午前3時の暇つぶし本から・24・ 「機動戦士ガンダム 宇宙世紀vol.3 伝説編」

 本日からブログのテンプレートを変更しました。
 直前10回くらいの記事の冒頭がコンパクトの表示されるうえに前の奴とほぼ字の大きさが同じなので見やすさもあまり変わらないかと思います。

 それにしてもこうして記事の並びを見ると何というジャンルの脈絡のなさか(大汗)

 今回は久しぶりに午前3時の暇つぶし本から。
DSCN7623.jpg

 「機動戦士ガンダム 宇宙世紀vol.3 伝説編」(ラポート)から
 現在40代後半から50代前半にかけての世代は大なり小なり機動戦士ガンダムの洗礼を受けていると思います。

 殊にいわゆる「ファーストガンダム」と呼ばれる昭和54年の第一作の衝撃はアニメファンのみならずそれまでアニメに関心を示さなかった層を巻き込んで文字通り歴史的な一大ムーブメントとなった点で特筆されるものです。
 私などもその第一波にもろにはまり込んだ口でして、ネット局がなかったために本放送こそ見られなかったものの放送地域に住む知り合いからテレビを録音したカセットテープを聴かせてもらった時の衝撃は生涯忘れられない物がありました。
 で、当時の田舎ファンの常としてテレビ局への放送嘆願の運動なんかに署名したり当時の専門誌を買い漁って作品世界の把握に余念がなかったりとある意味熱気に満ちた青春(暗い青春ともいう)を送らせて頂いたものです。

 余談ですが今も人気雑誌として続いている「ヤングマガジン」誌もその創刊号はテレビ放映直後だった「ガンダム最終回のフィルムストーリー」を特集していた位ですからその熱気もわかろうというものです。

 このブログではこれまで触れませんでしたが、今の私もファーストガンダムに限定するならば今でも5,6時間は語り明かす自信があります(まったく自慢にならない)

 さて、そのガンダムムーブメントですが、いわゆる「ガンプラ」の大ヒット以前はファン層の大部分が女子中・高生だった事は案外認識されていません。
 これはガンダムの直前までヒットしていた「ボルテスV」「闘将ダイモス」等に代表される「ドラマティカルロボット路線」のファンがガンダムの登場で一斉に飛びついた事が大きく影響しています。
 これに前年の「宇宙戦艦ヤマト」のファンを形成していた男性ファンがガンダムのハードSF的設定を持つ作品世界に引きずりこまれる形でファン層に加わった(これらの一部は現在でいうおたく世代につながる流れとなります)と言うのが本放送当時の流れでした。
 そしてそのどちらの層にも一定の支持を受けていたのがこの直前に創刊されたアニメ専門誌「アニメック」です。

 それ以前にも「無敵超人ザンボット3」や「未来少年コナン」の特集で注目を浴びていた雑誌でしたがガンダムの世界観にいち早く注目して放送開始直後からかなりの扱いで特集を組んでいた事が功を奏し放送最終期には当時隔月刊の雑誌としては驚きの実売10万部を達成するという金字塔を立てるに至ります。

 ここでようやく本書の話になります。

 これまでにもガンダム関係の本は設定資料やらフィルムストーリーなどを記したものは多かったのですが「あの頃のファンの熱気」それ自体に焦点を当てて作られた本はあまりなかった気がします。
 本書では当時のアニメック編集長の思い出を中心に第1話の放送から後に大ヒットする劇場版の公開前後の期間、ファンや番組スタッフはもとより当時の編集部の熱気がどうだったかを回顧する内容です。

 当時のアニメック本誌に寄せられた投書も多数収録されており当時の若者がどれだけガンダムに熱中し、そしていろいろと考えたかが窺い知れる一冊となっています。特に科学考証絡みの投書やら「ガンダムはSFか?」論争は論争自体の熱さも去ることながら内容が異様なほど濃いので今読み返しても感心させられる事頻り(笑)

 ですからガンプラからこの世界に入ってきた世代にはとっつきにくい所も多い本ではあります。

 私の様なおっさんからするなら、本書を読むという事はそのままあの頃の熱さを追体験するという事でもあり、読み返すたびに熱気に当てられて夜などは眠れなくなる事も多いという難儀な一冊でありますが、当直の夜なんかに元気が欲しい時などには好適な一冊でもありました。

 いや、全くあの頃は熱かった(笑)



