思いでの昭和ヒーロー・番外編「惑星から来た少年」

「動くな!スペクトルマンのウルトラ光線銃をお見舞いするぞ!」

 という前振りで前に取り上げた「探偵物語」の一編「惑星から来た少年」を取り上げたいと思います(笑)
 これが放映された翌年朝日ソノラマのファンタスティックコレクションでスペクトルマンを含むピープロ作品が一冊に纏められたことがあるのですが、そこでも本作の事がちらりとふれられています。

「工藤の所に誠(原文では「守」表記)という少年がやってきた。誠はバラモン星人にさらわれた姉の京子を助けてくれという。テレビのスペクトルマンの存在を信じる誠だが、工藤はその真剣さに負け仕事を引き受けた」
(朝日ソノラマ刊ファンタスティックコレクション「ピープロ特撮映像の世界」49Pより引用)
DSCN5578b.jpg

 大体のあらすじはこの通り。
 ここから先は私などよりも熱心なファンサイトなんかいっぱいあって、詳細に検証されていると思いますのでそちらを見る事(いや何より本編をきちんと観た方が良いか)をお勧めします。

 スペクトルマンもドラマの中の劇中劇として登場しますが
 「銀河系を支配する事ができる、宇宙にひとつしかない宝石を埋め込んだパンドラの箱を持つアンドロメダ王女。彼女を狙う暗黒バラモン星人(鳥類と爬虫類と哺乳類のハーフw)から彼女を守るためにスペクトルマンが活躍する」というのがこの劇中劇のストーリーですw

 本編で工藤と誠がラーメン屋でラーメンすすりつつスペクトルマンを観ている描写があるのですがチャンネルを切り替える直前の裏番組が「ベルサイユのばら」だったらしいので放送時間は水曜夜7時台。あれ?これって「ザ・ウルトラマンの裏番組でもあったって事か!?」
 当時は他に明訓高校が初の敗北を喫する弁慶高校と試合しかけていた頃の「ドカベン」もあった筈ですから視聴率的には相当な激戦区で放映されていた事になります(爆笑)

 それは置いておいて、
DSCN5579b.jpg

 リアルでは最終回ゴリとの戦いで蒲生譲二への変身能力を失ったスペクトルマンはゴリとラーとの最終決戦のあと宇宙に去るというラストでした。
 ですからネビュラ71帰還後、新たにアンドロメダ王女護衛の任務を負ったスペクトルマンが変身応力を失った反対給付として新兵器のウルトラ光線銃を受領、バラモン星人と戦うという設定だったとしても一応設定上整合性は取れる事になります。

(本放映当時スペクトルマン自体円盤に変形する巨大化バックルをはじめとした追加アイテムの強化案があったのも事実ですし)

 してみると案外単純に「スペクトルマン2」として本作を見るのもあながち不可能ではないかもしれません。

 それを別としても本作では劇中で衣装倉庫の中に風雲ライオン丸の地虫忍者のぬいぐるみがあったりとか、後に探偵物語の準続編ともいえる「探偵同盟」でソレナリー二探偵社の女探偵としてレギュラー出演する樹木希林が暗黒バラモン星人兼犯人役で登場するとか、冒頭で工藤に不吉の相を見る占師の役でZATの二代目副隊長を演じる三谷昇が出て来るとか、細かい点でも見どころが満載です。
 それから本編のキーとなる少年の役名は「荻野誠」とのことですが「おぎのまこと」と音だけ聞くと「孔雀王」の作者とおなじ発音になりますね。時代柄工藤ちゃんは「まこと?グワシの?」とか聞き返しますが(笑)

スペクトルマンはこれまでこのブログでも何度か取り上げていますが、まさかこのネタまで書く事になるとは思いませんでした。
してみるとTVKは偉大です。


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コメント

非公開コメント

そうそう

 そうそう(笑)
光山市交通局さん!完璧w完璧~工藤ちゃん風ww
しかし昭和54年11月にスペクトルマンとは・・・既に最終回の昭和47年3月から7年経過していて相次ぐ懐かしブームでもウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラ、ガメラは当時、再放送そして新作(アニメ/ザ・ウルトラマン、スカイライダー等)と作られましたがスペクトルマンは?
ウルトラマンはTBS、仮面ライダーはテレ朝と探偵物語の日本テレビ4chとは関わりが無く強いて言えばブースカw
で、この回~スペクトルマン放送時に出て居たゲストが出た回でもなく我々にとっては嬉しい?回ですが考えれば不思議な話かも。
前にもコメしましたが探偵物語は傷だらけの天使の後日談+各特撮物の後日談的な話も多く今回は確かにスペクトルマ2ですよね!
でプラスしてウルトラマンタロウの後日談(副隊長バージョン)、他にも水谷氏、岸田氏が出た回は傷だらけの天使2!であり岸田氏の方は怪奇大作戦3(傷だらけが2です)。
で傷だらけの天使と探偵物語の共通点が時代の末に作られている点。
傷だらけの天使は昭和49年つまり40年代末、探偵物語は昭和54年/1979年つまり70年代末・・・予告編で工藤ちゃんが80年もナンチャラと言っていますしw
ところで探偵物語の岸田氏~何と怪盗103号!
なんか103系を意識した?
この回は後半で出て来る道路清掃車が意外と良く細部がバッチリ映りトミーテックあたりでスケール化してもらいたいアイテムです。

Re: そうそう

> 星川航空整備部さん

 ピープロは時期的に「シルバージャガー」の企画がお蔵入りした前後でしたから、自社作品の切り売り的な形で露出を増やそうとしていたのかもしれないですね。少し前には電人ザボーガーのぬいぐるみが「恐竜戦隊コセイドン」で敵キャラに改造されましたし。

 怪盗103号のはなしは私も好きな一篇ですね。演じた岸田森の前半と後半の落差がとても楽しい(笑)
 こういう軽妙なアクション物は最近は本当に絶滅してしまいました。