「サイエンスエコー」を覚えていますか?

 この間実家の押入を整理していた際の出物のはなしです。
今では存在自体を覚えている人も少ないと思いますが(もちろん今の人は存在自体知らない)この機会に紹介して見たいと思います。
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物は昭和40年代後半に学研が出していた「サイエンスエコー」という科学誌。

今で言う「Newton」や「ナショナルジオグラフィック」の先駆けのひとつになった雑誌ですが今となっては語られる事もない雑誌でもあります。

この雑誌は当時小学生に絶大な普及を誇っていた「◯年の科学」の上位版、中学生あたりを対象にした雑誌で付録も「科学」譲りのプラスチックパーツ満載のでかい工作ものがついていました(流石にそれはついていませんが)

一般書店に並ばなかったこの雑誌の存在を私が知ったのは当時中学校の理科教師をしていた亡父がサンプルか何かで貰っていたのを回されたからだったと思います。

当時小学生だった私の目からすると「やけにハイブロウな◯年の科学」という印象の雑誌でしたが反面小学生向けに比べて密度感に欠けスカスカした感じも同時に持った記憶があります。おそらくこれは紙面がビジュアル主体でキャプションが少なく感じられた事も一因と思いますが、のちの大人向け科学雑誌も軒並みこれによく似た構成になっていましたからその意味では先見の明はあったといえますか。
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(学習研究社「サイエンスエコー」73年4・5月号42Pより画像引用)
 当時の私に一番インパクトのあったのは何と言っても「原子爆弾の作り方」

 同名の大人向けの本がベストセラーになったのはこれから10年以上後のことなのですが中学生向けの雑誌記事でこんなのが掲載されるとはどれだけ先走っていたんだこの雑誌は(爆)

 今回発掘したのは73年版が中心なのですが、通しで読んで見て感じるのは小学生向けの「科学」に比べて全般に読者の「背伸び志向」をくすぐる様な紙面づくりが心掛けられている事です。

前述した「ビジュアル志向」も大人向けの「太陽」とか「アサヒグラフ」のそれに近い感覚で読ませようとする意図だったのかもしれません。
 とはいえ、今の目で読んでみても結構面白い雑誌だったのは確かです。
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(学習研究社「サイエンスエコー」74年2月号4Pより画像引用)
このはなし、総論だけで結構な分量になってしまったので続きは次の機会に。


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