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コメント

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No title

今川ガンダムから入り、レコンギスタとビルドフアイターズでガンダム卒業した身なのでフアーストを見ていない世代としては当時の人の意見を聞くと本当に特撮アニメに限らず好きな物に性別関係ないんだなと思います。当たり前ですが人種ですら、今でこそほのぼのとしたホビーアニメやヒーローアニメ放送してる時間帯ですが、ガンダムが始まって以降はハードなロボットアニメ放送してたんですよね。ドラグナまではリアルロボット路線で獣神ライガー以降スーパーロボットに方向が変わりましたし。今ではスポンサーも講談社から小学館に変わり、テレビ局はテレ朝系からフジテレビを経て毎日放送系になりましたし。1番最初に書いた通りすでに離れたので、ガンダムの新作はお任せします。本当に当時の熱気は凄かったんだなー。

Re: No title

> 光になれさん

 今やガンダムも「宇宙世紀」の設定からかなり離れたガンダムも多数出るようになって俯瞰で観るとけっこう混沌とした感がありますね。
 「Gガンダム」は個人的にはファーストの次くらいに好きな作品だったりします(笑)がこれの翌年にかの「エヴァンゲリオン」がスタートしている辺りマニアが喜びそうなフックを持った作品が「ガンダム」から「エヴァ」に代替わりするのを象徴している感じもあります。

 そんな訳で正攻法の宇宙世紀ネタはもう見られないかと思っていたのですが、先日「THE ORIGIN」の第一作を観てその辺の渇はかなり癒されましたね。冒頭のルウム戦役のシーンだけでも相当な情報量でしたし。

大変だー大変だー

今ブレイブビーツやっている時間帯で4月3日からガンダムユニコーン放送ですよ。この番組成功したらロボットアニメ枠復活できますね。

Re: 大変だー大変だー

> 光になれ

ユニコーン放送ですか。アニマックスでやったOVAなのか完全な新作となるのか、興味深いです。
 キー局がブレイブビーツに引き続いてメーテレならZZ以来久しぶりの「名古屋テレビのガンダム」という事になりますか。

No title

で、もう一つ質問ですが親子でガンダムユニコーン楽しんでくれてますか。朝7時にガンダムやるの初めてですし、意外と反響も大きいですね。ブレイブビーツが打ち切りになった穴埋めとして急遽ユニコーンをやる事になった様ですが、ガンダムに限らずニチアサでロボットアニメを見たいと言う声は多かった様ですし。まあユニコーンがハードな分、次回作は正統派のアニメになるでしょう。

Re: No title

> 光になれ さん

 一応毎週録画はしていますが4月中はなかなか見る機会が作れませんでしたのでそろそろまとめ視聴に掛かろうかという所です。
 同じ日にスタートのマクロスやら裏番組のウルトラマンとか今年の日曜日は録画ネタが多くて(汗)

No title

言い忘れてましたが、ブレイブビーツは打ち切りじゃなくメ~テレによると最初から半年で終わる予定でその後ユニコーンを放送する予定だった様です。ただ1時間半の話を3分割して放送してる分、最初の頃の宇宙編は本当に退屈でした。地上編に入ってからようやく面白くなりましたが、やっぱり宇宙編で脱落した層もいる辺り本当に好き嫌いはっきり分かれる作風ですねガンダム。ただ映画の再編集で視聴率は関係ないのが救いでした。ただメ~テレでガンダムやれるのはユニコーンで最後かもしれないですね、ユニコーンの後にガンダムやって成功するとは限らないので。

No title

>光になれさん

 名古屋テレビは元々ザンボットからガオガイガー辺りまでサンライズロボット物にお付き合いしてきた局ですし、その間にダイオージャの様な正攻法からダイターン3とかダンバインの様な変格物まであらゆるジャンルのロボット物の実績がありますからガンダムに拘らずに観る側がノれるロボット物をまたやって欲しいというのが個人的な要望ですね。

 Zガンダムの少し前位に当時の雑誌で「続編が観たいTVアニメ」のアンケートが載った事がありますが、そこでの上位はガンダムでなくザンボットとダイターン3だったという事例がありますし。
 「勝平が地球防衛軍の司令官で世界中に複数のザンボットチームが配備されている」なんて設定まで出してきた御仁も居たそうです。

No title

ユニコーンは後2話で終わって、後番組がロボットギャグアニメへボットだそうで、ただ10月のタイムボカン24は1年以上やれる保証はあるしレベルファイブはジャンプと組んでメガトン級ムサシというアニメやる辺り親子向けのロボットアニメも完全復活できそうな気がします。ただへボットの場合1年やるの難しいかも、やっぱり4月まででしょうね。

