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「鉄人トーバー」

久しぶりの怪獣DVDのはなしから
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今回紹介するのは1954年の「トボーザグレート」
禁断の惑星に登場する「ロビー」と並んで等身大人型ロボット物の走りとなったキャラクターの作品です。

本作は「宇宙船」誌上では「鉄人トーバー」というタイトルで紹介され、私もそのネーミングの方が馴染みがあるのですが、後のビデオソフト化では「偉大なるトボー」などという「静かなるドン」と勘違いしそうなタイトルになっていて混乱させられた思い出があります(笑)
そんな訳で以下の文章では「トボー」ではなく「トーバー」と呼称させて頂きます(爆笑)

来るべき宇宙時代に備え宇宙船の操縦の予備実験が行われていた研究所。だが生身の人間ではロケット発進時の加速度に耐えられないと考えた科学者は研究所を退社。同じ意見を持つ先輩の博士に誘われてとある研究に従事する決意をする。
それは人間並みの知能・感情と人間離れした耐久性を持つロボットを操縦士にするというものでした。
トーバー(ROBOTの逆綴り)と名付けられた試作機は、見事に課題をクリアし招待された新聞記者たちに初公開されます。ところが記者たちに紛れ込んでいた某国のスパイはトーバーの操縦ロジックを盗み出すべく暗躍を始める。
博士と孫はプラネタリウムのイベントに来たところをスパイに拉致されアジトに監禁される。それを知ったトーバーは・・・

というのが大まかなストーリーです。
 トーバーの操縦原理はESPを応用した一種の精神感応なのですが実質的に脳波式の無線操縦と違いがないものです(トーバーのアンテナの受信範囲外では操作不能の模様)また、トーバー自身も相手の感情を感知して自律的に活動可能。好意を持つものには優しく、敵意を持つものには防御反応を示します。
 後のジャイアントロボをはじめとするスーパーロボットの基本スペックは一応抑えられています(笑)

 クライマックスで博士と孫を救いにトーバーが出動するシークエンスなんかにもそれは顕著ですが「まさかトーバーがジープを自分で運転してアジトに向かう」とは思いませんでした。トーバー自身のデザインも頭でっかちがめだつものの、後にウルトラセブンの地底ロボットユートムにデザインがフィードバックされているようです。

 そんな訳で日本での知名度は今ひとつながら後のロボコンやキカイダー、ジャイアントロボに無形の影響を与えている作品といえます。

 ちなみに彼の国ではトーバーはロビーやロビンソンと並びSFロボットの代名詞扱いを受けているスター級の様ですが、そのせいでか、当時のぬいぐるみが何者かに盗まれてしまい未だ所在不明との事です。

 ところでこの「トーバー」を観ていて同時期の別のロボット物についても少し考えさせられたことがあります。
 それについては次の機会にでも

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コメント

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ロボット

 以外にも1950年代のロボットつまり黎明期のロボットはアンドロイドの様に人間と変わる事無く行動する物では無く巨大なコンピューターの一部/単なる機械といった位置付けが強かった気がします。
クロノスなんか動くCPですからね人間側が持って居るコンピュータースジーも単なる電子計算機・・・機械でしたからw
私もトーボーザグレイトは、かなり以前から知っており初めて知ったのはハリウッド映画大集合でした。
この番組・・・ネットが無く趣味誌が少なかった時代に、ほんのワンシーンでも観られるのがウリで特に未公開作品のクロノスは、この番組知りましたからね。
で50年代のロボット作品~以外にも冷戦の産物で米ソが凌ぎを削って居た宇宙計画が発端で禁断の惑星は代表作で古代の宇宙人の霊体と地球人・・・これは米ソをぼかした演出になっています。
そして主演!ロボットロビー~彼はw万能ロボットと言う位置付けですが本当は精巧な電子計算機としての位置付けです。
米ソと言えば・・・光山市交通局さん~少し雑学しますねw
007は2度死ぬでボンドが火口基地へ潜入し人質になっている米ソの宇宙飛行士を助け彼らと組んで妨害活動へでますが火口基地の警備員を後ろから棒で叩いて倒すシーンは・・・ドリフのギャグばりですよねw
ピラミッドコントでミイラ男が後ろから棒で志村やカト茶を叩くアレw
ギャグ満載としてはゴールドフィンガーがオッドジョブの最後もギャグ的ですがプッシー飛行隊が撒くガスで米兵がドミノの様に倒れるシーンも完全にギャグ!
で機内で気圧の下降で外へ出されるゴールドフィンガーもギャグ~恐らく007の中で潔く最後を迎えた悪ダマです。
007はサンダーバードと似ていてシリアス感もあって何故かオチもあり先ほどのゴールドフィンガーの最後と国際救助隊の秘密をアノ手コノ手と狙うフッドも入念な計画をしながらギャグ調に失敗し勧善懲悪に徹しています。
ゴールドフィンガーはボンドを脅す光線銃、ラストの原爆と言いメカのデザインがサンダーバード共通してます(原爆カプセルの中で周っている皿の様な部品)


No title

>星川航空整備部さん

 「ハリウッド映画大集合」みたいな番組は民放の少なかった頃の故郷ではなかなか見られない番組だったと思います。
 ブームの折に木曜スペシャルが「オカルト映画特集」とか「パニック映画特集」をやったのが目立つ程度でしょうか。
 その意味でも星川さんの環境は羨ましいですね。

 007シリーズ、ウィットの効いた演出は仰る通りゲリーアンダーソン系の特撮物のテイストに通じますね。
 個人的にはああいう雰囲気は好きです。007の模倣作の電撃フリントとかマッドヘルムはその辺りがややもすると滑りがちで、演出面でも差を付けられている気もしますし。