日産ルネッサを懐かしむ(笑)

 先日の帰宅途中で見かけた「目立たない珍車」のはなし。

 NISSANルネッサの初期モデルの様です。
 何故これが目を引いたかと言うと「デビューした当時実際に購入を検討し試乗までやった」からだったりします(笑)
DSC_1458.jpg

 全体のフォルムを見て頂くとお分かりの向きもあるかもしれませんがこのクルマ、HONDAが初代オデッセイを大ヒットさせていた折にTOYOTAのイプサム同様にNISSANが対抗馬としてリリースした物でした。
 但しカッコこそオデッセイそっくりな物のこのクルマ2列シートの5人乗りでした。
 それでいてボディサイズはオデッセイ並み。室内のゆとり度はオデッセイを大きく凌ぎ3列シートでないぶん軽量な上にピンにSR20DETのターボエンジンが選べる構成で走りにも期待が掛かる逸品でした。
 当時はまだ商用車ベースのミニバンも多かった折、セダンベースで乗用車的なインパネと着座姿勢を実現と言うのもあの頃は売りでした。
 その頃初代セレナに乗っていた私が興味を惹かれたのは当然の事といえましょう。

 早速発表会に出かけて試乗。
 ところが予想に反して「室内が狭い」
 セダンベースのミニバンなはずなのに床が異様に高く圧迫感があったのに失望しました。
 オデッセイを多分に意識した3ナンバーサイズのボディも車体感覚が非常にあいまいで見切りも最悪。
 がっくり来て帰った思い出があります。
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 ミニバンらしさの演出のつもりか「運転席まで回る回転対座シート」もご自慢でしたがギミック以上の価値は見いだせませんでした。
 要するに何から何まで「オデッセイの悪い所だけ寄せ集めて作った様なミニバンモドキ」に仕上がっていたのがこのルネッサだった訳です。
 当然と言いますか専門誌では酷評の嵐、「専門家が褒めたクルマは売れない(つまり逆もまた真なりw)」と言うジンクスに反し実際にも殆ど売れないまま終わってしまいました。
 (但しプラットホームを共用し、ちゃんと3列シート化した「プレサージュ」が後から登場しNISSANファンを中心にそこそこ売れています)

 ミニバンボディで2列シート、贅沢な空間を演出すると言う方向性自体はアリだと思うのですが3ナンバーのビッグボディでそれをやると何が何だか分からない変なクルマになってしまうようです。
 その証拠に数年後に同じコンセプトで登場したHONDAの「アヴァンシア」ルノーの「アヴァンタイム」なども全く同じように轟沈を余儀なくされます。

 むしろこのコンセプトを生かしきったのは軽自動車のタントやルークス辺りのカスタム仕様でしょう。
 実際これらのクルマの上級モデルに乗って見ると意外に贅沢な雰囲気で「これならマークⅡなんかいらない」とすら思えるほどですし(笑)

 そんな思いを秘めつつ改めてこのルネッサを見ているとつくづく時代の流れを感じます。

 ただ、上述の「贅沢系軽カー」のルーツはルネッサよりもHONDAのS-MXの方が近い感じもするのですがそれについては次の機会に。


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