帰省と車中泊のはなし

 今回も帰省絡みのネタだったりします。

 車で現住地から600キロ以上離れた実家へ帰省するようになってからはやい物で25年目くらいになります。

 最初はリッターカーのシャレードから始まり、テラノ、セレナ、ベンツのAクラス、エスティマハイブリッド、そして昨年からのアリオンとと車種もボディ形式もまちまちです。
 シャレードの時は殆ど完徹でハンドルを握り続けていたので翌日は必ず一日寝倒すという非効率的なものでしたし、テラノの頃は盆の最盛期だったので「夜8時出発、到着が翌日午後4時」と言う無茶なスケジュールだった事もあります。
 そのせいもあってテラノの後半くらいから「帰省=車中泊」と言うのが定番化するようになりました。
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 それらの経験から照らし合わせると「フルフラットシートはそのままでは寝られない」と言う事実だったりします。
 車のシート、特にフロントのそれは乗員を包み込むようなセッティングになっていますが人間は一晩のうちに30分に一回くらいのペースで寝返りを打つように出来ていますから、寝返りができないというだけで結構なハンデとなります。
 それに気付いてからは専らラゲッジ等のフラットスペース上にマットレスなどを敷いて寝るという方式を中心に対応しています。 

 独身の時はテラノのラゲッジの奥行きが少なかったのでラゲッジに斜めになる様にクッションを敷いて寝ていました(これを当時のクルマ雑誌では「X切り」とか呼んでいました)
 これをやると「寝るスペースを作ると荷物が載らない」」という欠点がありましたが背に腹は代えられません。
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 次の初代セレナはやろうと思えば1列目から3列目まで全てつないだフルフラットシートが作れるのが最大の売りでしたが、それでもシートのくぼみはやはり寝る上では邪魔だったのでくぼみを埋めるための座布団を何枚か用意して対応、
 最後の方ではフルフラットシート用のエアマットまで用意するという荒業を使いました。
 ですがエアマットは中身が空気なだけに通気性が悪く汗っかきには却って蒸れる代物だったので私にとってはアイデア倒れでしたが。
 それでも片側だけフルフラットシートにすると残り半分が荷物置き場としてかなりの嵩を稼げましたから車中泊込みの帰省ではかなり使えるクルマだったのも確かです。
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 一番奇策を使ったのがベンツのAクラス。
 このクルマは運転席以外のすべてのシートが取り外し可能、しかも外した後の床面が殆どフラットだったので、一人旅なら「家で使っている布団がそのまま敷ける」という物凄いスペックを誇りました。
 これが当時のヴィッツよりも短いボディのクルマとは思えないほどです。
 しかも標準装備のラゲッジネットを上手く使えば寝ている上の空間に荷物を乗せる事まで可能でした。
 これまでの車中泊歴で一番安眠できたのがこのAクラスでしたがこのクルマを買って車中泊をやった奴など私くらいだったのではないでしょうか。

 もし私がこのまま独身を通していたらいたら今でもこいつを使って帰省していたかもしれません。
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 流石に子供までできるとベンツで一家で帰省と言う訳に行かなくなったのでエスティマハイブリッドに変わりましたが。
 こちらはボディが十分以上に大きかったので室内スペースに余裕があり2,3人+荷物程度なら十分に対応しました。
 アップライトに座らせるシートはクッションの肉も厚かったので凹凸を埋める座布団があればそこそこ寝られましたし。

 で、今のアリオンですが最近は現住地周辺の道路事情の改善(要するに高速道路が整備された)に伴い車での所要時間が短縮したので今のところ車中泊はやっていません。
 ですがトランクスルーを使えばそこそこ寝られる事はわかっているので、そのうちにまたやるかもしれません。
(但しこれをやると荷物はまず載りませんが)

 クルマと言う物は本来中で寝る様にはできていないので、どうしても工夫が必要ですが、それを考えるのは意外と楽しかった気がします。

 さて、日本の自動車史の中ではRVブームと共に「車中泊」が普及したのに伴い、車そのものを寝室化する事に各社が血道をあげていた時期があります。
 これが思い出してみると中々に面白いので次の機会に纏めて書いてみたいと思います。


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