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「吠える密林」と少年倶楽部文庫の思い出

先日の中野行きでブロードウェイのまんだらけで見つけた文庫本。
講談社の少年倶楽部文庫の一冊、南洋一郎の「吼える密林」です。
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昭和の初め頃、「のらくろ」「冒険ダン吉」をメインの売りにして当時の子供達の心を鷲掴みにしていた雑誌、少年倶楽部の名作を文庫化したシリーズが50年後にリリースされていたのですがこれもその中の一冊。

当時、年代的にふた周りか三周りは世代の違う私だったのですが何冊か読んで見たらこれがなかなか面白く10冊以上読んでいたものです。

この「吼える密林」もその一冊でアメリカの探検家ジョセフ・ウィルトン氏の冒険談という形でアフリカ、マレー半島などあちこちの秘境で時にはライオン、時には巨象、時には人食いワニなどと対決する文字通り血湧き肉躍る実録風探検小説でした。

但し題材が完全に「白人冒険家の猛獣狩り」なので今だったら動物愛護団体が黙っていないでしょうが(笑)

当時の私は近所の文房具屋(昔の文房具屋は文庫本や雑誌を置いているのが結構普通でした)でこれを買って貪る様に読んだものです。
勿論実家にその本は今でもあるのですが、ではなぜわざわざ中野でこれを買い直したのかと言いますと、

物語の中盤、主人公がある夜ボートで川下りをしていて道に迷い、たどり着いたところがなんと人食いワニの巣窟。ボートは流され、主人公はたまたまそこにあった大木に取り付いたのですがワニの群れの中からひときわでかいのがその大木によじ登ってくるというドキドキものの展開!さあつぎはどうなる!?とか思いながら次のページを繰ると

「ややっ!猩々!!」
猩々とはオランウータンのことですが、とにかく主人公の大ピンチの次のページが舞台も設定もいきなりワープしてまるっきり別な猩々狩りの話になっていました。
なんのことはない、ワニ編の後半が丸ごと落丁していてラストがわからなかったのです。慌てて買った店に行ったら改めて取り寄せてくれると約束してくれたのですが、以来40年その約束は守られることのないまま、その店もいつしかなくなってしまいました。
 書店と違ってあの頃の文房具屋さんは書籍に関する扱いがぞんざいなところが結構多かったのですが、とにかくそういう訳で以来40年以上大ワニ編の続きがわからないままだったのです。

 今回ようやく落丁のない完全版が手に入ったわけで今から続きを読むのを楽しみにしていますw

 ところでその「少年倶楽部文庫」ですがこれ以外にも当時の私を楽しませてくれたものが結構あったのですが、それらについては他のネタと組み合わせて次の機会にでも。

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