特撮映画に見る「駅」のはなし

丸々半年ぶり位になりますか、久しぶりの「レイアウト趣味から見る特撮映画のはなし」です。DSCN6800_2017010521453820c.jpg


 昨年の話題作だった「シン・ゴジラ」では決戦場に東京駅が登場、そこに乗り入れている列車群の意外な使われ方と併せて非常に印象に残るものになりました。
 よく考えてみると怪獣映画や特撮映画で東京駅が本格的に取り上げられたのは実質的にこれが初めてだったと思います。

 映画を観終えたのはマリオンの11階でしたがそこの窓から見下ろす東京駅方面の風景はまさにたった今観終えたクライマックスシーンを髣髴とさせるものでした。
 この風景を見られただけでもマリオンでこの映画を観た値打ちがあった様な気がします(笑)

 そんな訳で今回は特撮映画に登場する駅に付いて思いつくままに書いてみたいと思います。



 さて、ミニチュアの駅が登場する特撮物はどれだけあるものでしょうか。

 古いところではゴジラ(1954)の品川駅とかラドン(1956)の西鉄ターミナル、モスラ(1960)の渋谷辺り、
 比較的最近ではガメラ3の渋谷、京都駅とかが印象に残ります。
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 (講談社「巨大ヒーロー大全集」118Pより画像引用)
 テレビではジャイアントロボの東京駅、マグマ大使の新宿駅が特に目立ちます。架空のものでよければ「ウルトラQ」で「新東京駅」というのが出てきますがそれ以外のミニチュア特撮となるといまひとつ印象に残りません。

 しかも上記の大半は「駅舎のみ」の登場であることが多く線路も含めた駅そのものの魅力をミニチュアでというコンセプトの特撮物は更に少ない気がします。
 「新幹線大爆破」の浜松駅はその意味でかなり渇を癒してくれるスケール感がありますがこれも「鉄道もの」だからでしょう。
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(ホビージャパン「大ゴジラ図鑑」36Pより画像引用)
 さて、駅舎だけでなく線路やホームもひっくるめて駅全体となるとその実例は更に少なくなります。
 上述の第一作の「ゴジラ」では品川駅構内のミニチュアが組まれていますが主の描写がゴジラに激突するEF58に費やされているので駅そのものの印象が意外に薄いのが惜しい気がします。

 この他では「ゴジラ」や「透明人間と蠅男」などで有楽町のガードが出てきますが駅と言うよりはそこに隣接している日劇周囲の作り込みがメインになっている印象です。
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 「妖星ゴラス」の高潮に水没する有楽町駅(?)は高架ホームと線路、打ち捨てられた電車まで表現されていますが市販のレイアウトパーツでは再現できない「微妙にカーブした屋根を持つホーム」が魅力的です。
 俯瞰の見せ方もしっかり決まっていて楽しめます(何を?)

 あと「世界大戦争」のクライマックスでICBMに吹き飛ばされる東京のカットの中に俯瞰で捉えた東京駅のミニチュアが登場します。こちらもホームや高架周りまで再現されたもののようですが何しろ「コマ送りしないとそれと分からない」くらい一瞬の登場です。
 変わり種ながら結構本格的に見えるのが「八岐大蛇の逆襲」に登場する米子駅。実は俯瞰とアップの別々のスケールのセットが組まれています。
 ただし俯瞰の奴は市販のNゲージモデルをかなり転用していたりするのですが。このふたつを使い分ける事で特撮物としては屈指の駅の破壊シーンが観られるのが興味深いですね。


 これらのミニチュアは私有のレイアウトではまず不可能なたっぷりした構内面積と線路配置を実現したものが殆ど(笑)ですのでリアルさに重点を置いた大レイアウトを志向する向きにはそれなりに参考になるのではないでしょうか。



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コメント

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それでは

 補足します・・・その前に光山市交通局さん今年も宜しくお願いします(笑)
ゴジラ、ラドンでは駅と列車のミニチュアが堪能出来る作品ですが少しマニアックな?特撮物へ行くと結構ありますよ!
1957年の大映作品「透明人間と蠅男」~特撮作品ですが密室を扱った事件で終盤近くに蠅男が警察へ挑戦状とも言える西銀座を爆破する!
と予告し日劇近くの大ガードのミニチュアが登場しHOサイズ70系が通過し72系?と交差した後に爆破されるシーンは僅か数秒レベルの
場面でも日劇そしてビルからのアドバルーン等精巧に造られています。
その他だと同じ大映の風速75米(1963)でも洪水となる有楽町駅また前年には東宝作品ゴラスでも同様なシーン・・・確かゴラスの場合は
駅に車両があった気がします。
よくゴジラ対へドラ以降の怪獣作品で一点豪華主義と言う言葉を聞きますが以外にも古くから使われた手法だったのかもしれません。
番外編として実写で変わった所では光速エスパーの第一話でアリカ国の爆撃機がギロン星人にジャックされビエトロ国首都へ原爆攻撃
をするシーンで東京駅を中心とした大手町の空撮が出ます。
子供の頃は何気に観てましたが今観ると少しショッキングな場面ですよネ(汗)
ところでTVKで放送されていたウルトラマンは先週で終わりましたが後番組がウルトラセブン!
MXでも放映中なのに~やはり放送関係者または円谷社員は我々と同年代位で第二期ブームで一期の作品が頻繁に放映された時代を
懐かしがっている人達かも。
これも現代の怪奇?

すいません

 ブログ記事半分しか読んでいませんでした(汗)
光山市交通局さんも触れていますよね・・・新年早々ボケましてすいませんでした(反省)

No title

>星川航空整備部さん

 コメントありがとうございます。遅ればせながら今年もよろしくお願いします。

 コメントを拝見して思い出しましたが74年のスーパーロボットマッハバロンの第2話でロボットが列車を攻撃するシーンで駅周辺が出ていたような気がします(というか市販の鉄道模型のセットを転用したくさいですが)
 「透明人間~」のセットはメイキングを見るとオープンセットで意外と大掛かりなものだったようですね。アドバルーンを釣竿で吊っている所には「この手があったか!」感が満載ですね。
SFとはちょっと違うのですが円谷英二が特技をやった大映の「幽霊列車」でも田舎の小駅のミニチュアセットの俯瞰があったと記憶しています。

 TVKのウルトラマンの後番組は「帰ってきたウルトラマン」辺りを期待していたのですが、セブンの時間差放映とは驚きました。
 個人的にはウルトラシリーズの裏をかいて「キャプテンウルトラ」をどこかでやってくれない物かと思ったりします(笑)