真夏の怪奇本から2017・少年マガジンの「自動車の怪奇」

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 昨年の夏の当ブログの怪奇本ネタで「昭和ちびっこ怪奇画報」のはなしをしましたが、そこで取り上げられていたとある心霊話が妙に懐かしくなり、某専門店でそれが掲載されていた少年マガジンの古本を買ってしまいました(昭和45年の27号です)
 当時リアルタイムでそれを読んでいた事もあってつい手を出してしまったといういきさつだったりします。
 値段は500円で当時の価格の10倍ですが今の感覚ではそれほど高価に感じないのが凄い話です

 さて、わざわざ買ってまで見たかった理由と言うのが上述の心霊話が掲載されていたのが「自動車の怪奇」と言う特集だったからです。
 クルマにまつわる怪奇話が心霊に限らず掲載されていて当時の私の目から見ても面白かった記憶がありましたので。

 本書では第一次大戦の頃から続く「呪われたメルセデス」をはじめ、事故多発地点の怪からクルマにまつわる縁起担ぎまで色々な話題が乗っています。
 で、当然の様に「藤代バイパスのトヨペット消失事件」も取り上げられており、実は私もこの特集でこの事件の存在を知った意味でも思い出深いものでした。

 ですが改めて読みたくなった理由と言うのはこの事件に関連したある事が気になっていたからでもあります。
 この記事は「蒸発したトヨペット」と題されて挿絵つきで掲載されているのですが下の絵をよく注意してご覧ください。
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(週刊少年マガジン1970年26号「自動車の怪奇」186Pより引用)
 「クラウンでなくコロナが消えている」
 どう見てもRT40系のコロナに見えるクルマが描かれていたのです。

 この事件の起こった頃はコロナはまだ先代のRT30でしたし、私自身のイメージでも「クラウンじゃないの?」とか違和感を感じていましたから。

 昭和40年代に入りトヨタの販売系列はクラウンを扱う「トヨタ店」とコロナがメインの「トヨペット店」に分かれた後だったので挿絵画家がその辺を間違えてコロナを描いてしまった可能性が濃厚です。
 実際、他の書籍では物によっては写真付きでMS40のクラウンを描いていましたから恐らくこの特集だけのお宝挿絵と言えるかもしれません(笑)
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(週刊少年マガジン1970年26号「自動車の怪奇」190Pより引用)
 この他「謎のブロブがクルマのフロントガラスを割る話(ブロブまででませんが当時は「謎のフロントガラス破損事件」と言うのは日本でも結構あったはなしです。現在ではガラスの強度不足からちょっとした衝撃でよく割れていたというのが真相らしいですが)
とか「下りに見える坂をクルマが上る話(中央道にもそういう場所がありわざわざ標識まででています。要は傾斜角の変化から「上り坂が下りに見える」のですが)
 果ては「ジュースで走る自動車」なんてな怪奇と言うより世界びっくり情報みたいなのまで百花繚乱の面白さ。

 この「ジャンルの俯瞰性の高さ」は当時の少年週刊誌の特集物の常道でしたが、それだけに当時の読者への訴求力も高かったと思います。
 読み終える頃には誰でもいっぱしの怪奇博士になったような気分になれる妙な充実感(笑)

 今回40年ぶり位に読み返して改めて堪能しました。
 ただ、これを読んでいてふと思ったこともあるので近いうちにメインブログで少し書いてみたいと思います。


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