「帰ってきたウルトラマン」と内山まもるの思い出

 ある意味今回は「何を今さら」感が強いネタなのですが、何しろ買ったのがつい一昨日なのでご勘弁ください。

 「ウルトラマンのコミカライズ」というと私の齢を中心に俯瞰すると初代の頃なら一峰大二とか楳図かずお(笑)年代が下がると「飲んでくだ巻くウルトラマンが拝める」かたおか徹治辺りがまず連想されると思います。
 平成以降はなかなか読む機会がないのでだれがメインストリームなのか今ひとつピンときませんが。

 ですが私の場合はもろに「内山まもるのウルトラマン」のどストライク世代です。
 それもオリジナリティ全開の「ザ・ウルトラマン」ではなく本放映当時の「帰ってきたウルトラマン」~「レオ」辺りまでの時期でしょうか。
DSCN9798.jpg

 ただ、この時期のウルトラマンのコミカライズは殆どが小学館の学年誌の掲載だったためなかなか単行本化の機会に恵まれず(とはいえ10年近く前にコンビニコミックで出ていたそうですが)数年前には当の内山氏が物故された事もあって再読は難しいかと思っていました。
 が、先日地元のデパートにオープンした書籍コーナーの棚にその「帰ってきたウルトラマン」の復刻本を見つけたのは偶然とはいえ有難い話です。
 お値段はコミックスとしては少しお高いですが、即購入して帰宅しました。

 帰宅後「袋から出すのももどかしく」なんて感覚を持ったのもかなり久しぶりです。
 何しろ当時小学生の私がリアルタイムで読んでいたウルトラマンでしたから。

 (但し内山氏の漫画自体は他にも「ミラーマン」「10-4・10-10」「ジャンボーグA」など他の学年誌でも続いていたのでウルトラ以後も読む側の密着度は非常に高い物があります。弟が小学生の頃は主に「コロコロの野球漫画」でお馴染みでしたし)

 そんな訳で四十数年ぶりの再読となる「帰ってきたウルトラマン」ですが「こんなにハードな話と絵柄を小学校の低学年向けに書いていたのか」と言うのにまず驚かされました。
 何しろ2回に一回くらいのペースで「ゲストの子供の親が殺される」展開で残りの半数も「坂田兄弟が受難する話(で、年末には爆死する)」展開。
 これを再読するまでウルトラマンのカッコよさや怪獣の絵柄のクリーンさばかりを記憶していたので少なからず意外でした。

 内山氏の後の活躍からもわかる様に本来氏の絵柄は青年誌向けのややアダルトタッチな物ですが、児童向けの漫画でもその洗練さに見合うだけのハードさがストーリー面に反映されているイメージを感じました。

 それを別にして、再読しても改めてため息が出るのは「怪獣たちのカッコよさ!」
 特にコメントでは作者が描くのに苦心したというシュガロンなどは、私個人的には「後にも先にもここまでカッコいいシュガロンを見た事がない」くらいです。
 (同じ回で共演しているツインテールも最高!)

 ここでまた「何を今さら」ですがミーハー的な苦言を書かせて頂くなら当時の学年誌の増刊号で出ていた「前のウルトラマン(笑)ウルトラセブン、ゾフィーも客演する怪獣オールスター軍団との対決話」が入っていなかった事ですか
 或いはこれもどこかで復刻されているかもしれないので探してみたいところです。



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コメント

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No title

ウルトラマンの漫画と言うと内山まもる先生の世代が特に多いですが、私の場合ウルトラマンテイガが始まるまでウルトラマンを見た事が無い世代です。オーストラリアの合作のグレートやアメリカの合作のパワードをテレビマガジンのコミカライズで読んでいた世代です。住んでた地域が地域なもんだからグレートもパワードも見れなかったと言う。今は昭和も平成も関係なくウルトラマンを楽しめる様になりましたが、2年前の時点で特撮から離れて戦隊もライダーもウルトラも忘れていた頃、丁度小学館からウルトラマンネクサスと当時夢中になって読んでいた島本和彦版ウルトラマングレートのコミカライズが出まして両方購入しました。椎名高志版ネクサスも熱いけど、島本和彦版グレートも熱い。もうヒーロー物から離れている世代でもこの2冊は楽しめると思います。

Re: No title

> 光になれ さん

 返事が遅くなってしまいすみません。

 ウルトラマン関係のコミカライズ漫画家は一峰大二、桑田次郎に代表される第一世代、内山まもる、かたおか徹治等の第2世代、島本和彦、椎名高志などはさしずめ第3世代か第4世代の辺りになるでしょうか。個人的な分類ですが。

 第一世代はすでに電人アローや月光仮面などで実績のあった専業漫画家、第2世代は丁度ウルトラマンのコミカライズが漫画家としての出発点のひとつになっている漫画家、第3世代は子供の頃にウルトラマンをテレビで観ていた世代のヒットメーカーと言う形で分類できる気がします。

 このうち第一世代は「手練れの職人芸」とも言うべきツボを押さえた作風の安定感が、第3世代は「子供の頃の感動をストレートに自作のコミカライズに反映させているが故の熱さ」が特徴と思います。
 これに対して(わたし的な分類での)第2世代は「新人漫画家としての勢いの強さ、成長の過程」が作品に反映されている点で別の意味での熱さを感じました。
 
 いずれにしてもウルトラ関係のコミカライズも時代と世代を反映した面が感じられて興味深いですね。