学習まんがの「テレビ特撮のひみつ」

 今回は先日入手した「特撮本」から(笑)

 学研の児童書についてはこれまでに取り上げて来た「ジュニアチャンピオンコース」とその派生シリーズである「ユアコースシリーズ」などがあります。
 が、それとは別に当時の本屋の児童書のコーナーに必ずあった「まんが本」がありました。

 その名も「学習まんがシリーズ」
 「科学」「学習」シリーズの学研だけあって他社がよくやる様なテレビマンガのコミカライズとは異なり「面白くてためになる様な」素材をマンガ形式で纏めたものです。
 「●年の科学」なんかでよくあった「学習まんが」をジャンル毎に書きおろしで一冊まとめた形式でした。
 それだけに題材もアカデミックな物ばかりで「当時の親が子供に買い与えるマンガ本」の最右翼だったと思います。
 「地球のひみつ」「恐竜のひみつ」などは昭和40~50年代当時小学生だった方ならすぐに思い出せるのではないでしょうか。

 まあ、考えようによっては「NHK教育テレビの学校放送番組のコミカライズ」みたいなものかもしれませんが。

 が、当時の私は可愛げのないガキでしてこの手の「学習まんが」に鼻もちならない何かを感じていたので自分で買う事はありませんでした。
(ですが一方で科学に連載されていた学習まんがは結構愛読していたのですから不思議なものです。こちらは学習面とは別にマンガとしてそれなりに「マンガとして立った内容だった」ので違和感がなかったのかもしれません)
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 随分と前置きが長くなりましたが、つい先日某古本屋でそうした「学習まんが」の一冊を見つけた時その題材の意外さに驚いた訳です。
 その名も「テレビ特撮のひみつ」
 まさかこんな題材の「学習まんが」が出ているとは思わなかったからです。

 普通私の様なユーザーが「特撮」でイメージすると言えば「ミニチュアワークの街並みをぬいぐるみの怪獣が踏み潰し、バンバン爆発しまくる火薬とガソリンのオンパレード」です。
 が、そこは「学習まんが」
 本書で取り上げられる「特撮」とはもっと地味な「時代劇を中心とした一般映画で使われるレベルのトリック撮影」が主体となっています。
 逆回転撮影、コマ落とし、ブルーバック合成など今ならそこいらのパソコンとビデオカメラで出来てしまう様なレベルのものですが、その素朴さが今読むと結構新鮮だったりします(笑)

 怪獣映画の特撮も載っている事は載っていますがほんの申し訳程度。
 ただ「強化ガラスでビルを作って端をペンチで折って崩壊させる」テクニックは先日「巨神兵東京に現る」でも使われたという割と最先端の技法だったりします。

 後半はビデオとコンピュータを駆使したテレビ局(NHKですね)の特撮テクニックにページが割かれていて特撮だけでなく「テレビ局の舞台裏」の勉強もできる構成となっています。
 いわゆる「特撮本」を期待するとか肩透かしを食いますが、一旦それを忘れて読み返すと結構面白い本だと思います。

 ここからは余談。

 私が子供の頃の当時の「科学」「学習」というと学習よみものが中心で間違っても「ウルトラマン」や「仮面ライダー」が載る事なんてありませんでした。
 ところが時代が下り私の兄弟や従兄弟が読む頃になるとそれなりに砕けて来まして、
 「宇宙刑事ギャバンの特撮種明かし」とか「西部警察のニューマシン紹介」「同じく西部警察の爆破シーン種明かし」なんてのまで載せる様になります。

 ですがもっと時代が下り私の子供の年代になると「ほぼ全編が科学実験や観察のはなしになりマンガすら絶滅していた」状態でそのまま休刊に至るのでした。



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コメント

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No title

 これまたズバリ特撮とは(笑)
と、その前に私からも熊本で起きた地震で被災された方へのお見舞いと一日も早い復興を願っています。
それでは本題へ入りますが今から40年以上前に私が通っていた小学校の図書室に映画・娯楽?の様なタイトルの図鑑があり発行された
のは昭和38年と当時でも古いなと言った感じな図鑑でしたが開けてビックリ・・・妖精ゴラスのメイキングシーンやキンゴジミニチュ
アの設置シーン更には太平洋の翼のミニチュア機の操演場面とか何とも楽しい図鑑がありました(笑)
図鑑と言えば確か家の物置にあるとは思うのですが「世界の謎」だった思いますが先日話題となったハリボテネッシーの写真が出てい
るのです。
1970年作のシャーロックホームズの冒険で海軍が極秘にテストしていた潜水艦をネッシーにカモフラージュして騒動が起こる、まあ
何時ものパターンですが映画用に造られたネッシーも首から上半分を潜水艇に取り付けイザロケ!とネス湖に浮かべたら浸水して
沈没した謎の模型?です。
図鑑には多分、沈没前に撮ったハリボテの上部が本物の生き物みたいに載っていて・・・騙されました(笑)
ただ、この写真はネッシーで検索すると意外にヒットします。
実は今回のネッシー張りぼて騒動は1975年にも起きていて潜水艇に付けたカメラがネッシーの首と顔を捉えたと報道されましたが
結果は前述の模型と笑い話的な幕切れのニュースでしたが40年後も同じ話題とは少し寒い気がしました(笑)
言い換えれば50年近くもネス湖に沈んだままの小道具?
ところでネス湖はイギリス映画で良くロケされる場所らしく戦争アクション作品の「サブマリンX1号」やファントマ作品とか潜水艦
物の戦争映画やスパイ作品に以外と出ています。

No title

>星川航空整備部 さん

 昔の図鑑や児童書では「特撮の種明かし」的な本はよく見かけましたね。

 子供時代、学校図書館でそうしたネタの物ばかり漁った事があるのを思い出しました。
 ただ一冊辺りのボリュームはそれなりなので何冊か見ないと楽しめないのが難でしたが。
 一番印象的だったのは「妖星ゴラス」の「利根川に組まれた水没した大阪のセット」の写真でした。

 ハリボテネッシーの元ネタのシャーロックホームズ、たしか30年くらい前でしたか、当時の月曜ロードショーで放映されたのを見た記憶があります。確か試験航行のゲストで呼ばれた女王様が開発者に「水の中をを見る窓はないの?」と聞くシーンを妙に覚えています(笑)

 そういえば屈斜路湖のクッシーはどうしていますかね。

No title

>星川航空整備部 さん

 昔の図鑑や児童書では「特撮の種明かし」的な本はよく見かけましたね。

 子供時代、学校図書館でそうした題材の物ばかり漁った事があるのを思い出しました。
 ただ一冊辺りのボリュームはそれなりなので何冊か見ないと楽しめないのが難でしたが。
 一番印象的だったのは「妖星ゴラス」の「利根川に組まれた水没した大阪のセット」の写真でした。

 ハリボテネッシーの元ネタのシャーロックホームズ、たしか30年くらい前でしたか、当時の月曜ロードショーで放映されたのを見た記憶があります。確か試験航行のゲストで呼ばれた女王様が開発者に「水の中をを見る窓はないの?」と聞くシーンを妙に覚えています(笑)

 そういえば屈斜路湖のクッシーはどうしていますかね。