代車の「ホンダモビリオ」のはなし

 帰省時の諸般の事情によりディーラー送りとなったエスクァイアに変わって先日から代車が来ています。
IMG_0570-photo.jpg

 これが何たる偶然か以前ミニカーの記事で上げたばかりの「HONDA モビリオ」
 それも初期型です。

 サイズこそフィットの毛の生えた全長と幅ですがこれで3列シート7人乗りをやっているというのだから凄い。
 それを実現させたのが当時の専門誌で「冷蔵庫」とか「クルマを捨てたデザイン」とかさんざんに書かれた路面電車みたいなプロポーションです。
IMG_0569-photo.jpg

 知識としては知っていても、その「タイヤの付いた路面電車」を実際に運転できる時がこようとは(笑)

 運転席に乗り込んだ時の解放感はタントエグゼ以上。
 物凄い量の空気を運んでいるかの如き空間の広さを誇ります。
 実際に走りだしてみると15年落ち位の旧モデルなのでエンジンや駆動部のくたびれ具合は半端ありません。
 しかも4WD仕様でもあるので加速時のもっさり感も凄いのですが、そこがまた路面電車っぽい。

 「田舎のバス」の唄、あるいは「運転手は君だ車掌は僕だ」の歌詞がつい口を突いて出ます。
IMG_0571-photo.jpg

 トロくさい事は間違いないのですがクルマのキャラクターにはよく似合う気もします。

 ですが褒められるのはそこまで。
 このボディサイズで3列シートを実現するためにユーティリティにはかなり無理をしている印象もぬぐえません。
 2列目のスライドシートを最後端まで下げてもレッグスペースはタント以下。
 3列目に至っては47万円時代のアルトの後席並みのレベルです。
IMG_0572-photo.jpg

 7人乗るつもりでこれを買ったユーザーの大半は結構後悔していそうな気もします。
 荷室の拡大は3列シートを折り畳んで2列目下に潜り込ませたり(こういうのをダイハツでは「大リーグシート」と呼びます)2列目をタンブル前転させるなど涙ぐましいほどの工夫の跡はありますが、そこまでやってもこれまたタント並みのラゲッジ容積に留まります。
 当のホンダもこれは分っていたらしく、2列シートで全長もストレッチした「スパイク」という仕様が用意されています。
 が、こっちはこっちで「走る倉庫」みたいになってしまっていますが。

 これをきちんと使い倒せるのは精々3人家族まで。7人乗車は年に一回程度ごく短距離で使うというのが正解でしょう。
 後発のシエンタや後継のフリードではこの辺りはかなり改善されていますが、それに伴い全長も伸びているので痛し痒しでしょう。

 ですがそれと引き換えに小回り性や取り回しの良さは3列シートミニバンの中ではずば抜けている印象です。
 初めて乗るのにとにかく運転しやすい。
 使い倒せるのは3人まででしょうが使い道を理解した上で独身者やカップルが使うには案外悪くないギアという感じがします。
 「クルマを捨てた」とか言われてもデザイン自体は意外とインテリジェンスが感じられますし。

 そんな訳で好感とがっかり感が相半ばしているのがこのクルマの印象です。
 後継のフリードはこの秋にもモデルチェンジするそうですが、どうなっていますか。
 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ SF映画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 コレクションブログ ミニカーへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント