「恐怖の電話」

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 コミカライズに観る怪奇大作戦(笑)
 梅雨明け以来の猛暑日なのでこういう怪奇ネタも良いかと(笑)

 今回は影丸譲也版から「恐怖の電話」

 通話中に電話から発せられる超音波熱線で「受話器を持ったまま人体が炎上する」という非常にショッキングなシークエンスが印象的なこの回。

 TV本編では被害者の娘の謎めいた行動を追う三沢と、電話線を手繰るながら犯人の手口を追及する牧の対照的な捜査とそこから来る対立を軸に進められます。
 ですのでいい大人になってから観返して見ると「怪奇・恐怖譚」というよりも「捜査活動の積み重ね」が印象に残る一編と言えます。

 さて、影丸版のコミカライズで驚かされるのが電話焼殺魔の犯人として「ブラックサタン」という怪人が登場する点!
 そのブラックサタン氏のカッコというのが「片目で出っ歯でマントの様な物を着た男(目撃者談)」という一言で言えば「劣化キングアラジン」みたいなもので驚きます。

 初読の時思わず「仮面ライダーストロンガー」の主題歌を口ずさんでしまう私がいたりします(爆)
 (ストロンガーの敵組織と同じ名称なので)

 「第一の被害者が焼殺されるどさくさに紛れて仏像を盗み出す」というテレビにない行動には相手を殺す必然性がまるでない不思議な展開でした。
 で、このままブラックサタンとの対決へもつれ込むのかと思いきや「次の瞬間にはほぼ完全にテレビ準拠のストーリー展開」が犯人判明まで続くので思わず唖然とします。

 当然の様に、クライマックスまでブラックサタンは全くストーリーに絡まず、ラスト近くになって「岡島がブラックサタンに脅迫されていた」事を示唆する岡島の書き置きが見つかったりするものの最後になって「実はブラックサタンは犯人の岡島の変装でした」というテレビしか知らない人にとっては驚天動地の展開となります。

 ラストはトータスと岡島のクルマのカーチェイスとクラッシュで締めくくられるテレビによく似たものになりますがテレビの様なSRI本部での解説シーンが無いのでやや唐突な印象の読後感が残ります。

 これは推察ですが少年誌でコミカライズするには内容がアダルト(地味)過ぎて年少読者が付いていこないのではと言う危惧から派手さを出すために作者(あるいは編集)が追加したキャラクターと展開ではなかったかと思います。
 読む側からすれば別にそんな事をしなくとも十分「怪奇~」のストーリーは魅力的だと思いますし、事実この後のコミカライズではこの種のビジュアル面での改変は観られません。

 その意味で言えばこの辺りまではコミカライズの魅力はまだ出ていない段階と言えます。



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