思いでの大百科シリーズ21「ウルトラマン大百科」

 久しぶりに、そして今年最後の「思いでの大百科シリーズ」から
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 今回は「ウルトラマン大百科」を取り上げます。
 当地ではウルトラマンとウルトラセブンとウルトラQが地上波でごった煮状態でリピート中ですし、最新作のウルトラマンオーブも丁度終わった所ですしタイミングとしてはまあいいかなと(笑)
 とはいえ、長い事読み込んだせい(理由は後述)で表紙はなくなり見ての通りの味もそっけもない外観ですが。

 この本がリリースされた昭和53年頃、世間は第3次ウルトラブームに沸いていました。
 都会では前年辺りの再放送からリバイバル人気に火が付き始め52年暮れに朝日ソノラマが「ファンタスティックコレクション」でウルトラQ~セブンまでを取り上げた初のティーン向けのムックを送り出した事でかつてのウルトラ世代にもノスタルジーと再評価の波が押し寄せ始めた時期です。
 子供向けでは専ら「てれびくん」辺りがウルトラシリーズを取り上げて年少層への人気を下支え、これらのムーブメントが昭和54年のウルトラマン復活(但しアニメからでしたが)へと繋がっていきました。

 民放2局地域で再放送枠自体も少なかった私の故郷でも昭和53年の夏に帰ってきたウルトラマンのリピートをスタートさせて遅ればせながらこの流れに乗り、昭和56年の初め頃まで歴代ウルトラシリーズが繰り返し再放送されるという(しかもその中には白黒のウルトラQが、更にその後番組で「怪奇大作戦」までリピートするというおまけ付き)今思えば凄い時代でした。

 ケイブンシャもこの流れに乗り遅れることなく大百科シリーズで早々とウルトラマンを取り上げました。
 これが本書「ウルトラマン大百科」だった訳です。

 さて、ファンコレに端を発したティーン向けのウルトラシリーズ再評価と言うのは専ら昭和43年のウルトラセブンまでに集中していました。
 が、その一方で帰って来た以降のシリーズ、殊にタロウやレオの頃となるとお子様ランチ的な評価が主流で評論でもかなり扱いが低くシリーズをきちんと俯瞰で捉えた物が殆どありませんでした。
 なのに故郷で再放送されるシリーズはそのタロウやエース辺りが多かったですからそれらを俯瞰できるガイドブックが欲しかったというのも事実です。
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 (ケイブンシャ刊「ウルトラマン大百科」P238より画像引用)
 ケイブンシャの大百科はそうした私のニーズにどんぴしゃりでした。
 何しろタロウ以降(故郷での放映時間の変更などもあったのですが)このシリーズの本放送をまともに観ていなかっただけに本書片手に再放送を観るというのがこの頃の私の日課でした。
 全くいい年した学生風情が何やってんだか(汗)
 本書の真骨頂は「このサイズでありながら全てのウルトラシリーズについて全話のあらすじが一冊に納まっていた事」です。
 おかげで上記の再放送でこれがどれだけ役立ってくれた事か。

 (実はその「役立つ」というのは「予め面白くなさそうな回を調べておいて、その日の朝だけは寝坊を楽しむ」と言う早朝リピートならではの「ものぐさな使い方」においてだったのですがw)

 ですが本書の一番の功績はこの時期にあってティーン向け回顧本で扱いの低かったそれらの作品を始めてきちんと評価していたという点に尽きます。
 あれだけおふざけ(に見える)タロウについて「和製アラビアンナイトを志向」していて、しかもその狙いを最後まで外さずに貫徹出来たというのは本書で初めて知った事であり改めてその目で見ると意外に良く出来た作品だったという事を認識させてくれたのは大きな収穫でした。

 余談ですが数年前サザエさんの裏と言う超ゴールデンタイムで「タロウ」が再放映されていて日曜夜を随分と楽しませてもらったのはここだけの秘密です(爆)




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コメント

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No title

ウルトラマンタロウは、ウルトラマンギンガに出てから好きになったウルトラマンでした。今でもタロウは愛されてるんだと思います。なおウルトラマンレオは話の内容からどうしても好きになれませんが、好きな怪獣はいます。それがロボット怪獣ガメロットです。あの武骨な外見は本当に亀がモデルなのかというぐらいカッコイイのです。と言う訳でジョジョの1部に出てきた悪ガキのセリフのパロで締めたいと思います。悪ガキ「さすがガメロット、あのごつさと強さがたまらない。そこに痺れる、憧れるー」

Re: No title

> 光になれ さん

 レオについては作品そのものよりもあの当時の一種世紀末的な世相とシンクロしてとらえることが多いです。
 石油ショックやら大予言ブーム、オカルトブームなど一種暗さと怪しげな不安感を最もよく反映したウルトラマンでしたね。