Nゲージ夜明け前の16番とOゲージ

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 今回はこの間から興味深く読ませていただいている本の話です。この手の話の常で題材が古いのですがご容赦を。

 先日知り合いから借りて読ませて頂いている「模型と工作・新鉄道模型ハンドブック」
 この種の別冊は昭和39年度版を私も持っているのですが、今回の物はその前年の物のようです。

 Nゲージが登場する前の時期の本なので当然中心は16番なのですがその車両工作記事(専門誌で言う「製作記」ではなく「作り方」である点に注意)がなかなか面白く感じました。
 EF80、EH10などのEL、ビスタカー、阪急「電子頭脳電車」、などの私鉄車両もなかなかの充実ぶりですが、時期が時期だけに「新幹線が試作車両」だったり、新幹線用軌道試験車の製作記事があったり(Nで作れそうな気がします)と盛り沢山な内容の中、
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 クモハ73の改装後やクモハ11のアコモ車などの旧国の記事が特に興味を引きました。73系はこの時期に改装を加えて近代化していたのですが作例の車両はノーシルなのは良いとしてクモユニ74の顔が付いているのが(笑)
 クモハ11のアコモというのも「ショーティ化した101系」みたいなノリでこの時期にどんな改装が加えられるかよくわからない段階でモデル化していた事が伺われます。
(但し、73の添付の図面は正式の物になっていました)

 この時期の16番、ビギナー向けという事でペーパー車体が主で細密性よりも印象把握に重点を置いたモデル化なのですが、そのすっきりとした作りが今見ると逆に新鮮かつのびのびとした感じを受けました。
 基本の印象把握がしっかりしていれば細密化は後からいくらでもできるのでその意味でも、基本をしっかり伝えているこれらの記事はなかなかいいと言えます。
 この空気は最近の専門誌にない境地ではあります。

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 もうひとつ、この本で特徴的だったのは巻末近くにOゲージの製作記事が掲載されていた事です。
 こちらは1形式あたり1ページという一見おざなりな感じなのですが、図面とビジュアル化した製作法が示され(プラモの組立図に近い)かなり要領よくまとめられた印象でした。

 何より本誌の表紙の写真、よく見るとどれも製作記事に出ていたOゲージのモデルだったりします(つまりこの表紙に出ていたモデルのほとんどが製作法が掲載されているという事でもあります)

 このころはOゲージと16番(HOゲージ)の切り替わりの時期だった事を伺わせる資料とも言えます。
 さて、肝心のレイアウト関連の記事もなかなか興味深かったのですがそれについてはいずれ。


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