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思いでの少年ドラマシリーズから「それ行け名探偵」

 思い出の少年ドラマシリーズから今回取り上げるのは「それ行け名探偵」(昭和48年)をば。

 子供かせいぜいが高校生を主人公にしている事が多いこのシリーズとしては珍しく本作の主人公は青年たち(車を運転しますしw)
 原作は城戸禮の「探偵令嬢」と言う作品だそうですがあいにく私は未読です。
 もし読んでも恐らく後半は恐らく原作とは相当に違う話になっていそうですし(理由は後述)

 映像面で面白いのは本作はフィルム撮りとビデオ撮りのふたつの撮影方法を組み合わせて独特の効果を上げていた事です。
 主人公たちの活躍は原則としてフィルムで製作されていますが「あの世から主人公を見守ったり突っ込みを入れる、既に亡者になっている先代の探偵帳(或いは主人公の父?)」の描写でビデオパートが構成されていました。
 この先代を演じたのは藤村俊二氏で独特のとぼけた味を出していました。

 で、あとからフィルム撮りされる劇中で何らかの形で「死人が出るとその人たちもまた死に装束でビデオパートに現れる」
 これは当時も今も結構面白い試みだったと思います。

 当時のドラマではビデオカメラの技術上の問題(恐らく電源とカメラ自体の図体?)から屋外での撮影が困難だった様でビデオ撮りしたドラマでも屋外シーンはフィルムで撮影されるというのが半ば常識でした。
 これ自体はコストやカメラの性能の問題からやむを得ずそうしているのが殆どですが本作の場合「この世とあの世の使い分けのために積極的にフィルムとビデオを使い分けている」のが特徴と思います。

 前半のストーリーは私もほとんど覚えていません。
 印象に残っているのは後半の数話。
DSCN5264b.jpg

 何かの理由で主人公たち3人組が「賞金目当てのラリーに参加する」はなしなのですが
 主人公たちが参戦する車と言うのがどう見てもラリーに向かない「ハイエースのキャンピングカー」
 ライバルレーサーのクルマもジープだったりオープンカーだったりS5形スカイライン(これが一番ラリー車っぽいですねw)と実写版チキチキマシン猛レースのノリになっています。

DSCN5265b.jpg

 で実際そういうノリでラリーが展開し、その過程で何人か死人が出るのですが(笑)

 ラストで優勝を目前にした主人公たちはゴール直前で車を停め、リタイヤしてしまいます。
 子供の手術費用捻出のためにこのラリーに命を懸けていたスカイラインのドライバーの真剣さと遊び半分でラリーに参加していた自分たちの行いの落差に打たれたリーダーの決断でした。
 (でも、ハイエースのキャンピングカーが優勝できるラリーっていったいどんなんだ笑)

 と、まあこんな風にストーリーは普通の人情系コメディに近いものの設定や描写のシュールさが本作の心情だったと思います。
 わずか数話の放映だった本作ですが主題歌の「走れ 走れ、走れ~明日を追い越せ~」というフレーズだけは今でも覚えていたりします(どなたかフルの歌詞をご存知ではないでしょうか?)
DSCN9812.jpg

 さて、上記の通り本作はドラマの主要部分がフィルム撮りされていたのですが他のビデオ撮りされた少年ドラマが殆どテープが上書きされて残存しないのに比べるとフィルムな分どこかに保存されている可能性はありそうな気がします。
 もしそうなら一度でいいから再見してみたいですね。

 なにしろ本作についてはネットで検索してみたのですが、殆ど情報らしい情報もありませんでしたし。


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