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思いでの昭和ヒーローから「キカイダー01」

 思い出の昭和ヒーローネタから
 前回「キカイダー」を取り上げた以上これも取り上げない訳には行きませんね。

 昭和48年の初秋の話です。
 一家総出でマイカーを繰りだし青森の親戚に遊びに出かけました。
 こう書くと随分手軽に見えますが盛岡と青森は距離にして180キロ。今ですら時速350キロの新幹線で30分以上はかかる所ですから、高速道路がなかった当時は片道だけでも半日掛かりでした。

 親戚の家に着いたのは土曜の夕方。たまたま見ていたテレビで「ジャングル黒べえ」をやっているのを見て「へえ、岩手じゃ日曜朝11時なのに」とか妙なところで感心していた小学生の私。
 ですがそれで感心するのはまだ早かった。
DSCN5418b.jpg
(徳間書店「昭和石ノ森ヒーロー列伝」17Pより画像引用)
 夕食も終わりテレビタイムが来て岩手の習慣通りに「8時だよ!全員集合」を観ようとチャンネルをひねった瞬間画面に出てきた「キカイダー01のどアップ!」
 そう、青森では日テレとNETのクロスネットだった関係で夜8時までは日テレ、8時からはNETの番組が編成されていました。 そんな訳で岩手では朝10時半だったキカイダーシリーズがここでは本放送と同じ夜8時だったのです。

 これは結構なインパクトでした。おまけにその夜やった話が「キカイダー兄弟が爆死する」衝撃の展開でしたから忘れようがない。
 (おかげでその後に観た「ミクロイドS」がどんな話だったか未だに思い出せませんw)

 と言う長い前振りでしたが今回は「キカイダー01」(昭和48年 NET 東映)です。

 前作のキカイダーは変身ブームの波にうまく乗ったか8時だよ!相手にそこそこ善戦した様で、続編としてキカイダーの兄弟が登場する形でシリーズ化されました。
 
 ただ、01と言う番組自体は新シリーズと言うよりもキカイダーの延長強化案の発展系の性格が強かったと感じられます。
 おそらく前作のキカイダーのラストが妙に消化不良に見えた理由のひとつがそれだったのではないかと。

 現に前作で颯爽と(ってほどでもないですが)去って行ったはずのジローは、01が始まって数話くらいで唐突に再登場。
 最初の1クールくらいは01とキカイダーのダブルヒーロー活躍編の様相を呈します。
DSCN5419b.jpg
(徳間書店「昭和石ノ森ヒーロー列伝」4Pより画像引用)
 そもそも今度の敵は前作で死んだはずのハカイダーがいつの間にか同形機を増やして「ハカイダー4人衆」となって復活したものですし、その当初の目的も前作の敵首領、プロフェッサーギルの息子(巨大侵略ロボットの設計図を身体に埋め込まれている)の奪取でしたから。
 おまけにキカイダー01のサイドカーは前作でジローの乗っていた奴の改造車。ある意味新番組にしてはややお手軽な雰囲気を感じさせるものではあります。
 その分は設定や演出の斬新さで見せるしかない訳で。

 他のヒーローシリーズでは後から来るのは大概「弟」なのですがこのキカイダー01の場合は「キカイダーのお兄さん」と言うのが変わっています。 キカイダーのジローを演じた伴直弥氏がやや線の細い印象だったのを逆手に取り01のイチローを演じたのはMATや電波特捜隊で頼りがいのある兄貴分を演じる事が多かった池田駿介氏を起用。
 おかげで「後から来た兄貴」と言う違和感は幾分でも薄められました。
 01のアクションもキカイダーに比べて爽快感を感じさせるもので主題歌もメジャーコードにチェンジしています。

 01の弱点も「太陽電池を動力にしているので暗い所では動けない」と言う単純かつ非常にわかりやすい物になっています。

 と、ここまでが当時私が01を観ていた頃の印象です。

 実は本作が始まって半年くらい経った頃に裏番組で「ロボット刑事」がスタート。とりあえず1話だけでもと思って観始めたらこれが結構面白くて、結局後半2クール弱はキカイダー01を観ていなかったのです。
 (何しろ最終回も同じ日でしたし)

