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謎のドラえもん

 今回は思い出話ではありますが、実は読者の皆さんへの一種の「捜索依頼」でもあります。
 実は同じ内容を4日ほど前のメインブログでも書いていますがジャンルがあまり重ならないこちらでも出しておこうと思いまして。

 簡単に答えが得られるとは思わないのですが・・・
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 以前当ブログで「ドラえもんと鉄道模型」のテーマで一筆したためた事があります。
(リンクは以下に)
のび太のレイアウトのはなし
 そこで私が小学生当時に読んだはずの鉄道模型ネタを取り上げました。
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 当時の記事を自己引用すると


 ~確か「お座敷レイアウトを部屋に広げて自慢するスネ夫を羨ましがったのび太がドラえもんにミニチュア製造カメラを出してもらい自室に一大パノラマを現出させる」話だったと記憶しています。
 その際、ミニチュアカメラでのび太とスネ夫のミニチュアも出すのですが「ミニチュアの世界でも同じ様にスネ夫が鉄道模型でのび太を羨ましがらせていた」
 というレイアウトのミニシーンを思わせる落ちが付いていました。
これが描かれた当時は当然16番が主流でしたから恐らくエンドウの組み立て線路を念頭に置いていたレイアウトだと思われます~
 
(追記)
 冒頭でスネ夫が自慢していたのが鉄道模型だったのでカメラで最初に撮られるのは当然「電車」です。のび太が電車を手に取って「こまかいところまでそっくり」と感心し、次のコマではドラえもんが「電車だけじゃなくて線路や駅も撮ろう」「ついでに僕らの町の建物も撮ろう」と進んで行く部分、後に水野良太郎氏が「鉄道模型入門」で書いていたレイアウト造りの魅力を漫画化した部分に先行するイメージがあります。
 後の「のび太の模型鉄道」以上に「レイアウトを作る楽しみ」をごく素朴に表現していたと思います。

 とまあ内容的にはドラえもんのアイテムの中でも有名な「インスタントミニチュア製造カメラ」の一篇である事はお分かり頂けると思います。
 実は最近になって単行本未収録の作品も含めたドラえもんの全集が出ている事を知り、該当の作品がないか調べてみましたが、全く見つかりません。
 一応藤子・F・不二雄先生の作品のフルコンプリートを目指した全集だそうなのですぐに見つかると思ったのですが…
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 当該のアイテムは単行本の「夢の町のび太ランド」に登場しており大筋では同じような使われ方をしているのですが、私が覚えている作品は冒頭にスネ夫のお座敷レイアウトが登場するようにかなり鉄道模型、レイアウト嗜好の強い内容でしてある意味後の私の趣味にも大きな影響を与えている(と私自身思う)だけに再読できなかったのが残念でした。

 私の記憶違いと言う可能性ももちろんあるのですが「のび太ランド」では「生き物は写せない」となっていたカメラが当該作では「のび太とスネ夫のミニチュアを写している」と言う相違がある事、しかもそれが作品のオチに直結している点から見て単なる思い違いとは言い切れない点もあります。
 その他の手掛かりとして

 漫画の内容が小学校低学年向けだった
 当時は3色カラーで印刷されていた。
 総ページ数は6ページから8ページ前後

という所まで覚えています。
そこから導き出される私なりの仮説として以下の可能性が考えられます。

 1)小学館の学習雑誌、てれびくん、コロコロコミック以外の雑誌の掲載物だった可能性
  (或いは毎年夏と冬の二回出ていた「増刊号」に掲載されていた可能性も含む)
 2)当時の藤子先生以外の作者・アシスタントによる代作だった可能性
   (代作は全集には収録されません)
 3)何かの理由で大幅に改作されて「のび太ランド」になった可能性
 4)これも何らかの理由で封印されてそのままになっている可能性

 このうち2)の可能性ですが藤子・F先生が当時から鉄道模型のファンだった点から見て、自分の嗜好を反映させた作を誰かに代筆させたとは思いにくい所もありますし、当時の私の記憶でも絵柄に違和感を感じなかったので藤子先生本人の筆になる作だと思いたいところもあります。
 3)4)の可能性については内容自体に封印されるような理由が思い当りません。強いて言えばカメラの特徴が後の作品との相違がある事から読者を混乱させないために先行作となった本作を封印した可能性はあり得そうです。

 (因みに同じカメラは「幼稚園」誌上でも2ページ漫画として昭和45年頃に登場していますが「生き物を写す」描写はありませんでした)

 いずれにしても今回も壮大な空振りになってしまいましたが、できる事ならもう一度読みたいドラえもんであることには変わりありません。
 もしどなたかご存知の方が居られましたら情報をお願いします。
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コメント

