「ちびっこ広告手帳」

 以前このブログでも紹介していた「ちびっこ広告手帳」(おおこしたかのぶ ほうとうひろし著 青幻舎刊)ですが、その時のは第二弾の方でして、昭和40年代前半の広告を扱った第一弾の方はこれまでなかなか見つけられませんでした。

 先日ようやく中野の古本屋で物を見つけられたので紹介したいと思います(汗)
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 昭和40年代は大阪万博のあった45年(1970年)を境目に世相も風俗も変化を遂げた時期だったと思います。
 それも40年代前半の方は後半の時期に比べてやや能天気に思えるくらいに楽天的な時期で、公害・オカルト・大予言という3大鬱ネタが席巻した後半と明らかに違っていました。

 今回本書に出てくる40年代前半の広告はほぼ例外なく明るい雰囲気を感じさせました。同じ広告でも「2」に出てくる広告の中にはなんだか無理に作り笑いをしている様な萎縮感があるものが散見されたのとは異なるノリです。

 それを端的に感じさせるのが第一章の「お菓子」の広告に登場する「懸賞の景品の豪華さ!」
 ウルトラセブンチョコでビデオシーバーが当たるなんてのは私だって欲しいですね(笑)

 まあ、それはまだ好い方としても明治マーブルチョコレートを買うと「スロットレーシング」が、ナガサキヤのボールチョコで「王選手のサインボール」がオバQチョコを買うと「テープレコーダー」が、森永チョコボールを買うと「アマゾンのミドリガメ」がもらえる等々、単に高額と言うだけではなくあの当時子供たちが欲しがったものを割合的確に把握しているがゆえのものでしょう。
 また、この時期はお菓子屋さんとヒーローや人気キャラとのタイアップの黎明期でもありますから、マスコミ系の広告も見ていて懐かしさに浸る感覚になれます。

 以下、第2章が「プラモデル」3章が「おもちゃ」といった具合に続き、あの頃の子供たちが欲しがりそうなアイテムの広告で埋め尽くされています。

 あの当時の子供たちが成長して今はおおむね40~50代というところでしょうか。
 それらの人たちを懐かしがらせ、どこを開いてもあの頃の濃密な空気に浸らせるという効用を持つ一冊と言えます。
 必要以上にキャプションを付けず、広告を丸ごと載せている構成もそうした効用に大きく貢献している感じがしますね。

 文庫にしては割合に厚い一冊ですが上記の世代の人が読めば隅々まで楽しめると思います。

 本書でとありあげられているアイテムなどについては次の機会にでも

  最後に、
 当ブログの訪問者数が先日16万を超えました。
 題材が相変わらず行き当たりばったりですが今後ともよろしくお願いいたします。


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