 という訳でビジンダ―登場以降の01はずっと後になってCSでの放映が事実上の初見となりました。
 ちなみにこの時期、弟のキカイダーは伴直弥氏が「イナズマン」の主演になったために登場しなくなります。

 この辺りについては次の機会にでも。

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コメント

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キカイダー01

 光山市交通局さん70年代特撮一直線!
実は私もなんですが40数年前の事を光山市交通局さんも結構覚えているのに感心してます。
もしかするブログにもある様に放送時間が首都圏とは異なり早朝とか昼前・・・しかも日曜日~
私はキカイダーと言うと夜8時から放送していた事がインパクト大でBS放送が無い時代いくら土曜とは言え思い切った事を10チャンはしたなと思いました。
キカイダー01は新番組と言うよりはキカイダーの延長線で制作された経緯もアトラクション用のハカイダー着ぐるみが複数あった事から始まったと平山氏が述べています。
ジローキカイダーとイチロー01の共演はウルトラ兄弟の影響も響いています。
ヒーローが2人出た方が話しは大きくなりますしw
ところで初期の01に出て来る全国ハカイダー基地(ハカイダーの弁によれば3年掛かりで設置?)を爆破する時に出て来る非常と書いた赤いパネル泣かせます?
さてTVKでは私の予想通り?松田優作/探偵物語が始まりました。
この作品、傷だらけの天使の後日談+70年代特撮の後日談に繋がるんですよねw
今日の第一話のラストで松田氏が新聞を読む所で新聞は昭和54年7月30日と出てたので放送2か月前から制作と言う事を伺わせます。
昭和54年7月30日と言うと朝6時からウルトラQが絶賛放送中の時でした。
この年は第一期ウルトラシリーズと第二期シリーズが朝の時間帯で激突するトンデモ時代で結構朝早くから観た関係で授業中寝た事が何度もwww

No title

>星川航空整備部さん

 夜8時台のヒーロー物というのは私にも結構なインパクトでした。
 (ネット局の都合なんかで流星人間ゾーンが木曜夜8時だった長野県の様なケースもあったそうですが)

 夜8時台は大人向けと子供向けの境界が結構曖昧な時間帯でしたからこういう冒険も出来たのではという気もしています。
 それで思い出したのですが同じ土曜8時台で放映されていた「江戸川乱歩シリーズ・明智小五郎」(昭和45年 東映 東京12チャンネル)
 江戸川乱歩の猟奇系犯罪ものと少年探偵団シリーズが同じシリーズ中で使い分けられていた点が特筆されるシリーズだったのですが、後の仮面ライダーの怪人の原型を思わせる犯人(と言うか怪人)が毎回登場する点でもキカイダーに先んじていた気がします。

 この番組についてはいずれ機会を改めてまとめたいと思っています。

No title

01は、当時オイルショックが理由でビジンダー編以降話の暗さとは逆に着ぐるみが用意出来なかったりもしくは安上がりな物ばかりで酷いと言う苦情もあったんですね。ハニーはまだアニメだから上手くごまかせても、01は実写だからどうしてもごまかせないと言う。実際01後半よりハニーに移った視聴者も多かった様です。

No title

>光になれさん

 実際、後になってCSで後半の話を観た時には敵キャラの余りの安直さ(これは近いうちに書くつもりでいましたが)に仰天しましたね。
 ワルダー、ビジンダーとの絡みのドラマ性はそこそこ高かったのですがこの点でかなり損をしたシリーズだった気がします。

 当時岩手での裏番組だった「ロボット刑事」のバドーロボットが非常にスタイリッシュで手が掛かった造形であったことを考えると岩手でも01はかなり視聴率を奪われていたのではないでしょうか。

 因みにキューティハニーは当時岩手では金曜夕方6時。しかも30分枠だったのでOP・EDがフルコーラスで掛かり、予告編が無闇に長いという物凄い放映形態でした。そう言えば今MXでリメイク作が放映中ですが相当にスタイリッシュになった反面、旧作の面影が最も希薄なハニーになった気もします。