思いでの昭和ヒーロー番外編「あの頃のミラーマン・ジャンボーグA」

 先日紹介した小学館の「学年誌ウルトラ伝説」から。

 本書では第一次ウルトラブームと第二次の狭間、帰ってきたウルトラマンの直前の時期に学習雑誌を飾った「(初期型)ミラーマン」「(初期型)ジャンボーグA」が本書の中で復刻されこれが懐かしいのなんのって!
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(小学館「学年誌ウルトラ伝説」148Pより引用)
 ミラーマンはテレビ放映される二年ほど前の昭和44年頃に学習雑誌で一時連載されていた事があり当時のガキだった私も結構よんでいた記憶があります。デザインは放映版よりもシャープで無表情ですが後の戦隊ヒーローにも通じるゴーグルタイプのマスクが結構スタイリッシュでした(実際テレビ版製作時はこのデザインでマスクも試作されています)

 この頃のミラーマンは戦う相手が吸血鬼だったり恐竜だったりと必ずしもウルトラ的な展開を想定していなかった様で独特の雰囲気を持っていました(そう言えば吸血鬼の手下が「人食い人種」ってのが結構トラウマだった記憶がw)

 そして昭和46年の秋ごろ再度ミラーマンのマンガ連載がスタートします。
 こちらは敵の存在としてインベーダーが登場するもののミラーマンのデザイン自体は前作を踏襲して始まっています。そして11月号の漫画のラストは怪獣に組み伏せられて大ピンチのミラーマンの大ゴマで「次回に続く」
 ワクワクしながら次号を心待ちにしていたものですが、翌月の号で冒頭を見てびっくり仰天!
 構図もストーリーも前回の続きなのに「ミラーマンのデザインだけ変わっている!!」
 そう、この号になってミラーマンのTV化が解禁されデザインが全く変わったミラーマンが披露されたのです。
 これには驚いたのなんのって!

 そしてこれ以降、ほぼテレビ版に準拠する形でミラーマンの漫画は続くのでありました。

 一方昭和45年の秋ごろには「ジャンボーグA」も漫画版がスタートしています。
DSCN5545b.jpg
 (小学館「学年誌ウルトラ伝説」160Pより引用)
このマンガではカラーリングが異なっていますが後のTV版に準拠したカラーリングの漫画もありむしろそちらの方がポピュラーです。
 こちらのジャンボーグA、愛称が「ジャン」である事、操縦者の動きに連動して肉弾戦ができる所はTV版と同じですが操縦室は「腹の窓の部分」で「鉄格子越しに外を見ながら操縦する」というのが大きな違い。
 考えてみたらモビルスーツと同じ事を10年近く前に先取りしていた訳です(笑)

 こちらは結構ウルトラ怪獣と戦う展開が多かったと記憶しています。当時のコミカライズでは「帰ってきたウルトラマン」直前の内山まもる氏がやっていたのですが後の氏の作風を髣髴とさせる泥臭さを排したスタイリッシュな描写が子供心にもカッコよく感じたものです。

 こちらは漫画版から2年ほどしてTV化されそちらの方にも内山版のコミカライズが存在しますが
 「まさか軽飛行機が変形してジャンになるとは思わなかった」点でこれも衝撃的だったりします。

 どちらもTV化前提でコミカライズが先行し、映像化が実現したという点でとても幸福なケースだったと言えます。
 「豹マン」「魔神ガロン」「キングボンバ」「大海獣ゲボラ」など同じ事をやろうとして実現しなかった(しかも造形物やパイロットフィルムまで作られていた物もあったのに)企画というのは結構多かったですから。
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 さて、このネタを出した以上は避けて通れない作品があと一本あるのですがそれについては次の機会に。

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コメント

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タイムボカン24のナレーターが、ミラーマンのスーツアクターだってー。

ウルテイメイトフォースのミラーナイトの元ネタの初期型ミラーマンですね。これはこれでカッコいいですが、視界が見えにくいから変更になったんでしょうか。ミラーマンのスーツアクターがあの千葉繁氏だと分かり後で絶句しました。

No title

>光になれさん

 千葉繁氏は元々アクションアクター出身で、ミラーマンではインベーダー役、風雲ライオン丸では地虫忍者役などで出演しています。
 (地虫忍者の時には監督から「土中の穴から2メートル垂直に飛んでください」などという超人芸みたいな指示を出されて困惑されたとか)
 この他「特別機動捜査隊」をはじめとする当時の刑事物などでも顔出しの出演をこなしておられます。

 ベテラン声優と目される方々で昭和のアクションドラマで犯人役を演じていた人は意外と多く古くは加藤精三、大塚周夫氏、昭和40年代前半は納谷悟朗、内海賢治氏など、最近では中田譲二氏などがこれに該当します(なお中田氏は刑事ドラマでの主役経験もあります)