訥なところもあっていいのではと思える時が時々ありますので。
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 最後のページの下の方には富士重工の幅の広さを示すためにエアロスバルと並んで当時第3セクター鉄道を中心に脚光を浴びていたLE-Carも掲載されています。


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