「オリエント急行殺人事件」とOE88のはなし

1271197438.jpg

就寝前のレイアウト工作のBGV代わりにテレビに掛けている事が多いのが「オリエント急行殺人事件」のDVDです。
この作品を初見したのは30年近く前のある年の正月のテレビ放映の時でした。外国の鉄道物と言う事で当時日本の国鉄型以外に興味のなかった私だったのですが本作には一度観て酔っ払いました(笑)

 本作はミステリ映画でありながらサスペンスよりも画面の雰囲気を楽しんでしまう性質の映画だったと思います。
1236980592.jpg

 映画ではほぼ全編が列車の内部で話が進むのですがそれまで列車の個室といえばブルトレの個室寝台位しか知らなかった私にはヨーロッパの豪華列車の内装の作り込みの凄さと品の良さはかなりのカルチャーショックだったと覚えています。
 そして食堂車の豪華な事といったらこれまた新幹線のビュッフェのイメージしかない私の脳天を直撃してしまったりします。

1237301613.jpg
 さて、DVDで一番気に入っているのがスタンブールの駅からオリエント急行が発車するところです。
 移動カメラを巧みに使って発車前の高揚感を高めて行く所から発車の瞬間・画面の前を1両1両の客車が横切ってゆき最後に尾燈が暗闇の中に消え去ってゆく所までを長廻しのワンカットで見せており、このシーンだけ何十回見返したかわかりません。


 映画を観てから原作も読みたくなったのですが海外作品の常で翻訳者によって微妙なニュアンスが異なる事もあって気が付いたら出版社違いで3冊購入してしまう始末。当時の私がいかに入れ込んでいたかわかります(大汗)
1237067142.jpg


 そのオリエント急行ですがKATOのOE88が出た時に飛びついたのは言うまでもありません。ただ、映画では5・6両編成だったイメージもあって当時は増結セットには手が出ませんでした。

 当レイアウトでは実際になかった牽引機をいくつかセレクトして組み合わせてみたのですが手持ちのロコのなかで一番似合っていたのが8200(後のC52)でした(次点で同じ3シリンダのC53が挙げられます)他にはED53、EF210、C622、ひどい時にはスピリッツオブ76まで動員しました。
 今でもこの列車は年越し運転をはじめイベント的な運転では必ず使うので当線区での稼働率は思いのほか良い部類です。
 発売当時はずいぶんキワモノ扱いする向きも多いモデルでしたが案外実用性の高い編成かもしれません。

 私の個人的な思い入れですが、本作は「列車の旅」が社会の最先端でありそして優雅だった時代の匂いを感じさせる作品としてこれからも見返すであろう映画だと思います。

 今回の日記は3年ほど前のブログの加筆修正版ですが、今回こんな記事を上げた理由は近い内にメインブログで書くかもしれません(少し勘の良い方にはおおむね見当がつくと思います)



にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

No title

オリエント急行殺人事件というと、NHKでやってた「名探偵ポワロ・オリエント急行の殺人」や昨年のお正月にフジテレビの新春ドラマ特別企画として放映されたのを思い出しますが、フジのお正月ドラマではSL銀河を「オリエント急行に相当する架空の豪華寝台列車」に見立ててロケをしましたよね。

自分は「オリエント急行殺人事件」をミステリー映画として見る人間ですが、豪華なキャストに加え「雪崩で動けなくなった急行列車の車内で殺人が起きた。だが、居合せた人たちには犯行当時アリバイがあって誰が犯人になのか分からない…」というストーリーと「ポワロが暴いた真犯人」に驚かされましたが、記事にある「イスタンブールを出発するオリエント急行」のシーンは機会があればDVDで拝見したいです。

Re: No title

> 時間ですよ、しんこちゃんたびたび さん

 CXのオリエント急行~は全編は意外と原作に忠実だったのが面白い所でした。
 SL銀河を使ったのは冬季の休業期間がロケに使えたのと比較的雪の多い区間に持ち込みやすい事情があったのではないかと勝手に推察しています。

 NHKのデヴィッド・スーシェ版の方が結構原作の作風とは異なる解釈で新鮮に感じましたね。
 これまでの同作品の映像化ではあれほど怒るポワロと言う描写は見た事がありません。