真夏の怪奇本2016「超科学ミステリー」

 梅雨が明けてようやく真夏と言っていい時節になりました。
 という訳で毎年恒例の怪奇本のはなしをやろうかと思います。

 思い出のジュニアチャンピオンコースのはなし、いや真夏の夜の怪奇本シリーズの一環ですか。
 今回は久しぶりに鉄道ネタを離れます。
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 昨年暮れに中野の某古本屋でみつけた「超科学ミステリー」
 実は本書は子供のころ友人に借りて一度読んだきりで、内容も殆どうろ覚えだった一冊でした。
 今回某古本屋でそこそこの値段の奴が見つかったのでいい機会と思い買い直した次第ですが全くいい歳したおっさんが何やってんだか(大汗)

 本書はだいぶ前にも紹介しました「怪奇ミステリー」の姉妹篇と書かれていますが趣はかなり異なります。
 というのも著者が佐藤有文氏から斉藤守弘氏に変わった事が大きいようですが。

 斉藤氏は以前にユアコースシリーズとして紹介している「恐怖!幽霊スリラー」「なぞの四次元」の著者として私たちの世代にトラウマを植え付けてくださった方です。
 それにしても氏の肩書の「前衛科学評論家」というのは、いったい何を評論しているのかとっさには理解不能ですが(笑)

 本書の特徴としてはノストラダムスの大予言ブームの影響からか超能力関連の章がトップに来ている事。
 「怪奇~」ではトップだった心霊現象は本書では最後に来ています。
 前書からの間には大予言ブーム、オカルトブームという従来の怪奇現象ブームとは些か性格の異なるイノベーションがありましたがそれに合わせる形で構成も変化したという事なのでしょうか。

 予言関連のネタでは未来の予言とされている事の殆どが「20世紀中に起こる事」なので2016年から見た20世紀と照らし合わせるとそれはそれは物凄い事に(汗)
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 その他、透視やテレパシーなどのポピュラーな超能力ネタもきちんと押さえられています。
 ただ、それで済んでいるうちは良かったのですが「四歳八か月の大学生」「電子計算機を打ち負かした少女」「なぞの発電機少年」あたりになると超能力を通り越して「世界びっくりショー」のレベルになる様な気もします。

 続く「生死の奇跡」「夢の奇跡」「出生の奇跡」の章辺りになるとほとんどドキュメンタリー。
 「クジラの胃袋から出てきた男」「オオカミに育てられたふたり」「密林のひとりぼっちの生存者」など中には映画化された生還劇もあったりします。

 その一方で「ご自慢のはげ頭に稲妻が猫の影を焼き付けたはなし」「突然ラジオを受信し始めたストーブのはなし」などのミステリー系が挟まったりしてなかなかの無法状態。
 挿絵の迫力がなければ「世界びっくり情報」か「もしもの世界」と間違えそうです。

 それぞれにはそれっぽい解説もついていますがその大半は「いくらなんでもそれはないだろう」みたいなのだったりもします。
 ですが「ミステリー」を謳いつつそれなりの子供の知的好奇心を刺激しているのは本書の大きな特徴でもあり楽しめるポイントでもあります。
 

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