筆箱にカギが付いていた頃・・・

 あの頃の子供風俗のはなし、前回の自転車に続いて当時の記憶をほじくり返しつつ書いてみたいと思います。

 昭和50年代の初め頃でしたか、当時の「暮らしの手帳」で新宿の伊勢丹百貨店が文具売り場から「鍵付きの筆箱を置かなくなった」事を記事にした事があります。
 要するに「文具の玩具化」への警鐘と大人の立場から流行に安易に乗ることへの戒めを書いた記事だったのですが、当時は暮らしの手帳までもがこんな事をわざわざ記事にするくらいに鍵付きの筆箱が大流行していたのです。

 その嚆矢は昭和40年代終わり頃にユニオン文具の出した「ロータリーロック」だったと記憶しています。
 これは筆箱に磁石式の鍵が付属していてこれを当てないと筆箱が開かないという単純極まりないものでしたが「筆箱に鍵が掛かる」という独特のステイタス性が子供の心を一気につかみ大ヒット商品になりました。
 
 まあ、あの当時ですら「鍵を掛けてまでして守らなければならない物が筆箱の中にあったのか」大いに疑問でしたが(笑)

 ですがこれのヒットに触発されて後続メーカーからロック式筆箱がまあ出るわ出るわ。

 ダイヤルナンバーの組み合わせで施錠するタイプですら「ナンバーロック」「ロックンロック」など複数のタイプが登場。
 それ以外にも色々とあった記憶があるのですが思い出せません(笑)

 デコトラ自転車は買ってもらえなかった私ですがナンバーロックの筆入れは買ってもらいました。
 ふたつのダイヤルの組み合わせで暗証番号を打ち込むタイプなのですが解錠するにも最大99回繰り返せばいい訳ですし、何よりそんな貴重品が入っているなら筆箱ごと盗んだ方が早い気も(爆)
 そもそも前述の通り、鍵を付けてまで守る様な物を筆入れに入れるなんてありませんでしたし。

 余談ですが今私が使っている筆入れは30年前に買ったカンペンケースです。
 随分とファンシーな代物ですが30年経っても現役なので良い買い物ではあります(笑)


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コメント

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筆箱

 確かに鍵を付けてまでも中の物を見られたくない守りたい・・・楽しみ半分/不安半分とも取れますが、あの時代~1969年~1972年
頃は怪獣ブームと並行して流行った007スパイ物や未来都市(大阪万博)の影響から出た産物です。
特にCMで流れて居た電磁ロックを掛けて♪筆箱が~と言う製品!
何気に007やサンダーバードに出て来る磁石式のメカをデフォルメしたデザインなんですよ!
まあ確かに授業中に磁石に気を取られ勉強がとか先生に喝?を入れられた話は多々ありますのでw
筆箱以外にもシャープペンシルの仲間でペッカーと言うペンの横にボタンがあって芯を出す物がありましたが、あれは使いずらく私は
好きではありませんでした。
まあ70年代前半に登場した文房具は未来志向を入れて子供たちの購買層を拡大を狙った為に、ある意味で文具の原点を見失い反発を
招いてしまった・・・なんか変身ブームの衰退と似ているようなw

Re: 筆箱

> 星川航空整備部さん

 確かに当時はこれでもかとばかり普及した代物でしたが当時の小学生にどれだけ「中を見られたくない」ニーズがあったのかは個人的にはかなり疑問でしたね。

 ロータリーロックなんかは鍵が一種類しかなかったですから一つあったら誰でもあけ放題でしたし(笑)

 サイドノックのシャーペンもあの頃でしたか。
 あれももう少し煮詰めれば今でも普及していたような気がしますが結局は一発屋的な性格に終わってしまいましたね。

 今回は取り上げませんでしたが、同じ時期に三菱鉛筆だったかが「ドリフの首チョンパ」などという今思えば物騒なおまけをつけていたのも思い出されます(確か「アイアンキング」のCMで掛かっていた筈)