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これは

 これは前に私が何かのコメで出したカメラの話ですね。
撮ると写真では無くミニチュアが出て来る~光山市交通局さんは昭和45年にと書いてますが正に、その時期で読んだ記憶があります。
これは・・・少し曖昧な記憶ですが小学館小学1年生の後半か2年生の前半だったと記憶しています。
変身ブームの前と言う事もありウルトラまたは怪獣物の付録がなくドラえもん、後は未来的?な乗り物や都市の絵が付録として幅を利かせて居た頃かと。
実は、のび太が本物ソックリと撮った電車の模型を手にした絵・・・確か灰色車体に南海ズームカー的なラインが引いて有り、この少し前に
山陽2000系アルミカーが出て居る絵本(本には単に山陽アルミーと記載)を見た直後でドラえもんで見た時は似ているなと思いましたから。
さて本題へ突き進むと~この話は封印される事柄はなく強いて言えば、このカメラは人間を撮ると・・・のび太のミニチュアつまりのび太の小さな分身?が出て来たカメラから出て来た描写がありました。
最後の絵ではレイアウト状になった街のミニチュアを前にドラえもんが君のミニチュアを探してみるのもと書いてあった様な?
単刀直入に、と言うか私の考えでは建物、乗り物がミニチュアで出て来るのは良いけど人間はと言う事が小学館サイドで何かしら問題となった。
人間を模型の様に出して、しかも動くと言うか分身的にミニチュア玩具的な・・・と言う描写からカットされている。
88年にジャングル黒べえが人種問題として封印された事から後年のコミックにインスタントミニチュアカメラもカットされた時期的には一致するかと。
ちなみにジャングル黒べえは86年夏(6月~7月)に東京では4CHで17時頃から再放送が有り黒べえ終了後はテレ朝でデビルマンの再放送が始まり、どちらも久しぶりの放送だったと記憶しています。
私はデビルマンはザンニンが最後を迎える回までは録画して今も持って居ますが・・・黒べえを録画しなかったのは失敗でした。
また再放送するかなと思いましたので。
以上、分りづらい文ですが記憶を頼りに書きました。

Re: これは

>星川航空整備部 さん

 情報ありがとうございます。これまで私以外に覚えている人に当たらなかったのですが、星川航空さんが覚えていてくれたのには大いに力づけられました。

 仰る様に封印の可能性は全くないとは言えないですが、同じ全集でこれよりデンジャラスな題材の「分解ドライバー」(人体切断・再構築という見様によっては江戸川乱歩並みの猟奇ネタになり得る話です)が再録されているので倫理面での可能性は幾分低くなった気がします。

 今回の全集では初出が一通りリストになっているので再確認してみたのですが、学年誌では特に欠落なく再録されていたのが意外でした。そこで増刊号などの単発ネタだった可能性が出てきました(今回の全集では増刊号のものはリストにありませんでした。当時の増刊号では「帰ってきたウルトラマン」や「ミラーマン」などのスペシャルもあったのでドラえもんも未発掘のオリジナルがあった可能性があります)

 「ジャングル黒べえ」私も観ていましたし、故郷では再放送もありました。ただ当時はビデオを持っていなかったのでエアチェックはできなかったです(涙)故郷では日曜朝11時からの放映だったのですが「お昼ご飯を食べながら観られる唯一のアニメ」だったので余計印象が強いです(笑)

 個人的には新オバQより突き抜けた作りで楽しめた記憶があります。そういえば確か黒べえのアニメは日テレ版ドラえもんとほぼ同時期ではなかったでしょうか。だとするとこの年の藤子アニメは何か呪われている気もしますね。

方倉、しのだとか?

初めまして、昭和ヒーロー列伝のほうをよく読ませていただいています。


要するに「のび太の模型鉄道」以前に学年誌か「テレビくん」辺りに似た趣旨の漫画が掲載されていて、
それを読まれた記憶があるのですね?

アシスタントの代筆というより、方倉陽二やしのだひでおの作品というセンもあるのではないでしょうか。
学年誌によくある特集記事の一環として、漫画の形で掲載することもありそうです。
あと、道具の設定が違っている点からしても、F先生本人でない可能性が大きいかと。

ちなみにF先生が事情でドラ本編の作画をアシスタントに代筆させた回(単行本も全集もママ掲載)は
途中から露骨に絵が下手になるので小学生当時の私でも気づいたほどですが、
これが方倉、しのだ辺りだと絵も構成力もしっかりしていますから気づかなくても無理ありません。


まあ究極の手段は、国会図書館だと思います(汗)。

No title

>yohさん

 遅ればせながらコメントありがとうございます。

 これまでの探索で問題の作品が全くヒットせず、当の小学館が見逃しているとは考えにくいので、最近では私も代筆・代作の可能性が高いとの考えに傾いています。

 となると絵柄の違和感の少なさと時期的な点から、よしだ忠氏かしのだひでお氏の作の可能性が高いのではないかと。

 ただ、そうなると現物を再読する方法がF先生のオリジナルよりも困難という事になりますね。仰る通り国会図書館辺りを漁るのが現実的なのですが、それでも初出誌が全く不明である点がネックになりそうです。