今月のTLV 日産プレーリー

今月のTLVから

 以前このブログで実車のカタログを取り上げた事のある日産プレーリーです。
 オデッセイが大ヒットする10年以上前に登場した7~8人乗りの乗用車ベースの本格ミニバンの始祖とも言えるクルマです。
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 ミニバンと言うと「3列シート」「スライドドア」「背の高さ」が連想されると思いますがその全てを80年代初頭に実現していたのですから先見の明は確かにあったと思います。
 しかしながらベースとなったT11系バイオレットに3列シートのボディを架装するにはこの時点ではまだ無理があった上に無意味な回転対座シートの装備、3列目を畳んだくらいでは大して広がらない荷台などの煮詰めの甘さもあって大ヒットとはいきませんでした。
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 このクルマのもう一つの特徴は前スイングドア、後スライドドアの組み合わせで「両方開放するとピラーのない開放感あふれる大開口部が登場する」と言うギミックです。
 後にこれは助手席側片側だけと言う形でトヨタのラウム、アイシス或いはダイハツのタントなどに用いられますが現実問題としてこれも「だから何なの?」と言うレベルに終わりました。
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 それほどまでにマイナーなクルマでありながらTLVでこれが出たというのは一種驚きでもあります。
 最近のTLVの例に漏れず造形は実車のイメージをよく捉えており感心させられます。
 これなら(今の若い人でこれの実車を観た人は殆ど居ない気もします)「プレーリーってこんなカッコのクルマだったんだよ」と説明するのに好適なサンプルにはなるのではないでしょうか(笑)

 このプレーリー、後に一度デザインを洗練させてFMCしたのですがやはり鳴かず飛ばず。
 皮肉にもこの直後のオデッセイやイプサムの大ヒットに伴いフロントとリアのオーバーハングだけ延長して醜いデザインになった「プレーリージョイ」として仕切り直されました。
 ですがこれもいかにも取ってつけた感が強く数年後に3代目のプレーリーリバティにチェンジ。
 が、これもイプサムのデッドコピーみたいな後追い商品になってしまい初代の志をまるで感じませんでいた。

 後にラフェスタと改名して再FMCするも、更に二代目でマツダプレマシーのOEM車となって現在に至ります。


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