カラーブックスから「シティ電車」

 思い出のカラーブックスネタ。
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 今回も鉄道ネタです。
 巻「シティ電車」慶応大学鉄道研究会の編集になる一冊との事です。

 カラーブックスで鉄道物を見るとその殆どは対象となるジャンルを図鑑よろしく俯瞰してみせると言う構成になっています。
 だからこそ今になってもそこそこの資料価値を保っているものも多いのですが。
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 その中にあって独特の異彩を放っているのがこの一冊でした。
 というのも都市間交通としての電車をデザインや性能、運用方法や利便性といった様々な切り口から評論しそれぞれのジャンルのベストを選定するという非常に考察的な要素の大きい内容だったからです。
 ある意味昔の鉄道雑誌で時折見かける「鉄道ベスト10」を大都市圏の電車にジャンルを絞り込んで単行本にまとめた感じとでも言いましょうか。

 一部に同人誌的なノリが抜け切れていない印象を感じるものの、編者が鉄道研究会という性格上どうしてもアカデミックタッチの評論がメインになりがちなのは当然ですし、またそこが本書の最大の特徴でもあります。
 書き手の主観と熱意がこれほど伝わってくるカラーブックスと言うのもそうはありません。

 そういう内容だけに評論の題材は「当時のリアルタイム」であり、この本が書かれた80年代後半から90年代初めにかけての一種の空気(要するに「バブルの前後の時期」です)が行間から感じられるのが今回読み返してみて非常に強く感じられたのが面白い処でした。
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 そこまで考え込まなくても各ページに掲載されている「あの頃の電車たち」に懐かしさを感じてみるのも面白いと思います。



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コメント

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207系

 207系の表紙とは!
時期的に発行されたのは1983年頃ですか?
東京駅付近を走行する103系も懐かしく当時の特に山手線の場合はクハを高運転台車に置き換え中間車は非冷房の初期車で編成によっては
ドアが鋼製だったり網棚の網が本当の網だったり正に103系の進化を垣間見る事態でした。
ただ京浜東北線の場合は下十条電車区の関係があり7+3の分割編成で編成の同士が向く側は何とクモハ103系を封じ込める措置で対応していました。
ATC化か始まるとクモハは仙石線または関西へ転属して消えました。
私は学校の関係があって池袋を頻繁に利用しましたが懐かしの赤羽線にはカナリア色の103系そして隣の東武東上線には63型の生き残り7300系や東武63?の7800系が並んでいる光景が毎日見られました。
さながらJR化直前の80年代初頭は電車の戦国時代と言うか、ある意味博物館的な現象とも捉える事が出来て生きたカラーブックス(笑)
と言えますね。
さて今年も僅かになりましたが本年度のコメントは、ここまでとします。
また来年の光山市交通局さんのブログ展開・・・特に東宝円谷関係を期待します(笑)
良いお年を!

No title

>星川航空整備部さん

 本書の表紙が207系だった事にご指摘を受けてやっと気が付きました(恥)
 なるほど鉄道研究会が書いた本だけのことはあります。

 本書の初版は1987年でしたが、JR化直前の時期は国鉄型が妙に変と言うか面白かった時期でもありましたね。そういえば「パノラマエクスプレスアルプス」という「NSEもどきの165系」が出たのもこの前後の時期です。まさに仇花ですね。

 東宝円谷関係はまだ書いていないネタも多いですし肝心の「Q」が完結していませんのでそれらについては来年以降という事で(汗)

 そちらも良いお年を。