思いでの大百科シリーズ番外編・「ゴジラ」

 今日、このブログの訪問者数が12万を超えました。
 相変わらず統一性のない内容ですがこれからもよろしくお願いします。

 今回はケイブンシャの大百科本のはなし番外編です。
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 なにしろ「シン・ゴジラ」が公開中(それも封切から大分経ちましたが)ですし。
 それに便乗した訳ではないのですが「怪獣怪人大全集・ゴジラ」を取り上げます。

 この本は「怪獣怪人大百科」と「ケイブンシャの大百科」の間をつなぐ一周のミッシングリンクみたいな位置づけの本です。
 前者は数十枚のカード状の紙に小分けにされた怪獣図鑑、後者はサイズこそ同じですが分厚い一冊本というコンセプトでどちらも情報量の多さを売りにしている点で共通しています。

 その中間の時期に出された本書のシリーズ(後にガメラや仮面ライダーも出ています)は同じサイズで「3冊の身に本をひとつのボックスに納めた」というコンセプト。
 各巻に収録されているのは作品ごとのフォトストーリーで情報量こそ少ないですがビジュアル性が非常に高く当時の怪獣少年のバイブルのひとつでした。

 さて、これを話題にしたのは私自身のファーストゴジラ体験が関係しています。
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 この本を手にした時期、私がリアルタイムで見たゴジラ映画というのは「キングコング対ゴジラ」から「オール怪獣大進撃」辺りまでの時期でした。
 この頃のゴジラ映画は「ゴジラがシェーをやったり加山雄三のモノマネをやらかしていた時期」と重なります。
 更にこれまた時期的に「舞台が絶海の孤島とか山の中」ばかりでした。
 ゴジラ自体の面構えも上の写真の様なやや可愛げのある感じでしたし。

 つまり第一作に象徴される「怖いゴジラ」「ゴジラの都市破壊」「ゴジラの悲劇性」が希薄になり始めた時期と重なります。

 この本に触れるまでの私のゴジラ観はおおむねそういったイメージに引きずられていました。
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 そんな私にとってこの本で触れた「ファーストゴジラ」は正にカルチャーショックだったのです。
 この本のフォトストーリーでのゴジラの顔はアイドル性を拒否したかのような無表情な目、まるで不気味に笑うかの様な三日月形の口。DSCN6805.jpg

 銀座の街中でその「無表情なニヤニヤ笑い」みたいな顔で足元のバスに放射能火炎を吹きかけるスチルは当時の私にはトラウマ物の衝撃でした。
 更に巻末の解説は明らかに大人向けの文章で当時としては珍しいものでした。
 この点も本書の重要な特徴で、子供向けの絵本とは違うぞという作り手の気合を濃密に感じたものです(笑)
 「ああ、ゴジラって怖かったんだ」と認識を改めるきっかけとなったのがこの一冊だったのです。

 ケイブンシャのこの手の本の常で余程大事に扱わないと本自体がバラバラになりやすいのが欠点でした。
 最初に買ってもらったのは昭和47年のこと初版本でしたが、すっかりバラバラになってしまい、ごく最近になって古本屋の特売で買い直しました。
 買い直した時は定価に毛の生えた様なお値段でしたがそれ以後あれよあれよと高騰したのでぎりぎりのタイミングで買えたと思います。

 その奥付を見るとこの本は第3版。
 更によく見ると初版、重版、3版が「一カ月おきに重版されていました」
 これだけでも本書の人気が伺えます。
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 ところで現在公開中の「シン ゴジラ」はようやく最近になって観る事ができましたが、その辺のいきさつと感想はまた次の機会に。


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