「ゴーガの像」

 今回のウルトラQネタはシリーズきってのアクション巨編(笑)「ゴーガの像」から
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 「3千年前のアランカ帝国を一夜にして滅ぼした伝説の怪獣。町に悪がはびこり、人の心が失われると現れる」
 確か当時の怪獣図鑑ではゴーガについてこう書かれていたと思います。

 実は本作は本放映当時見た記憶がなかったので、上述の解説を読んで「鳥を見た」のようなファンタジー編を勝手に想像していました。
 ですから、後の再放送で本作を始めてみた時の衝撃と言ったら(笑)

 (ただし本作の原案となった没脚本「化石の城」はかなり「鳥を見た」に近い内容だった様なので私のイメージもそれほどハズレではなかった気もしますが)

 OPからして「くわえタバコにサングラスのおっさんが車をバックさせているその奥で倉庫が大爆発する」というウルトラQなんだか西部警察なんだかわからない物凄い物でした。
 そのあとの展開も密輸団の黒幕と謎の女の緊迫感あふれるやりとりやら、アジトの周辺をクルマでうろつく工作員をライフルで狙撃するシークエンスやらおよそ怪獣物とは思えない演出が続出。

 こんな話に「市井の航空会社のパイロット」や「東都新報の女記者」の絡む余地があるのだろうかと心配にすらなってしまいます。
 ところが、Bパートになるとその市井のパイロットが「並走する車から車に飛び移り」「工作員の無線を聞くやその足で敵の本部に乗り込む」と完全に場の雰囲気にのみ込まれたかのような大活躍!
 シリーズ中最も星川航空社員が「らしくなく見える」一篇です(笑)
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 そういえばこの回に限って一平が「トライアンフTR6」を運転して登場。私物だとすれば先輩が国産車のスカイラインだというのに凄い話です。
 工作員の愛車は特撮ファンには「マッハロッドのベース車」として有名な(笑)フェアレディ。密輸団のクルマも縦目セドリック「ハイヤー仕様(爆)」とかこの回は車関連のネタにも事欠きません。
 クライマックスのジープですらスペアタイヤをサイドにマウントしたマニアックさだったりします。
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 それは置いておいて、
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 像の中に潜んでいながら密輸団本部の中で探査用のX線を浴びて巨大化して出現する貝獣ゴーガ。
 よく考えてみたら怪獣ムービーの中でも貝その物をモチーフにした物は意外にありません。特にヒーローと絡むシークエンスでは間合いがとりにくいせいか殆どなかった記憶があります。
 (帰ってきたウルトラマンのヤドカリンなど変格的なデザインの物が目立つくらい、あとは「人型のタイツに貝のマスクを被ったレベルの怪人」ばかり、そういえば「ホタテマン」もその口です)

 一番の見せ場は銀座付近のビル街で戦闘機を貝光線で叩き落とし幼虫モスラさながらの重戦車移動をしている辺りでしょうか。
 ウルトラQでビル街の夜景のミニチュアセットが出てくるのは本作位ですが、さすがに映画のような訳には行かず灯りはビル一軒にひとつ、全部の窓が光っている「行燈状態」なところにテレビ特撮の限界みたいなものを感じます。
 とはいえ攻撃を受けたゴーガが地中に潜行するタイミングで(恐らく地中ケーブルを切断したという想定?)一斉に灯りが消える所に拘りも感じますが。

 ラスト、そのゴーガも化成カリを混合した砲弾で眼をつぶされ火炎攻撃で炎上する最期を迎えます。あのぬめぬめした頭部に炎がまとわりつくように燃え上がるカットは大きさの比率の不自然さをわかっていてもやはり幻想的です。

 最後に余談

 私のレイアウトには「岩倉会館」という名称のビルがあります。
 前述の密輸団の本部があるのも岩倉会館なのですが、実はこの建物を作った時にウルトラQのこの話に因んでネーミングしたものです。
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 ただし、こちらの岩倉会館は同じ会館でも「演芸場」だったりするのですが(爆笑)



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コメント

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ゴーガの像

 以外にも私にとってはインパクトの強い回で、
この話を初めて観たのは恐らく昭和44年頃の
再放送でゴーガ以外に当時、結構印象に残った
回は地底超特急、ガラダマ、悪魔ッ子、ラゴン、
パゴスと当時、子供だったからパゴスと悪魔ッ子
は特にでした。
私も、あのゴーガのナメクジ?みたいなヌメヌメ
とした頭部が自衛隊の攻撃で燃え上がるシーン
は本当の怪物が攻撃されたのか?と思い食入る
様にTVを観てました(笑)
前にも書きましたがゴーガとグリーンモンスは似た
話で方や6000年前の怪物が像の中へ入り東京
で大暴れをする。
そしてグリーンは謎の島から来た怪植物が目的
を持った暗殺者の様に探検隊メンバーを襲撃し
遂には巨大化し丸の内で大暴れ。
だけどラストが似ています!
炎の中で燃え尽きて行く・・・ゴーガから外れます
がグリーンモンスは実際に着ぐるみを燃やしたと
言われているので効果的なシーンが展開されま
したが私は、この回はサンダ対ガイラと同時ロケ
されていたと考えています。
根拠はラストの丸の内ミニチュアシーンと武装警察
隊と車両そして本編ロケも丸の内でしています。
時計台を破壊したグリーンモンスとマンが対峙する
前後のビルのミニチュアから見て東宝スタジオ内の
セットに両者の着ぐるみを持ち込み・・・憶測ですが
グリーンの着ぐるみを燃やしてボヤ騒ぎを造り出し
隙を見てマンの着ぐるみを運び出し退散した。
と推測しています。
で、お互いに健康管理に留意しましよう。

>星川航空整備部さん

 44年頃の再放送と言うと時期的に「あけてくれ!」がかかり始めた時期ですね。

 当時の私の故郷ではQの再放送がなかったので本放映の頃の記憶は実にあやふやです(そのくせQより古い「月光仮面」をこの時期にやっていました)

>サンダ対ガイラと同時ロケ ~
 それは気付きませんでした。時期的にも符合しますし、今度ビデオを確認してみたいですね。