8ミリフィルムの封じ込められていた思い出

 今回は先日発見された40年前の8ミリフィルムのDVDのはなしから。
 これも当時の盛岡市民でないとわかりにくいネタですがご勘弁を。

 これらの8ミリは最後に撮影されたのが昭和50年頃と推定されますから、かれこれ40年かそれ以上前の物です。
 加えてビデオやDVDと違って上映には映写機のセッティングをはじめ非常に手間が掛かった(第一周りが暗くないと上映できませんから上映は当然夜が多くなります)事もあって昭和50年代半ばにはほとんど上映すらされていなかったと思います。

 ですから今回焼いてもらったDVDは文字通り昭和50年代から一度も再生されなかった、いわば「封じ込められていた記憶」という事になりましょうか。
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 昭和40年代の後半ですら実家の前の道路はまだ舗装されていない砂利道同然の環境でした。
 加えて当時は二階建て以上の家もなかったので道も広く、空も広く感じられたものです。
 家々を囲む塀も白塗りの木製、今は当然の様に無粋な金属製のフェンスですがこうしたある意味素朴な風情も今となっては懐かしい。
 そして、これまた当然の様に「家の前の道端で遊んでいる餓鬼どもの群れ(笑)」当然当時の私もその一人です。
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 この頃は上述の理由から実家の位置から岩手山がこれまたよく見えました。
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 こちらは撮影当時とほぼ同じ位置から昨年の夏に撮影した写真ですがこの位置から山の稜線は殆ど視認できなくなりました。
 要は40年の間に「家が高くなった」「庭木も成長した」という事なのでしょう。
 まあ、これを持って「昔は良かった」なんていう気は毛頭ないですが。
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 事実家の二階からは今でもこれ位のは見えます。
DSCN6783.jpg
 なんて事のない風景の背景に映り込んだ「旧車」も当時の面影を感じます。
 レストアされてピカピカになった旧車は今ももてはやされていますが、不思議と「当時の空気感」が希薄なのはあまりにピカピカ過ぎて帰ってリアリティがない事にも起因しているのかもしれません。
 事実、この当時はどんな高級車も冬場は泥まみれになっているのが普通でしたし、排気ガスもそれなりに盛大でした。
 「バンパー周りの多少のへこみはキズのうちに入らなかった」時代のはなしです。

 こうして観るとこの8ミリのひとカットひとカットがどれも愛おしい位に懐かしい。
 どれもこれもが「あの当時は当たり前の普通の風景」だったのにその大半が今は見る事すらできないというのが信じられない気がします。

 こんな事を書いている今もバスセンターが閉鎖され、教育会館が取り壊されと「昭和40年代すら急速に消えてゆく」のを感じさせられますし。


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