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思いでの少年ドラマから「赤外音楽」その1

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 思い出の少年ドラマシリーズから
実を言いますと先月に「ウルトラマンレオ」昨夜「キングコングの逆襲」そして来週の「帰ってきたウルトラマン」と連続して天本英世がゲスト出演する作品が連続しているのでこの機会に便乗してみようかという下心もあったりします(笑)

 前回紹介した「夕ばえ作戦」は昭和50年の春頃に一度再放送されていますが、それの後番組として放送されたのが今回紹介する「赤外音楽」(昭和50年)でした。
 実は本作は個人的に少年ドラマシリーズのSFのなかで最高傑作と思っています。

 従来、少年ドラマのSFというのはビデオ合成を主体としたちゃちな特撮とプロップ、当時のビデオドラマ特有のチープなセット(これは少年ドラマだけの話ではなくゴールデンタイムの大人向けドラマですら「ドリフのコントと大して変わらないレベルの書割」でした)
 それらの安っぽさを硬質且つシリアスなストーリーの力技で引っ張るというのが定番でした。
 その点、本作はビデオドラマの弱点を逆手にとって「見せるSF」としての作りにも意を用いているためトータルバランスとして非常によく出来た印象になっています。
 (とか偉そうに言ってますが本作の印象については基本「当時の私の記憶だけが頼り」なので記憶の改変も結構ありそうですが)

 ある夜、ラジオの深夜放送の曲名当てクイズを聴いていた主人公兄弟。ところが主人公にははっきりと「青きドナウ」が聞こえていたのに一緒にいた兄にはそれが聞こえていない。 翌日、学校ではあのクイズが放送事故だったのではといううわさでもちきりだったが主人公の他に同級生のガールフレンドも同じ曲を聴いていた事がわかり謎が深まる。
 やがてクイズの賞品と称する妙な小包が届けられるが、中身の機械からは「日曜日に東京タワーに行け」と言う音声が流れる。これも同席していた母親には聞こえていなかった。

 指定通りに東京タワーに行った二人はそこで同じ体験をした何人かの男女に出会うが、誰もがその不思議さに首をひねるばかり。
 やがて放送局の代表と名乗る謎の女が現れ、駐車場へ案内するがそこで待っていたのは窓に目隠しをした不思議なパネルバンだった。彼らは窓の無い荷台に押し込まれ謎の施設へと向かう事になる。 
 向こうに着くとそこは外が見えないガレージで、彼らは更に別のエレベータに載せられる。
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(アスキー出版局「NHK少年ドラマシリーズのすべて」39Pより引用)
 エレベーターは急上昇するが、その加速度と長い上昇時間から彼らの中の一人である雑誌記者(演じるは「特別機動捜査隊」レギュラーだった吉田豊明)は「このエレベーターは日本一の超高層ビルよりも高い所に上昇しているのではないか?」と指摘するのだった。

 と、ここまでが第1話か2話のストーリーだったと記憶しています。
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(アスキー出版局「NHK少年ドラマシリーズのすべて」39Pより引用)
 ここまでの舞台は学校の教室などの一部を除いてセットが全て「密閉された小空間」だけで展開しています
 更にバンの車内、上昇するエレベーターなどの内装が「すべて赤一色」そういえば最初に登場する謎の女も全身赤づくめの服装でした。
 この異様さが独特の「異世界感」を感じさせ、ヴィジュアル面での本作の大きな特徴となっています。

 余談ですが、冒頭に登場する主人公の家のリビングルームのセットも調度が近未来的な感じで印象に残っています。
 長くなりそうなので続きは次回に。天本氏もここで登場します(笑)

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