熱帯夜の怪奇本シリーズ2015・「世界のウルトラ怪事件」

 さて私のところも梅雨が明けて汗っかきの地獄の時節の到来です。

 毎年この時期には納涼企画として手持ちの物や借りた本の中から怪奇関係の本をいくつか紹介する事にしていますが、今年もそろそろやってみようかと思います。
 今回まず紹介するのは中岡俊哉著「世界のウルトラ怪事件」から
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 中岡氏の怪奇本というと心霊関連の物が多いのですが本書の場合は異次元現象や宇宙人、UMA、古代文明関連の話がメインになっています。
 それらの一部は以前紹介した「恐怖の四次元館」でも再録されているのですが大半は本書にしか登場しない怪異譚で占められています。
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 とはいえ、この方の場合、怪獣や宇宙人が絡むと途端に話が変な方向に進むことが多く油断がなりません。
 何しろUFOがルーマニアの国営農場を襲った話では「カービン銃や猟銃で武装した農民がUFOに立ち向かう」という驚きの展開。
 宇宙人も宇宙人で別の話では「上半身裸の巨大宇宙人がケニア軍の小隊を襲撃して壊滅させ」ていたりします。
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 一方で「庭石や置時計が突然ラジオになった」とか「人をさらう猿の大群」、「空を飛んだ自動車」しまいには「恐怖の奇病」「太陽が三つ」など世界仰天ニュースの先駆けの様な題材も取り上げられ、文字通り心霊以外の殆どの題材を網羅した怪奇現象のデパートの様相をみせます。
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 本書のところどころにコラム風に登場する「怪奇カレンダー」
 ここを読むと例えば7月23日には「アフガニスタンのヘラートで夜、上空に光る丸い物体が現われた時にキーンという不気味な音が聞こえ多くの村人が狂いそうになった。空飛ぶ円盤のしわざだと言われている」とかいう事が手軽にわかる斬新なコラムでもありました。
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 「魔の金曜日の大事件」では列車事故やら飛行機の墜落、ケネディ大統領の暗殺など金曜日に起きた大事件ばかりを集めていますが、良く考えてみれば他の曜日でもこれ位の大事件は等しく起こっている気もするので特に金曜日だけがひどい訳ではなかったと思えます。
 とは言っても当時の私にこのコラムが与えた影響は相当なもので長い事「金曜日は物騒な曜日」という刷り込みがされていたものです。

 かと思うと「世界の珍記録」というのんきなコーナーも挿入されていて油断がなりません。

 今回このブログを書くのに当たって読み直してみたのですが題材の幅広さのせいか、非常に満腹感のある読後感が味わえました。
 この辺り、怖がって読んでいたあの当時とは隔世の感があります。


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