「ゴメスを倒せ!」

 MXでのリピートは終わりましたがウルトラQネタです。
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 今回取り上げるのは放映第一回の「ゴメスを倒せ!」から。

 昭和41年の正月、日曜の夜7時にテレビの前に座っていた子供たちの心をわしづかみにしたウルトラQの幕開けを飾ったのがゴメスとリトラの「二大怪獣対決ネタ」でした。
 これはウルトラQの第1話の選択としては実に正鵠を射ていたと思います。

 アンバランスの名残で当初はアダルト路線で進められていたウルトラQでしたがやはり第一回はエンターテインメントに徹した話で訴求しなければ後の人気が続かなかった可能性は高かった気もします。
 製作1話のマンモスフラワーや当初予定されていたナメゴンの回が第一回だったらこれほどの人気は出なかったでしょうし、製作順のままの放映だと放映局の要請によるものと言う事情を知らない視聴者に「人気がないから怪獣を出してきた」と邪推されたかもしれません。

 先に「エンターテインメント」と書きましたが、Q全体を俯瞰して見ても「怪獣同士の対決」を主軸にした話は殆どありません。
 Qそのものが「怪獣が出てくる事それ自体が驚異」だった頃のスタンスを守っていたからとも言えますが、それゆえに視覚的な壮快感を伴う話が意外に少なかったのも確かです。
 どちらかと言えば考えオチみたいなストーリー性を楽しませるのがQの本質であり、それゆえに後から観返しても鑑賞に足るだけの質を保てたも言えます。

 でもそれだけだったらシリーズ全体が窮屈なイメージを持たれて子供ばかりかテレビに理屈を超えた娯楽を求める大人からそっぽを向かれた可能性もあったのではないでしょうか。

 ですが今でも大概の大人の中にある「ウルトラQ=怪獣が大暴れ」と言うイメージの一端を背負ったのがこの第1話だったのも確かだったと思います。
 それによる弊害もあったかもしれませんが、この選択は正しかったと私個人は思っています。

 堅苦しい話はそれくらいで。 

 ゴメスはゴジラの、リトラはラドンの飛び人形の改造だったそうですがそう言われなければまず分りません。

 私の年代の子供の頃は学校の休み時間に怪獣の似顔絵を描いたりした経験を持っているものです。
 もちろんQの怪獣もいくつか似顔絵を書いたものですがナメゴンとかゴルゴス、ピーターとかは描きやすかったのにゴメスやパゴス、或いはウルトラマンのネロンガやゲスラなどは何故か描きにくくて往生したものでした。
 今思うとこの手の描きにくい怪獣に共通しているのは「既存の怪獣を改造したデザインだった」点です。
 オリジナルよりもデコラティブになっているためどうしても細部に目が行ってしまいやすかったからではないでしょうか。
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 それに気がついたのはずっと後の事ですが、その折に試しに「先ずゴジラを書いてから角や髭を追加する」やり方で描いてみたらそれまでよりもはるかにそっくりなゴメスが描き上がったのには驚きました(笑)
 ウルトラ怪獣の似顔絵が苦手な人にはある意味お勧めできるやり方かもしれません(笑)
  
 本作のトンネル工事現場は当時工事中だった中央自動車道の小仏トンネルでロケしたものなのだそうです。
 周囲の山並みこそ当時と変わらないかもしれませんが今やこの地点は渋滞の名所と化し週末などは20キロくらいの車の列ができるのも珍しくありません。
 最近はそんな小仏トンネルを通るたび「リトラの墓はどこだろう?」とか思うようになりました(笑)


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コメント

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似顔絵

 ここで懐かしくも恥ずかしい話を(笑)
私の場合、小学校低学年の頃はアニメ・タイガー
マスクの影響が強く・・・なんとタイガーでは無く
G馬場の似顔絵を書いていました!
意外と馬場さんは簡単なんですよ(笑)
さてQですが、まさか光山市交通局さん独自に
Q特集を開設?
思いっきりコメしますよ!
で私からは、26話の「燃えろ栄光」から面白い事
を話します。
主人公のピーター・・・実はウルトラ怪獣で星人
以外に数センチから等身大そして巨大化する初の
怪獣です。
制作されていた65年7月当時、TBS側は円谷に
対して次作の要望を出し何かヒーローを出して
民間人ではなく何らかの組織が怪事件に任る企画
を出しています。
よく同時期のフランケンシュシタインが初代マンの
フォーマットと言われていますが当初企画された
科学特捜隊ベムラーと初代マンのテストとしてQ
26話のピーターが試されたのかと思います。
数センチから等身大、巨大化はセブンで通常化
していますしガッツ星人も言っていますし(笑)
このピーターの話、コミックだとジョーは炎の
中でピーターと消えて行く悲しい幕切れですが
TVでは未来に向かって突き進む姿でENDとな
ります。
しかし本編で万城目がジョー!と叫ぶシーンが
あり当初はTV版もジョーが炎に巻き身まれる
話では無かったのかと思います。
恐らくショッキングだし後味が悪くなるのを避けた
事柄と推測しますがミラーマンでも47話でインベ
ーダに張り倒された野村隊員が死んでしまう話
だったのが決定稿では重傷を負いながら生きて
いた筋書きになり、これもショッキングと言う理由
で変えられたと聞いています。
あ、2つとも工藤さん絡みでしたか(笑)

>星川航空整備部さん

 あの当時はプロレスとスポ根物も全盛期でしたね。
(但し印刷媒体のみ、テレビでのヒットはやはり巨人の星以降という事になりますか)

 工藤堅太郎氏は特撮物以外では意外とアットホームなドラマなどで露出が多かったせいかレギュラー出演で「死ぬ役」が思い当たらないですね。

 星川さんのご指摘で初めて気が付きました。
 
 当時の工藤氏のレギュラーと言うと以前にも触れたケンちゃんシリーズの他NETの五番目の刑事やTBSの土曜日の虎辺りが思い浮かぶのですがどれも殉職とは縁のなさそうなイメージがあります。