Re: No title

> 光になれ さん

 ヘボットの絵を見ましたが「21世紀版のロボタン」に見えてしまう私は昭和生まれのおっさんです(汗)

 ムサシの方は実際動いてみないとわからない感じもしますね。世界観がファーストヤマトをやや引きずっている所にはノスタルジーを感じますが。

No title

鉄血のオルフェンズの後番組が、トミカレスキューシリーズになって土曜朝7時に放送する辺り、土6、日5に放送しているアニメが種以降どれだけマニア向けのアニメ放送してたのがよく分かります。オルフェンズは知りませんが、この時間帯最初こそ評判良かったものの後になればなるほど人気が落ちていったのは分かります。ただ時間帯移動した以上もう毎日放送では、ガンダムは放送できないかもしれません。ひょっとしたらまたフジテレビで放送するかもしれません。ただオルフェンズ以外のガンダムを見て思った事は、話の内容がマンネリ化しててまたこのパターンかとげっそりした事です。それを感じなかったのはレコンギスタだけでした。Gや白ひげの様に型破りなガンダムらしくないガンダムを造らないと本気で駄目だと思います。

No title

>光になれさん

 土曜7時枠では以前CBC がウルトラマンネクサスという子供置いてけぼり番組を出していた過去があるので、マニア向けが全く掛からないとはあまり思っていなかったりします(笑)

 ガンダム自体は日本テレビ以外の全ての民放キー局で新作が放映されているので、毎日放送以外の局で掛かる可能性も捨てきれないですね。あるいはBS11かアニマックス辺りでの独自制作と言う線も多少はあり得るかと。

いつか星の海で

今はニチアサ7時、関東は土曜6時で関西は金曜5時台ですが前にも書いた通り私は獣神ライガーから参入した世代です。ライガーからガオガイガーまであの当時ははまれなかった番組は幾つか有りましたがそれでもガオガイガーまで夢中で楽しんだ世代です。それだけに、ガオガイガー以降16年ロボットアニメが放送無かったのは寂しかったです。続編のファイナルはともかく、ガオガイガーの最終話はとても素晴らしく暖かくそして綺麗で泣けました。ジブリでさえ泣かなかった自分が、初めてアニメを見て泣いたのだから。機械新種だけはトラウマですが、それでも素晴らしい最終話だったと。本当ならガンダムを喋るべきですが、今回だけはご勘弁を。

Re: いつか星の海で

> 光になれ さん

 NBN枠は「ザンボット3」からのスタートと第一次ロボットブームの中では最後発でしたがガオガイガーまでほぼ一貫してロボット物を貫き通した伝統枠に成長するとはスタート当初は思いもしませんでした。

 私がリアルタイムでこのシリーズが観られるようになったのはガンダムの後番組の「トライダーG7」以降です。ガンダムのあのハードな世界観から一転して「そこいらの公園から会社経営の巨大ロボットが発進する」「しかもパイロットは社長兼任の小学生」と設定は非常にぶっ飛んでいたのに、それを生かし切れない展開が歯がゆかった記憶がありました。ただこのコンセプト自体は後の勇者シリーズやエルドランシリーズできちんとバージョンアップして継承され、ガオガイガーで熱血ロボット物との融合にも成功したのですからサンライズも大したものです。

No title

10月からニチアサにニュース番組新設で、時間帯変更する番組も多いですがプリキュアはともかくメ~テレとサンライズ制作のアニメはヘボットで消滅するのかと不安です。せっかくユニコーンでロボ枠復活したのに、消滅したら意味無いです。

No title

>光になれさん

 情報を総合するとメ~テレ枠は日曜朝に関する限り廃止という事のようですね。ザンボット3以来40年続いた枠でしたが、或いは時間帯を変えて復活という線も否定はできません。ガンダムやゾロリのヒットを思うとメ~テレとしても捨て置けない気もしますし。

 戦隊、ライダーの9時枠への移動はある意味栄転と言えるかもしれません。以前メタルダー~ジバンまでが朝9時半の枠でしたし、戦隊が7時半に移動したときは「こんな朝早く誰が見るんだ?」と本気で心配しましたから(笑)
 以前なら朝7時台のアニメ・特撮物というのはローカル枠のネット遅れ番組ばかり観させられた経験があってあまり良いイメージがありませんでした。この辺りビデオ普及前の感覚ですね。