「シン ゴジラ」のメイキングを観て・・・

 前回からかなり間が空いたレイアウト趣味から見る特撮映画のはなし
 今回は番外編です。

 先日以前から予約を入れていた「シン ゴジラ」のBDがようやく届きました。
 映画館で観た映画のビデオを予約してまで買ったのは何年ぶりでしょうか。
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 (一度だけですが「映画の封切当日にその作品のビデオを買って家で夕飯を食べながら初見する」と言う経験もあるにはあります)

 で、届いたその日の内にいっき観。
 翌日は特典ディスクのメイキング(主に特撮w)をいっき観したりします。

 映画館で観た時は大画面の迫力に圧倒されてひたすら呑まれまくる様な感じだったのですが家のテレビで再見するときはどこかしら分析的な見方になります。
 とはいえ本編が勢いと情報量で押しまくる様な展開なのでやはり冷静にはなかなか見られないのですが。
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 今回はBDの特撮シーンを観た感想から
 平たく言えば「カイジュウ映画をCGで作る事の意味とメリット」

 今回改めて本作を通しで観て感じたのは「ああ、空が広い」w

 従来のミニチュア主体の特撮でどうしても感じてしまう独特の閉所感がなく、空も俯瞰の地平も実に広々と感じられました。
 なにしろステージの天井も、ホリゾントの行き止まり感もないのですから怪獣映画らしからぬ開放感のある構図が連発。

 これなどはレイアウトを作っている身からすればとても羨ましいところです。

 レイアウトと特撮映画のステージは「広さと高さに制約がある」という共通のウィークポイントを持っています。
 ですから時にはホリゾントに凝ったり、画角の外側にまで(視野に入らないところ)セットを作り込む事で広さを感じさせようと苦心する訳です。
 ところがCGはそれを軽々と飛び越えてしまう。

 ミニチュアセットやレイアウトだと陸上競技場並みのスペースが必要な構図でもCGなら一つの画面で納まってしまう。
 しかも高度千メートルの俯瞰から地上数メートルの寄りまでの一連の流れをワンカットで再現する事も可能なのですから凄い話です。

 この解放感にあふれる画面作りに「21世紀の怪獣映画らしさ」を強く感じてしまいます。

 一方でCGとて決して万能ではなく、場面によってはミニチュアの方が良いという場面(例えば情報量が多いのにその全てがアトランダムに動き回る様なカット。倒壊するビルの中で家具や書類が乱舞しながら一斉に流されてゆくようなカット)もありそれが効果に合わせてCGと使い分けられている事も驚くと同時に嬉しいポイントです。
 (実はその数少ないミニチュア特撮のカットが特報や予告編に必ず出てきている所に「トクサツスタッフの自信と矜持」を改めて感じさせられるのですが。
 ミニチュアはカットが少ない割に通常の特撮映画並みの人的資源と予算が掛けられているらしく、CGとの間の違和感がまるでない(もちろん実景とも)ミニチュア特撮が堪能できます。

 本作の予備知識のない未見のファンの方がいたらどこがミニチュアシーンか探してみるのも一興かと(笑)
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 本作がこれほど効果を上げた背景はスタッフが「特撮にもアニメ(CG)にも知悉し、同じセンスを持ってふたつを統一できる演出力を持っていた事」が大きいと思います。
 エヴァンゲリオンもセルアニメの範疇で非常に特撮映画臭い構図やカットの連続でしたが本作は逆にアニメ的なセンスを投入して実写映画を作った事で空気感の統一を図る事に成功しているのではないかと。

 本作が直接レイアウト作りに役立つという訳ではないとおもますが、構図の取り方や視点の設定など間接的にリアルな風景の見せ方と言う点では参考になるのではないかと思います。



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