あの頃のカーステレオのはなし

 今回はあの頃のオーディオビジュアルネタ。
 90年代初めのカーステレオの話です。
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 最近は車を買い替えてもステレオ(=カーナビ)はディーラーオプションで済ませてしまう凡庸なものになってしまいましたが、テラノやセレナに乗っていた頃はそれなりに凝っていたものです。

 現在のトレンドとはかなりのずれがありますが、あの頃の思い出の披歴という事でご勘弁ください。
 私が社外品オーディオで固めたのは90年代初めに亡父のテラノを譲られた時です。
 タダでこそありませんでしたが相場よりかなり安かったのでオーディオに割く予算が捻出できた事がそれを決断させました。

 とはいえカーオーディオについて私が求めたのは音質ではなかったのですから笑えます。
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 当時のカーステレオはカセットデッキとAM・FMレシーバーの一体型が主流で「とりあえず音が出ればいい」に近いレベルでしたし操作性にもそれほど意を尽くした物ではありませんでした。
 ですが90年代を境にこれが大きく変貌する事になります。
 その最大の要因はCDの普及。
 アナログレコード時代は「プレーヤーをクルマに積んでレコードを再生しながら走る」なんて狂気の沙汰でしたが非接触式のピックアップを持ちサイズも小さいCDの登場はカーオーディオを大きく変えました。
 その最たるものが「CDチェンジャー」の存在です。
 一時に何枚ものCDをとっかえひっかえしながらドライブできる、しかもそれを運転者が運転中に操作できるというのはまさに革命でした。

 ですが当時の純正カーオーディオはそこまで対応できていない物が殆ど。
 勢い社外品に頼る事になる訳です。

 ですが私がカーオーディオのカタログや試聴をしていて気になったのはどのメーカーのモデルも例外なく本体の操作系が複雑になっていた事でした。
 純正品よりはるかに小さいボタンの羅列と操作の複雑さは今のカーナビの比ではありません。
 特にボタンの多いCDチェンジャー対応のヘッドユニットなんかは「操作に慣れる前によそ見運転で事故りそうな勢い」でした。

 では何が選択基準だったのか。
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 実は付属のリモコンの操作性でした。
 リモコンなら運転中に本体を見なくても操作可能ですし危険もそれだけ少ないと思いました。
 ただ、サイズがでかすぎるとリモコン自体が危険になりますし何より「ブラインド操作ができる」事が絶対条件。
 あの当時ですらリモコンにテンキーを装備した「ブラインド操作を全く考えていないリモコン」があちこちにありましたから。

 ですからその時は各社のリモコンを実際に手に取って見て操作性の良い奴を選ぶという方針で臨みました。
 その結果最もよかったのがパイオニアのカロッツェリアです。

 見ての通りボタンの数は最小限ですがボタンの大きさや配置にメリハリがあり手探りだけでほぼ全ての操作が可能。
 本体のボタンでやる事と言えば「CDチェンジャーのダイレクトチェンジ」くらいという優れ物です。

 実は亡父のお下がりという関係上、岩手の実家までクルマを取りに行くプロセスがあったのですが、ステレオも向こうのショップに予め注文し、帰る前日までに取り付けを済ませる形にしておきました。
 我ながらあの頃の私はなんて手回しが良かったんだろう(笑)

 帰途は現住地まで約12時間の運転だったのですがその間カロッツェリアをいじりまくりでした。
 思えばクルマの帰省でカセット一本だけで12時間持たせていたというのが夢の様です。
 このシステムでは少なくとも6枚のCDとカセットの切り替えができたのですから。

 それが今から30年近く前のはなしです。

 今ではSD録音やI-POD等との連携で「CD100枚分の楽曲が再生できる」とか「目の高さに近い2DINのモニターで本体表示や操作が可能」純正ナビでは「ステアリングスイッチ当たり前」なんて状態なのですから怖い話です(笑)
 それどころかテレビやDVD再生に連動してDSPやサラウンド、何よりカーナビとオーディオが一体化しスマホ経由で外部との連携までやってのけるのですからまるでドラえもんの未来世界並みの変わり様です。


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