「東京 昔と今」

先日、カラーブックスについてのブログを上げた時のコメントである方から「東京 昔と今」について言及したコメントを頂きました。
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実を言いますと、この本はだいぶ前に私も買った事があったのですがブログに上げるにはうまく説明しにくい気がしてこれまで掲載を見送ってきていたものです。
それが、今回頂いたコメントでは「昭和38年当時の風景、それも自動車をはじめとする乗り物が写り込んでいるのを見てみたい」という意味の事が書かれていまして、
正直「その着眼はなかった!」と愕然としたりします。

いい機会ですのでこのブログでも紹介方々その着眼点で書いてみたいと思います。


タイトル通りに安藤広重の錦絵「江戸百景(安政時代の江戸の街角の風景を描いたもの)」をモチーフに同じ場所の現在の写真と比較して時代の変化を俯瞰する内容です。
ですが本書の初版は昭和38年。
「現在の東京」とは言っても既に50年以上経過している訳ですから今の目で観直せば十二分に「懐かしの風景」でもある訳です。

2ページおきにカラーページとモノクロページが交互に掲載されるのがカラーブックスの形式なので錦絵がカラー、現在の風景は白黒写真になっています。
錦絵の鮮やかなカラー印刷を見ていてもそれはそれで楽しめるのですが、今回のコメントに合わせまして、白黒の「50年前の風景」にも注目してみると
DSCN7680_201703062353346d6.jpg


(30Pより引用)

ありましたありました。

元々が車の写真を見せる物ではないので車の扱いはあくまで添え物レベルですが、それでも「風景の構成要素」「その時点での時代の風景」としての当時のクルマの構成を楽しめるというのは私にとっても意外な発見ではあります。
DSCN7682_2017030623533130f.jpg


(46Pより引用)
よく見ると三菱500やらいすゞベレルやらの今ではまず見られない様なマイナー車種がこっそり写り込んでいたりしていて驚かされたりもします。
また、当時の道路の写真の中には信号待ちの渋滞の物もあるのですが、これを見る事で大雑把ながら当時の街角の車種構成の比率が見当を付けられるのも興味ある所です。

ただ、惜しい事に私の手にしているのは昭和48年に出た4刷目。
どうも初版から4刷の間に一部写真が差し替えられているようで38年当時にはなかった筈のMS50クラウンや初代のカローラが写っている写真も結構ありました。
とはいえ今にしてみれば昭和38年も42年もそう違いはないのですが。

それは別にしても昭和30年代の東京の風景(まあ「三丁目の夕日」の時代でもあるのですが)には改めて独特のノスタルジーが掻き立てられたのも確かです。
撮影時期の関係か「雪景色」「雪解け」の物が多いのが今となっては結構貴重なのではないでしょうか。

DSCN7681_201703062353335b6.jpg


(22Pより引用)


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コメント

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カラーブックス

 なるほど確かに発行された当時の街並み、車、電車が見られるのもカラーブックスの魅力ですね。
これを拡大?した書籍が学習の図鑑シリーズで光山市交通局さんが取り上げた交通の図鑑が代表格です。
これも昭和32年が初版で車の紹介ページを見ると1951年型シボレーやマツダコスモが載せられているので重刷を重ね写真を新しい物に
差し替えたり増やしたりしている事が明白です。
たしかに光山市交通局さんが言うように昭和38年~42年は、それほど差は無くクラウンにしてみればMS40は42年の10月まで製造され
ていましたし。
製造と言えば日産が昭和40年10月にセドリックを30から130へチェンジした際にパトカー仕様車は40年以降も30が製造されていた様で
昭和42年10月頃に日産から出て居たセドリックパトロール仕様書で130が出ている事からも30系パトカー仕様車が製造されていたと
推測出来るのですが。
今も変わりませんがタクシーまたはパトカー仕様車は通常車とは別体系で生産される関係から42年前半まで30系パトが造られていた
事も否定できない気がします。
で世界のミニカーに書いて有る説明では昭和40年9月に30系パトをダイヤペットが出したところ実車が130にチェンジされ短期の製造
に終わったとありますが何かこれを鵜呑みにして実車もそうだったかと結びつく要因を招いたのかもしれません。

No title

>星川航空整備部 さん

 学習図鑑の補追の仕方は一種独特ですが、長く増刷されればされるほど本編と追加部の落差が物凄い事になりますね。
 交通の図鑑でこのやりかたがいつまで続いたのか分かりませんが本編に出て来るフェアレディなんかはSR311の更に前の型で実物を見るどころか写真ですら滅多にお目に掛かれない代物ですから少なくともロータリーのコスモと同じ年代では語れないですね(笑)

 車関連の図鑑では個人的には学研の図鑑の「自動車・船」が好みだったりします。
 「スポーツカー」と「GTカー」が似て異なるものである事を知ったのもこの本でした。