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劇用車に見るアクションドラマ・番外編「ルパン三世・カリオストロの城」

 劇用車に見るアクションドラマ、今回は番外編の搦め手です

 先日CSで放映されていた「ルパン三世・カリオストロの城」(昭和54年 東宝)から
 これのキャラウィールが出た時には心底驚きました(笑)

 ストーリーやその辺の感想については私なんぞが語るよりもっと適当なサイトがいくらでもありそうな気がするので割愛します。
 (だったらなんでウルトラQであそこまで入れ込む?)
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 で、ここからが本題。
 本作の冒頭のカーチェイスシーンはそれまでのアニメのカーチェイスのイメージを一新させるほどのインパクトがあった事には疑いの余地はないと思います。
 (テレビ版のいわゆる「青ルパン」もカーチェイスやスタントが豊富だったのですが60年代のアクション映画の引き写しのイメージが強く、本作ほどのインパクトはありません)

 その理由の一つとして「フィアット500」「シトロエン2CV」という見るからにカーチェイスに向かなそうな車種が大活躍するというマンガならではのセンスの良さがあります。
 (実車を使ってこれだけのシーンが作れたかどうか)
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 サスストロークの長い2CVの曲がりっぷり、RRゆえにエンジンむき出しで過給機を作動させるアクションが説得力を持つフィアット500と各車のキャラクター性を最大限に生かし
 コーナリングのシーンでは(悪漢の乗る「ハンバースナイブ」を含めて)FF、FR、RRの曲がりっぷりをきちんと描き分けているのが今見ても凄いです。

 CS放映でのインタビューにあったのですが、驚くべきことにこの入魂のカーチェイスを作画された友永和秀氏は現在に至るまで免許を持っていない程のクルマ音痴だったそうですが、監督の宮崎駿氏は大の2CV 党として知られていましたし、作画監督の大塚康夫氏はフィアット500に乗っていた事があるそうなので、作画の段階でこの両氏からの指導がかなり入ったであろうことは想像に難くありません。
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 本作でもう一つ印象に残るのが銭型警部が乗ってくる「ブルーバード410のパトカー」
 実は410ブルは前述のTV版でもマグマ大使並みの数の410パトカーがレギュラー扱いで大量に登場しスタントを披露しているのでその辺の流れもあるのかなと思います。

 ですが個人的には「銭型警部ならセドリック130後期形の方が似合うのでは?」とか思ったりします。
 あの当時無骨な弁当箱スタイルの後期形130よりもピニンファリーナデザインの国産車離れした流麗さの410を使いたかったという作り手の意図は確かに感じるのですが、40年経ってみるとやっぱり違和感を感じさせるところです。

 とはいえ、本作の影響か「TLVで410のパトカーが製品化された」のは嬉しかったのですが。

 余談ですがパート2に当たるいわゆる「赤ルパン」でも実はカーチェイスが印象的な「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」と言う一篇があるのですがここでルパンご一行が使う車と言うのが何と「スバルのサンバー」!
 このサンバーもフィアット500並みに大活躍するので未見の方には特にお勧めします。

 ルパンと言うとベンツSSKというイメージが付いて回っていたのですがアニメ版の車種選択のセンスはやっぱりすごい物があります。

 更に余談、かの「ノストラダムスの大予言」の併映として作られた実写版、通称「目黒のルパン」こと「念力珍作戦」でのルパンの愛車は普通に「フェアレディZ」でした(笑)
 フェアレディが「普通」に見えるくらいにルパンの車遍歴は凄い物があります。

 
 更に更に余談(笑)
 水曜ロードショーで本作を初めて観てそのカーチェイスに度肝を抜かれましたが、その30年後「まさかシトロエン2CV が活躍する実写特撮ヒーロー物」が登場する事になろうとは思いませんでした。
 「超光戦士シャンゼリオン」(平成7年 東映 TX)がそれで主人公の私立探偵涼村暁の足として2CVのベーシック仕様がレギュラー出演しています。


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