カラーブックスから「雨ニモマケズ」

 カラーブックスネタから
 このところ鉄道ネタばかり続いてきましたが、たまにはそうでない奴をば。
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 「雨ニモマケズ 宮澤賢治の世界」

 鉄道ネタと並んでカラーブックスでは地味ながら冊数を稼いでいる文学紀行ネタのひとつです。
 宮澤賢治は私の同郷の文人のひとりではあるのですが、故郷に居た時にはその作品を殆ど読まなかったものです(汗)

 むしろいい大人になってから、それも現住地に移り住んでから読む様になったという我ながら不思議な経緯があります。
 まさに「ふるさとは遠くにありて思う物」という奴ですね(あ、これは石川啄木だ)

 賢治の場合、作品そのものもですがそれ以上にそれが書かれた背景が色々に詮索され、またそれだけで一大ジャンルが築かれているという点でシャーロックホームズやガンダムと共通した物があります。
 ですから実際の作品数よりもそれらの検証本や考察本の方がはるかに多いという、珍現象すらいつしか定着してしまっているくらいで。

 わたし的な感覚では賢治の作風は本人が語っている通り、故郷であり現住地でもあった岩手の風土と密接な関連性を持って捉えられています。
 ですから無暗に哲学的な検証本よりはこの手の紀行絡みの本の方がしっくりくる感じがします。

 本書では賢治の生涯や作品の検証のページも多いですが、風景写真なんかで賢治が見たであろう風景の中に私個人のノスタルジーや思いを重ねて見る様な読み方が主になります。
 その目で見ると惜しまれるのが大半の写真が花巻周辺に偏在してしまっている事で岩手山周辺や盛岡のそれをもう少し入れてくれればもう少し深みが出たのではないかという気もします。
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 先日の帰省の折にはそうした聖地のひとつである「光源社」を久方ぶりに尋ねました。

 いつもはこの近くのCD屋か中古ショップばかり尋ねているのですが(爆)
 日曜日はこの周辺は商店街である事が信じられない位に人通りがないのですがこの光源社だけはいつも観光客の姿を多く目にするところでもあります。
 実際、不思議な落ち着きを感じる所ですし、ここから眺める北上川の景色にはいつも独特の懐かしさを覚えます。

 ついでなので賢治絡みでカラーブックスでないもう一冊を。
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「風呂で読む宮澤賢治」(和田博文著・世界思想社)
 紙でなく合成樹脂に活字や写真を印刷し、風呂の中で濡れても読めるというコンセプトで出された一冊です。

 実際風呂で読んでみたのですが「そうまでして読むか?」という感じが先に立ってしまい最後まで読めませんでした(笑)
 コンセプトを考えると「解説が邪魔」とも思いましたし。

 むしろ「雨の中で読む宮澤賢治」の方が作品のコンセプトにはあっている気がします(笑)


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